4月4日(月)、NMB48梅山恋和の卒業公演『NMB48 TeamM「恋は突然やってくる」公演 梅山恋和 卒業公演』が大阪・難波のNMB48劇場で開催されました。
2016年に5期生としてNMB48に加入した梅山は、2020年1月にソロコンサートを実現し、同年8月には23rdシングル「だってだってだって」で初のセンター(同期の山本彩加とのWセンター)に抜擢されました。新時代のエースとしてグループを牽引してきたが、今年1月に卒業発表を行ない、ラストシングルとなる2月発売の26thシングル「恋と愛のその間には」では同期の上西怜とWセンターを務め、オリコンランキング1位を獲得。3月26日のロームシアター京都での卒業コンサートも大成功を収め、この日、奇しくも初選抜入りした18thシングル「欲望者」の発売日と同じ“4月4日”にNMB48としての最終活動日を迎えました。
卒業公演となる本公演の出演メンバーは、安部若菜、梅山恋和、川上千尋、塩月希依音、上西怜、出口結菜、原かれん、本郷柚巴、前田令子、李始燕の10名。「RESET」に始まり、「夏の催眠術」「恋愛サーカス」、ユニット曲「逆転王子様」、「Green Flash」、アンコールには梅山と上西のWセンターとしては最後の披露となる「恋と愛のその間には」など全14曲を全力パフォーマンスで魅せました。
オーディション、5期生お披露目、研究生公演、カトレア組公演、正規メンバーへの昇格、初選抜入り、ユニット“LAPIS ARCH”、ソロコンサート、初センターの「だってだってだって」、“NAMBATTLE”、2度目のセンターとなった「恋と愛のその間には」、そして卒業コンサートまで、梅山のこれまでの奇跡を辿る思い出深い映像が流れた後、ピンクのドレス姿の梅山がステージに登場。同期(5期生)の小嶋花梨と中川美音と上西怜、梅山と仲の良い本郷柚巴も登場し、梅山を囲む形で5人で「太陽が坂道を昇る頃」を歌唱。歌い終わった後、「研究生の時にいただいた曲で、私自身、すごく思い入れのある曲で、大好きな曲なので最後に歌わせていただきました」と最後にこの曲を選んだ理由を明かしました。
そして、本郷の「梅山恋和ちゃんの卒業セレモニーを始めます」という言葉を合図に、TeamMのメンバーたちもステージに登場。山崎亜美瑠が描いたイラストとメンバーたちのメッセージが書かれた色紙が手渡され、原キャプテンが「恋和さんがNMB48として活動されてきた証、金のプレートを劇場のロビーに飾らせていただきます」と、梅山の名前と今日の日付が入ったプレートを見せると「この日が来てしまいました」と感慨深げな表情を見せました。
「12歳でNMB48に加入して約6年。本当に濃いアイドル活動をさせていただきました。振り返ってみると、楽しいこと、うれしいことがいっぱいありました。でも、悔しいこともいっぱいあって、ひとりでお風呂で顔パンパンになりながら号泣したのもNMB48だし、メンバーといっぱい笑い合って楽しいことをしたのもNMB48でした。もう逃げ出したいって思った時もいっぱいあったんですけど、周りにはいつも刺激を与えてくれるメンバーがいて、負けず嫌いというのもあったので、“私も頑張ろう!”ってめっちゃ思いました。本当にこの6年間、周りの環境に恵まれたと思っています」とメンバーに感謝。そして、「正直、アイドルに向いてないなって思った時もいっぱいありました。でも、いつもファンの皆さんが“自分の推しメンだよ”って、いっぱい褒めてくれたり応援してくれたから、自信をもってアイドル活動をすることができました」と、続けてファンにも感謝の気持ちを伝えました。
「この世界に入って気づいたことがいっぱいあります。“努力した分、絶対にどこかで必ずチャンスが舞い降りてくるんだな”って。それが小さなことか大きなことかはわかりませんが、絶対に報われる時が来るんだなって思いました。なので、8期生のみんなも今、すごく大変な時だと思うんですけど、めげずに頑張ってほしいと思います」と後輩たちへ力強くエールを。
さらに「本当に、皆さんに応援していただいてすごく嬉しかったです。たくさんアイドルグループがいる中で、私を見つけてくれてありがとう!約6年間、たくさんの愛情をいっぱいありがとうございました。皆さんのことをずっとずっと大好きなので、体調に気をつけて元気でいてください。ありがとうございました!」と、溢れ出す思いを言葉にして届けました。
その言葉を受けて、メンバーを代表して原キャプテンが「TeamMのメンバーにも、NMB48のメンバーにもいつもニコニコしてくださっていて、いつも優しくて。歌やダンスが苦手だったというのが信じられないくらい、リハーサルでも本当に完璧で。TeamMで『恋は突然やってくる』公演で恋和さんと一緒にステージに立てた回数は少なかったんですけど、ずっとずっと恋和さんが見せてくださった背中を忘れません。そして恋和さんのこともずっとずっと忘れません。本当にありがとうございました」と感謝とねぎらいの言葉をかけました。
最後は梅山が1人でステージに残り、「この花冠、お母さんが作ってくれました(笑)。皆さん、幸せでいてください。感謝の気持ちでいっぱいです。幸せに生きてくださいね。何回言うねん!って感じですけど(笑)、ありがとうございました!」と、最後まで“恋和スマイル”をファンにしっかり見せて、卒業公演の幕が下ろされました。