韓流Mpost

東方神起が、日本デビュー１０周年記念ツアー「ＷＩＴＨ」ファイナル公演を東京ドームで4月1日-2日と行った。

両日とも、東京ドームを埋め尽くし、３時間半のライブを圧倒的なダンスパフォーマンス曲、バラード曲、そしてトークでは抜群の日本語の語学力を活かし、多彩な構成で観客を引き込んでいった。
今回のドームツアーは全国５都市１６公演で約７５万人を動員。
いま、５大ドームを毎回埋め尽くし、これだけ動員できるアーティストはそうはいないだろう。

デビュー10周年を迎え、オーラスとなる2日、「WITH LOVE」の曲の時、サプライズイベントで発光型リストバンドによってスタンド客席に「TOHOSHINKI 10YEARS」の文字が東京ドームの客席に浮かびあがり、さらにスクリーンにはファンやスタッフのコメント付きの写真のサプライズ映像が流れた。チャンミン、ユンホ（以下ユノ）は、これに涙、涙。号泣したユノは、「幸せな時にしか泣かないと決めていたのに…。今日は皆さんのおかげで幸せでした」と幸せいっぱいの顔でコメントした。嗚咽するほどの号泣するユノを見たのは、初めてだった。きっと、10年やってきた思いも走馬灯のように駆け巡ったのだろう。

そして、ユノは「これをいつ言うかずっと悩んでたんですけど、実は、東方神起の単独ライブツアーではしばらく会えないと思うんですけど、今まで応援してくださって本当にありがとう。。。また、このステージで皆さんに会うから、元気で待っててください！僕が「ただいま」って言ったら、みんなは「おかえり」って、必ず言ってください！約束だからね！」」と韓国での兵役の入隊を示唆するコメントをした。自身の口からちゃんとファンに伝えたかったのだろう。

チャンミンは、「スタッフのしわざで。いつも僕が文句言ったり怒ったりすることもあるのに、今、スタッフさんの笑顔の映像を見て、悔しいけど涙が出てしまいました。しばらくは東方神起の単独ライブとして会えないんですけど、また会える場所が、できればここ東京ドームで皆さんと再会できればうれしいです。特に夢もなかった少年に夢を与えてくれて、皆さんに出会ったのは僕の人生の中で一番のプレゼントだと思います。本当に幸せでした。」
そして、「必ず戻ってきます」と力強く伝えた。

ダブルアンコールとなった「ウィーアー！」で会場とさらに一体となり最高な盛り上がりを見せ、「Somebody To Love」ではユノの渾身の「ありがとうー！」がドームに響きわたった。

ダブルアンコールのあと、なりやまない東方神起コールに、ふたりが応えトリプルアンコールで再登場。
チャンミンは「今のタイミングに合う曲で、時間を止めて皆さんと一緒にいたいなあと思うんですけど」と、ふたりが最後に選んだ1曲は「時ヲ止メテ」だった。
ふたりとも丁寧に心を込めて歌い、チャンミンの見せ場の高音を伸ばすフレーズでは、透き通ったハイボイスがドームを突き抜けた。どれだけ声が伸びて続くんだろうと息をのんで聴き入った。見事な高音のその歌声に、観客から歓声があがった。ひとつずつの言葉をかみしめながら歌い込むふたりの「時ヲ止メテ」が日本での「ＷＩＴＨ」ファイナル公演のラスト曲となった。

チャンミンが最後に韓国語で、韓国から応援にきたカシオペアに「또 만나요(トマンナヨ)｣、そしてユノが「また会いましょう」と言う言葉を伝えステージを終えた。
まだ冷めやらぬ余韻をかみしめながら、「また、この場所で」とファンもきっと胸に刻み、東京ドームを後にしたに違いない。魅力あふれる二人がさらに男っぽくなって磨きがかって、またこの場所に立っている姿を想像しながら・・・。