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2013年4月9日19時38分 火曜日 【レポ】「2013 JYJ Concert in Tokyo Dome~The Return of the JYJ~」in 東京ドーム(2/5)

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ジュンスは、ソロステージで歌唱力に磨きをかけ、抜群の切れのあるダンスを見事に披露した。3人でダンスナンバーを踊ったあと、そのままハイクオリティなダンス曲を続けて歌い続けるジュンス。はじめて、ソロステージを見た人は、きっとジュンスの圧巻なステージングに目を見張ったことだろう。

ダンスナンバー『Breath』『UNCOMMITED』『Tarantallegra』などのすごいダンスナンバーに息を飲み、さらに会場染みいるように歌い上げた絢香のカバー曲『みんな空の下』。
この曲は、ほぼ前半は、アカペラで歌いドームにジュンスの声だけが響き渡った。そして、途中から、アコースティックギターが加わり、しっとり気持ちを伝えるように歌いあげた。
会場では、その歌に入り込んでいったたくさんの人が感動の涙を流していた。

ミュージカルで培った歌で気持ちを表現し伝え、人を引き込んでいく見事な歌唱力をみせつけた。そして、JYJの中では、最初にソロアルバムをだし、勝負に挑み大成功したジュンスの姿がここにあった。間違いなくJYJとしてのレベルの底上げの力になったのが、ジュンスだったと思う。

そして、続いてソロアルバムをだしたジェジュンも自身が大好きなロックを聴かせた。この人の声は、7色の声を持つといわれているが、JYJで歌っている姿とまた違い、ロックもとても似合う。初日、ちょっと調子が悪そうなかんじも見受けられたが、持っている技量でカバーして歌っていたように思えた。3人での相乗効果か、2日目以降調子を上げ、本来のジェジュンの持ち味の美しい声を輝かせていた。

デビュー前からロックが好きだったそうで、コンサートでもソロになるとロックを選んでよく歌っていたジェジュン。自分で作ったソロアルバムも大好きなカラーにしたのだろう。その中で、ユチョンが一番大好きだと語り、初めて聴いたあと飲みに行ったと話してくれた『One Kiss』をはじめ、タイトル曲『Mine』などを、美しくそして格好良く披露。

今回、カバー曲は、ジュンスがジェジュンに歌って欲しいとリクエストしたという、中島美嘉『Glamorous Sky』、この作曲は、ラルクのHYDE作曲だが、最終日、本人のHYDEも見に来てくれていたようだ。この歌も、自分のものにしていて、とても似合っていたため原曲がジェジュンが歌っていたかのような錯覚に陥るほど、印象的だった。

ユチョンは、ソロアルバムを出していないので、自作曲『彼女と春を歩く』の初お披露目となった。この新曲は、3年間待ってくれたファンに対する感謝の気持ちを綴り、「ありふれた言葉で愛しているって言ったら、そばにいてくれる?そばにいて…。決して君から離れない。」と語りかける歌は、ユチョンらしい感性あふれる歌詞が散りばめられている。躍動する春のときめく感じを込めた曲となっており、爽やかなメロディでとてもユチョンらしい曲だった。

カバー曲は、ソフトな魅力ある声で語りかけるように歌うユチョンらしい選曲で、安全地帯の『Friend』、ユチョンが大好きだという福山雅治の『最愛』、そして、韓国曲キム・ドンリュルのバラード『古い歌』、ユチョンの甘い声がマッチして、本当に味わいがあり上手かった。こういう聴かせるバラード曲は、ユチョンのもつ魅力がいっぱいひろがり、彼女に歌ってあげる時はきっとユチョンはこんなふうに優しく語りかけるように歌うんだろうと想像してしまうほど、うっとりと聴き惚れてしまう。

キム・ドンリュルのバラード『古い歌』は、ユチョンが歌詞に共感したから選曲したと言っていた(共感と好感の日本語がわからず、ステージから会場にむけて言葉を教わりながら説明)。
歌詞を一部意訳抜粋すると
「偶然見つけた古いテープの中の歌を聞いた 下手なピアノ いきいきとした声 数々の思い出に微笑を浮かべた。…古いテープの中に その時の僕が本当にうらやましくて 懐かしくて 泣いたり笑ったり ただひたすら この歌をただ聞いていた バカみたいに。君が去って ウソのように時間が経って 君にそうだったように人々の前で 僕の歌を聴かせるようになった。本当に愛していたって つらかったって 恋しいって  僕たちの過ぎ去った思い出にもたれながら歌うたびに ・・・」といった歌詞。
ユチョンがファンへ伝えたかった言葉がたくさん詰め込まれていて共感したのだと思う。

ユチョンは、ふたりのように、ソロライブをやっていなくドラマが多かったので、しばらくぶりに聴いたユチョンのソロで聴いた生の歌声だったが、伸びのある声で、歌いあげ、大人の魅力が加わり以前より歌に磨きをかけていたように思う。

3人とも、それぞれひとりずつが出来ることを歩んできた成果をここで、見た気がした。
(つづく)→次頁
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