そして、イベントですごかったのは、初日は、アンコール「Forever」のとき、会場がアリーナ、スタンドとそれぞれパート分けされ、各メンバーのカラーに切り替わり、会場がレインボウになって、本当に見事だった。
最終日のイベントは、アンコール一曲目で、公式の白いペンライト一色に統一して、会場を白いペンライトでキラキラ輝かせた。
2PMの場合、いろんなカラーで応援するために、逆に一色になることの方が珍しいので、会場がホワイト一色になったときは、圧巻だった。
そして、Wアンコールでは、Jun. Kが日本のファンのために作った曲「離れていても」で、シンボルカラーの黒の風船で、会場が埋め尽くされた。これまた観客全員が持つ黒い風船は、ドームならではの圧巻さがあった。(普段は、この曲は、Jun. Kが、作ってくれたということで、Jun. Kのシンボルカラーのピンク色に会場が染まる)
これを見たメンバーは、かなり感動したようで、みんなウルウルしていた。
両日とも涙だったチャンソン、最終日での最後の挨拶でかみしめるように、「イベントの準備してくれてありがとうございます。
いつも考えるんですけど、僕たち未来の不安がいつもあります。でもここまできて振り返りましたけど、どんな努力を全力でしても、ここまで来ることができたのは、すべてみなさんのおかげです。ほんとにありがとうございます。ここにいるみなさんがいれば未来の不安はないです。本当にありがとうございます。サランヘヨ」
そして初日は泣かなかったテギョンが涙、涙で、途中しゃべれなくなって後ろを向いてしまって、泣いていたチャンソンがテギョンをなぐさめにいって肩をたたいて、ニックンが涙を拭くためにタオルをもっていってあげるという心温まるシーンもあり、「日本デビューの時からドームまで、かかさずライブに来てくれた方に感謝します。ドームでライブができたのは僕達の力ではなく皆さんの力です」と涙で途中言葉がとぎれると、となりのジュノも肩をたたいてあげていた。男泣きするテギョンがとても印象的だった。
ジュノも「楽しかったですか?いい感じですか?」と元気に言ったあと、ウルウルして「いつも皆さんから身に余るほどの愛をもらっているのにいつか消えてしまうんじゃないかと不安になることがあります。僕達を照らしてくれのは皆さんです。皆さんは音楽をやる理由です。生きる理由です。もっと大きな愛で皆さんを包み込める存在になりたいです。いろんなペンライトでイベントもやってくれて、今は同じペンライトでみんなひとつになった気がしてほんと幸せでした。皆さんがいて僕達がいます。サランハムニダ」と素敵なコメント。
Jun. Kもすごく感動している様子でウルウルしていて「今日、お母さんと弟が初めて海外のコンサートにきてます。」と報告。
そして「ここで皆さんに2つの事を約束します。1つ目は、皆さんの大きな愛を絶対に忘れません。2つ目は、僕は死ぬまで心と魂を込めた歌を皆さんに聴かせます」と力強く話してくれた。
ウヨン「僕達にとって日本での目標は東京ドームでした。まだ信じられないですけど、僕達と皆さんは今、ここにいます。皆さんのおかげで夢を叶えました。これからももっと大きな夢に向かって頑張ります。いつでもどこでも皆さんと一緒に。皆さん、今日もサンキュー!」
ニックン「皆さんが綺麗です。たった2年でこうやってドーム公演ができるのは信じられないです。僕にとって大事なのは、家族、メンバー、夢、努力、スタッフ。一番は、綺麗な皆さんです。いつも皆が僕の誇りでしたが、もっともっと努力して皆の誇りになります。またドームで会いましょう。」
このあと、ジュノが韓国から来てくれたファンにもハングルで「韓国でも、もうすぐカムバックします、待っていてくれてありがとう」といったようなコメントをすると韓国のファンが嬉しそうに歓声をあげていた。やはり、遠くからわざわざ来てくれたファンを気遣えるところはさすが。
そして、花道をそれぞれ散りながら挨拶してまわっていて、画面にメンバーがひとりずつ映し出されると会場からメンバーの名前をひとりずつ叫び、自然にわき起こる2PMコール。
印象的だったのは、テギョンが最初にセンターステージに戻るとうしろを向いて、スクリーンに映るメンバーをじぃっと眺めて、感慨深そうにしていた。きっと、それぞれメンバーを見ながら、いろいろな思いがめぐり、たくさんの思い出を感じているような背中だった。
最後まで、花道を挨拶していたニックンは、深々と頭を下げながら挨拶をしていた。そしてメンバーが待つセンターステージにかけていくと、ハングルで「僕のせいで、たくさん大変でしたよね」と大粒の涙を流し言葉に詰まると、ジュノがニックンを抱き締めてあげていた。そして「待たせてごめんなさい。僕のことを信じて愛しくれてありがとうございます。」と涙、涙の挨拶をすると、メンバーがみんなで円陣をくんでニックンを抱きしめるという温まる光景でドームの幕をおろした。
このコンサートタイトルとなった2月にリリースした2nd アルバム「LEGEND OF 2PM」は、念願のオリコン週間ランキング1位となり、まさしく、2PMにとって2PMファンにとってレジェンドになった東京ドーム公演の2日間になったに違いない。