《読者のKNさんより、レポが届きましたのでお届けします。》
5月18日(日)にZeppダイバーシティ東京で行われたM.I.Bのライブ“M.I.B Crazy Live in 2014-Boom!Boom!Up!”に参加してきました。4月に2集『The Maginot Line』でカムバック以来、東京での単独公演は初めてだったので、期待して行ってきました。
1曲目の『G.D.M』から「こんなもんかよ、東京よ~」というカンナム(やすお)のあおりがあり、続く曲も『Who’s Next』『모두 다 뻔해』とお馴染みの曲が続いたので、一気に会場は熱気ムンムン。心配していたYoung Cream(ヤングクリーム)の腕の怪我もだいぶ回復してきているようで安心しました。
第一声で早速、日本育ちのカンナム(もちろん、日本語ベラベラ)がきれいな日本語で「どうもみなさんこんにちは。韓国から来ました、あっ、」と言ったところで、あえて外人なまりを入れて「どうも、みぃなさん、こんにちわ、お~、韓国から来ましたぁ、Hip-HopグループMIB!」と言い直す小技を入れてきて、みんな大爆笑。続くSIMS(シムス)は「SIMSはいつもプルプル。」といういつもの発言で、Young Creamは途中まで日本語で頑張っていましたが、最後は完全にあきらめモードになりながらも「みんな愛してる。」と挨拶。
5zic(オジク)は「今日僕は喉がかれています。」と言いながらも、「今日のライブが終わった時、僕の声がつぶれるくらい遊びます。」と言うと、会場も声援で応えました。この勢いで、SIMSとYoung Creamがいつもの日本語混じりフリースタイルを見せてくれると、『Who Am I』へ。こちらもライブでは盛り上がる曲なので、会場の熱気もさらにUP。
すると今度はVTRです。スタジオでのリハーサルの様子を映した短いVTRでしたが、普段こうやって練習してるんだ~、というのがわかって、さらに4人のいたずらっ子な感じとか仲の良さが垣間見えておもしろかったです。
続いて『나만 힘들게』『낙화(落花)』でちょっと落ち着くと、5zicが愛について熱く語り始めます。昨日の大阪でも言ったそうですが、「愛は何よりも偉大だ。愛は変わらない、人は変わるんだ。」という内容で、あんまり真剣なので、こっちまでちょっと照れてしまいましたが、カンナムからも「あなた何があったの?あなたの人生何があったの?大丈夫?(笑)」というツッコミが入っていました。
その後は「LOVE」が合言葉になり、カンナムがSIMSにいつもの感じで「一言言っていい?汗かきすぎだよ!!」と言うと、5zicの「LOVE」の言葉で「(優しく)一言だけ言います、汗かきすぎだよ^^」と言い直し、ちょっと厳しめにカンナムがYoung Creamに「キョロキョロキョロキョロすんじゃないよ、バカ!」と言っても「LOVE」の言葉を聞くと「キョロキョロキョロキョロしちゃだめでちゅ!」と言う、一連のコントのようなノリになっていきました。
それでもまだ言い足りない、といった様子で5zicがさらに片手でハートを作りながら、「これは愛じゃない。」、そしてカンナムにも片手のハートを作らせて「これも愛じゃない、でも(2人のハートをくっつけて)これが愛だ。」と言うと会場からも拍手と歓声が。
そして続けて「みんなが僕たちを愛してくれて、僕たちがみんなを愛してるから。」と言ったのをカンナムがお馴染み「牛丼が食べたい。」と訳し、5zicから「牛丼じゃなくて(笑)。牛丼凄い、でも今は違う!」とツッコミが入ると「僕たちがみんなを愛してる、みんなが僕たちのことを愛してくれているから、だからこれが愛だ。」と今度はちゃんと訳してくれると、「気持ち悪いとか思わないでください。次の曲がこういう曲です。2人で愛する、そういう意味の曲です。」と言って『더치페이』へ。
曲が終わるとSIMSが「今日はプルプルがしゃべります。プルルンって呼んでな。今から後半戦入るけど、プルルン暴れるけど、準備はいいですか?」と着々と回を重ねるごとに上達している日本語でMC。
しかしここから「Creamさん準備はいいですか?」、(Young Cream)「準備はいいですか?」、(SIMS)「5zicさん準備はいいですか?」、(5zic)「準備はいいですか?」、(SIMS)「やっちゃん準備はいいですか?」、(カンナム)「準備はいいですか?みなさん準備はいいですか?」(会場)「準備はいいですか?」と全員がずっと質問で返すという、不思議な日本語の空間が生まれカンナムの「この会場は確実に日本語がおかしい。みんなおかしいよあなたのせいで。準備はいいですか?準備はいいですか?ってそれはおかしいよ。僕は言いたい。君の表情もおかしいが、言葉もおかしい。」というツッコミで、(ここでは省略しますが)Young Creamの問題発言(笑)へ。
8曲目の『Celebrate』でこのまま盛り上がっていくのかと思いきや、今度はカンナムが「ししししっ、おはようございます、今は朝の7時でございます。生放送でございます、イジリーやすおでございます。」とあの寝起きドッキリ風、楽屋訪問をスタート。
楽屋の様子などがスクリーンに生中継されましたが、最後はカンナムの生トイレでオチがついたところで、次の曲『M.I.B가 나.가.신다』が始まります。
会場の扉から登場してきたメンバーに会場は大興奮。『Money In the Building』『난장판』の後では、カンナムが5zicの胸のあたりをつつきながら「チチチ、筋肉♡」と言って会場を沸かせると、今度は「やすおくん準備するんで」といって四つん這いになると、次の曲『끄덕여줘!』のイントロで5zicがカンナムの背中を鍵盤に見立てて弾く、というパフォーマンスで、またまたファンを喜ばせてくれました。
ここでVTRになり、4人からファンに対する手紙が読まれました。
5zic、SIMS、Young Creamは至って真面目な内容でファンに対する思いを伝えてくれましたが、カンナムに関しては途中から怪しい感じが漂い始め、「人前でしゃべったり、ふざけたり、踊ったりすることが苦手なんです。」という部分を妙にアピールするので、これは何かある、と思ったところで、「つけまつけま~」とはじまり、きゃりーぱみゅぱみゅCreamが登場。
あまりのかわいさに全く違和感がなくて、最初はYoung Creamなのかよくわかりませんでした。
続いてはピンクのうさぎの着ぐるみ5zicと青いくまの着ぐるみSIMSが登場し、ステージは一気にメルヘンな世界に。最後にきゃりーやすやす(カンナム)の登場で、『つけまつける~インベーダーインベーダー』のメドレーにのせてパフォーマンスが披露されました。
カンナムもかなりかわいかったですが、振り切ったダンスで沸せてくれました。
続いては“5zic TV”と題されたVTR。スタジオのミキシングブースのようなところで5zicが自撮りしながら、最初は今まで作った未発表の曲(結構かっこよかったです)をかけて話していましたが、最後に教えてくれた自分のタトゥーが「永遠のように夢をみて、今日死ぬように生きる」という意味だ、という話がとても印象的でした。
ラストスパート、『놀고들 있네』『강강수월래』と続くと、Young CreamとSIMSビートボック対決をすることに。結果は引き分けで、「ビートボックスはできない」と言いつつも、5zicも挑戦。「カンナムさんが待っているから」と言って『M.I.B가 나가신다2』へ。途中で会場にカンナムがサプライズで登場し、練り歩きながら盛り上げます。
最後は(Young Cream)「なんて日だ!」、(SIMS)「愛は運命より強い、一期一会」などそれぞれ準備した個性的な挨拶をしてくれて、最後、愛先生こと5zicが「みなさん愛は本当に素晴らしいものです。何よりも。お互い愛しましょう!」とかっこよく締めようとして、言い間違えたところに横からYoung Creamが「お互い愛しましょう!」と綺麗に言ってしまったので、すねた5zicが「カンナムさん、お疲れ様です。」と言って帰りそうになる場面もありつつ、最後はまたしてもYoung Creamの問題発言(笑)で会場全体が結束し、大爆笑の中、最後の曲『들이대 (Men In Black)』へ。
「M.I.B」コールのアンコールに応えて、『너부터 잘 해』を歌うと、SIMSが一発芸を披露することに。言葉では表現しづらいですが、何かにょろにょろした感じのブレイクダンス(ワームと言うらしい)を披露。
いまいちすごさが伝わらないところで、5zicがかなり力技の倒立をして、会場を沸かせ、すっかり持っていく形に。
腕を怪我しているYoung Creamははにかんだスマイルを見せ、楽しい雰囲気のところに、今度は何やら重々しい感じでカンナムが「発表しなくてはならないことがあります。」と思わせぶり発言。こみ上げる涙を抑える感出しまくりの雰囲気で、会場は「何かヤバい!」という空気に飲み込まれ、みんな「うそ、なに?やだ。」とどんどん不安になっていったのですが、結果、カンナムのお茶目なドッキリで「7月にライブが決定した」という発表でした。
カンナムの演技にはかなり騙されましたが、そう言われれば、5zicの泣いてる演技がちょっとわざとらしかったような・・・。
ドッキリの緊張からの解放もあって『치사BOUNCE』はかなり盛り上がりました。
これが最後の曲の予定だったみたいですが、サービス精神旺盛のM.I.Bは、1曲追加で『G.D.M』をもう1回やってくれました。それも今度はSIMSがカンナム、カンナムが5zic、Young CreamがSIMS、5zicがYoung Creamとパートを変えてくれて、これがまた良かったです。
M.I.Bは4人それぞれがいいキャラで、5zic、Young Cream、SIMSのボケにカンナムがツッコむという、お笑いグループのようなはっきりした役割分担で、MCもしっかりリハーサルしてるんじゃないかと思うほど、毎回コントのようで楽しいです。
カンナムがいることによって韓国のグループっていうことも忘れてしまう瞬間もあったり、韓国ファンでなくても十分に楽しめるライブになっています。曲も他のアイドルグループとは一線を画す、本格的なHip-Hopで、だからといってとっつきにくい感じではないので、もっとたくさんの人に聴いてほしいと思います。7月のライブも今から楽しみです。
以上
KNさんの臨場感いっぱいのレポでした。ありがとうございます!
皆様も、素敵だったライブの感想、レポをお送りくださいね。
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