2月3日(金)パシフィコ横浜 国立大ホールにてチ・チャンウクの来日公演『2023 Ji Chang Wook Fan Meeting<Reach you> in YOKOHAMA』が開催された。昨年末に大阪で行われた3年ぶりの公演に続き、久しぶりの首都圏での開催とあって、チケットは完売。その変わらぬ人気を証明した。
この公演の模様をお届けします!
メッセージ映像に続き、Hot Potatoの『告白(고백)』を歌いながら登場したチャンウク。ミュージカルにも出演するほどその歌唱力には定評のあるチャンウクだけに、甘い歌声で早速ファンを魅了していた。
そして「こんばんは、会いたかったです。私はチ・チャンウクです」と流ちょうな日本語で挨拶すると、MCの椎名由紀も合流し、トークタイムへ。
今の気持ちを聞かれると、少しはにかんだように「本当に久しぶりに来たんですけど、ステージに登場してすぐにファンのみなさんが近い距離で見えたので、緊張しました」と話し、その緊張のせいで歌詞を間違えてしまったことも告白。さらに「本当にうれしいです。思っていた以上にみなさん近いですね」とうれしそうにしていた。
すぐに緊張は解けたというチャンウクは、ファンの第一印象を「美しい」「最高です」と日本語で伝えると、会場からは大きな拍手。
今日のファンミーティングは、2023年初めてのファンミーティングということで、「ハッピーニューイヤーのプレゼントのような時間になれば」と思って準備したとのこと。さらに2月にはバレンタインもあるということで、「僕の気持を告白したい」という意味を込めて、オープニングの曲『告白』を選んだことを明かした。
そして、ここからは椅子に腰掛けて本格的にスタートしていくことに。
最初のコーナーでは、チャンウクの魅力をファンが名付けたハッシュタグで整理したものを一緒にチェックしていくことに。
ひとつ目は“#今年15周年”。「まずは僕、15年間生き残ってきました」と笑いを誘うと、時間が経つのが早く、「もう15周年を迎えるというのが信じられない気持ち」とチャンウク。さらに「多くの日本のみなさん、しかも僕のことを大好きでいてくださっているファンのみなさんの前に立てるということ自体、本当に不思議な気持ちです」と明かし、「15周年の記念を迎えて心からみなさんに感謝しています、という言葉をお伝えしたいです」と伝えた。
そして15年前の自分にどんな言葉を掛けたいかと聞かれると、「がんばって」とシンプルに回答。「15年前の僕も、15年後の僕に何も言わなくてもがんばってきたから」とその言葉の理由を明かした。
2つ目の“#ビジュアル爆発”では、ヘアスタイルについて尋ねられ、役のキャラクターに近づけるために長くしたり、短くしたりしているが、「普段は短いのが楽でいい」と回答。
そして、ここで今流行りだというAIアバターも公開されたのだが、その仕上がりに会場からは笑いが起こり、チャンウク本人も「何だこれ」「あんまり気に入らないですね」と浮かない表情。本来は実物より良くなるはずのAIアバターだが、もともとカッコいい人には向かないようだった。
3つ目の“#生まれ持ったモムチャン(最高の身体)”では、その肉体を写真で公開。自分の身体は「全部好き」と、自信をのぞかせていた。さぞかしハードなトレーニングや食事制限をしているのかと思いきや、今はとんかつや一蘭ラーメンという好きなものを食べて、身体を作っているという意外な答えも。
4つ目は“2023チウサギの年”。ウサギ年だというチャンウクは、ウサ耳のカチューシャを着け、今年かなえたいこととして「今撮影している作品を無事に終えて、健康に過ごして、またいい作品に出たい」と回答。そして意外にも、日本のアニメ『チェンソーマン』を楽しんで観ていたというチャンウク。ほしかったというアニメに登場するキャラクター“ポチタ”のぬいぐるみを買うことができたそうで、「夢がかないました」と少年のような表情で、実物まで見せてくれていた。
さらにファンの夢もかなえるため、ウサ耳のカチューシャ姿のまま、フォトタイムをプレゼント。レアな姿でのフォトタイムということで、会場も大興奮となっていた。
続いてのコーナー“千の顔 チ・チャンウク”では、これまでたくさんのドラマに出演してきたチャンウクの作品名場面を振り返っていくことに。テーマに合わせたミッションもあり、ファンにはたまらないコーナーとなった。
最初のテーマは“セクシーチャンウク”。「運動や仕事など、がんばって何かに熱中している時がセクシーなのではないか」というチャンウクがルーレットで選んだのはドラマ『THE K2~キミだけを守りたい~』。敵を殴り倒す激しいアクションに続き、ヒロインに後ろから優しく傘を差すシーンがスクリーンで紹介され、この傘のシーンをファンと再現することに。抽選で選ばれたファンは女優を目指しているということで、「夢がかなっちゃいました」と喜んでいた。
続いてのテーマは日本だけのスペシャルエディションだという“ゲームチャンウク”。バラエティ番組『青春MT』でゲームだけができなかったチャンウクが、日本のゲームに挑戦することに。
会場のファンからひとりだけ対戦相手を抽選で選ぶと、選ばれたファンはステージに招かれ、“ドラえもんバランスゲーム”に挑戦。小さなドラえもんの人形を不安定なタイムマシンの上に箸でつかんでひとつずつ置いていき、ドラえもんが落ちてしまったほうが負けというゲームで、1回目はチャンウクの勝利。2回目はファンが勝利し、勝負を決める3回目は、チャンウクの優しさもあってか、ファンの勝利となった。勝利したファンには、チャンウクとしたいことができる権利が与えられ、声楽家だというファンの要望で、一緒に歌を歌うことに。ファンからの提案で、2月が誕生日の方に向け、『ハッピーバースデートゥユー』を歌い、素敵なハモリを聴かせてくれた。
最後のテーマは“告白チャンウク”。ルーレットで当たったドラマ『都会の男女の恋愛法』のセルフ結婚式の場面がスクリーンに映し出されると、ファンと一緒に結婚式を再現することに。
抽選で当たったファンのもとにブーケを持って移動すると、会場は騒然。新婦に花の王冠を着けてあげると、ブーケを渡し、記念撮影をし、「結婚したにも関わらず、少ししか一緒にいられなくて残念」と言うほど、スピーディーな結婚式が執り行われた。
(つづく)→次頁へ