Dal★Shabet サンクスコンサート～発売記念前夜祭～ オフィシャルレポート（2/2）

トップバッターのアヨンは『Your Mean（너의 의미／あなたの意味）』を歌いながら、ゆっくり舞台の左、右、そして中央に戻り、しっとりと可愛く歌い上げる。また間奏では元気良くカワイイ笑顔を見せながらペンライトを大きくフルフルすると、まるで機械仕掛けのように歓声が大きくなっていく。拍手に見送られながらアヨンが退場すると、続いて登場したのはスビン。秋らしい黒のワンピースコートを身にまとった彼女は『Chandelier』を熱唱、その美声を会場中にとどろかせる。歌声に聴き入り、ペンライトを掲げたまま振ることを忘れてしまうファンが続出、会場はまさに魅惑のディーバの独壇場と化していた。

続いて舞台が暗転、舞台に1脚の椅子が用意される。何が始まるのかと期待が集まる中、ジャズ音楽が会場に響き渡り、真っ赤なセクシーワンピースを身にまとったジユルが登場。編みタイツをはいているが素足、いつもの元気で可愛いイメージとは異なる超絶セクシージユルが、『Chicago』の『All That Jazz』に乗せてセクシーダンスを繰り広げ、ファンの視線を釘付けにする。拍手喝采が鳴り止まぬ中、今度はカウンが登場。ボーイッシュなパンツルックで舞台に腰掛け、レイチェル・ヤマガタの『Be Be Your Love』を熱唱、独自のハイトーンボイスで大人の魅力を見せつけ、最後はかわいく笑顔でキメてファンを魅了していた。

続いてはウヒ。体のラインがはっきりとわかる黄色のセクシー衣装、夜はカジュアルなデニムのホットパンツ姿で登場した彼女は、『Ghost』を熱唱。ゆっくりと左右に舞台を歩きながら、しっとりと歌い上げてファンを魅了していく。その大きく魅力的な瞳に吸い込まれるかのように、ファンはうっとりしながらペンライトを揺らしていた。そしてソロステージの大トリを担うのはリーダーのセリ。セクシーかつダイナミックなダンスはまさに彼女の真骨頂。金髪を揺らしながら極上の表現力で幻想的で美しい世界を作り上げる。そんな魅惑のダンスパフォーマンスで、ソロ舞台の有終の美を飾った。

ソロステージが終わり、いよいよ今日のクライマックス。今日のコンサートは日本デビューシングル『Hard 2 Love』のステージ初お披露目の場。ファンの期待も最高潮に達している。そして可愛いチアリーダー風の衣装を身にまとったDal★Shabetのメンバーが登場！ 可愛く元気に“ドキドキ”のダンスを繰り広げる。ファンもペンライトを振りながら、彼女たちの振り付けを真似して一緒に踊り、夜のステージでは早くも掛け声が完成していた。日本デビュー曲ということで、韓国のデビュー曲『Supa Dupa Diva』のようにキュートなイメージを活かしたという今回の新曲。Dal★Shabetのメンバーは、胸で大きくハートを描き、Darlingにトキメキと甘酸っぱい気持ちを伝え、愛情たっぷりの投げキッスでファンを完全に虜にしていた。

会場中に“Dal★Shabet”コールが響き渡る中、アンコールがスタート。ラストナンバーは元気いっぱいの『있기 없기（ありなし）』。会場のファンがメンバーと一緒にダンス、時にはジャンプをしながら割れんばかりの歓声をおくり、会場を揺れ動かすほどの最高の盛り上がりを見せる中、発売記念前夜祭コンサートは感動のフィナーレを迎えた。

日ごとにファンとの連帯感が増し、その盛り上がりは止まるところを知らない。昨日も会ったけど、今日も会いたい、明日も会いたい、これからもずっと会いたい、そんなメンバーとファンの気持ちが会場を埋め尽くす。10月29日からスタートした新曲のプロモーションイベント「Dal★Shabetづくしの9日間」もいよいよ後半戦に突入、発売当日のタワレコ渋谷店でのミニライブ、そして名古屋、神戸でのコンサートを残すのみとなった。最後の最後まで、みんなでひとつになって楽しく盛り上がる、そんなDal★Shabetとファンの楽しい時間がこれからもずっとずっと続くことを願わずにはいられない。
（完）←前頁へ