映像を挟み、今度は黒いレザーの衣装で登場した8人は、イスを使って『Cyberpunk (Japanese Ver.)』のパフォーマンス。YEOSANG曰く「今日は少し新しく、日本語版でお見せしました」とのことで、「いかがでしたか?」と聞かれたATINYの反応に、ここでも投げキッスを放つYEOSANGだった。
そしてステージの上でATINYの反応を見たHONGJOONGが「本当にATINYたち、みんな心から楽しんでいます」と話すと、「みんな、まだいけますよね!」とATINYを鼓舞するSAN。「僕たちも、もちろんいけます!久しぶりに会ったのに、まだ疲れちゃいけません!」とガッツポーズでさらにあおると、「次の曲は、もっともっと、もっともっと熱いです。一緒に熱くなりましょう」と言って、『Fireworks(불놀이야) (I’m The One)』へ。本物の炎も上がり、熱気であふれる中、センターステージに移動し暴れ回ると、続く『ROCKY(Boxers Ver.)』でも力みなぎるステージを見せた。
曲の途中でメインステージへと戻ったメンバーたちは、『Say My Name』のステージへ。初期の曲だが、人気の高いこの曲。イントロからATINYたちも沸き、その熱が8人にも伝わっているようだった。
ATINYの強いエネルギーを受け取ったHONGJOONGは、「ATINYが最高」と親指を立て、WOOYOUNGも「ATINY、本当にありがとうございます」と喜びを伝える中、「僕はそんなメント、嫌いですけど…」と、もじもじし始めたSAN。「でもまたこんなに幸せな時に、この時間になると僕たちがしなければならないことがあるんです。終わりの挨拶をしなければなりません」と、頭を抱えながら話し続けると、メンバーたちからは「ダメ」の言葉も。
たくさん期待していたライブで、「これまでATEEZが、どれだけまた成長したのかを全部お見せしたかった」というYEOSANGは、ATINYの反応に、またしても投げキッス。
日本に来るたびにテンションが上がるというWOOYOUNGは、「恋しかったみなさんの声を、たくさん聴くことができて、良かった」と話し、念願のライブができたことにも喜びをあらわした。
YUNHOは、MINGIの肩に手を置いたり、2人でピースサインをしたり、ほおを寄せ合ったりしながら、「これからも引き続き日本で、新曲をお見せしながら、活動を続けていく予定です」と話すと、「MINGIさん、今日本当にカッコいいですね」と告白。これに応えてMINGIもYUNHOに「いつもカッコいいです。僕の友達です」と言って、頭と頭をくっつけて一回転する仲良しぶりも見せてくれた。
HONGJOONGは「ありがとうの言葉では足りない気がします。でも、改めて本当にありがとうございます。2階もありがとうございます。3階もありがとうございます。東京のATINYのみなさん、ありがとうございます」とそれぞれに頭を深く下げ、感謝の気持ちを伝えた。
そして、さらにHONGJOONGが「今日みなさんは、未練が残ったままで終わってしまってはいけません。本当に全力で後悔なく、最後まで楽しまなきゃです。約束ですよ」と小指を見せると、HONGJOONGの掛け声でATINY「Break the wall!」と叫び、最後の曲『Guerrilla』へ。
どこにそんなパワーが残っていたのか、と思うような、分厚い壁も壊せそうな勢いの切れ味鋭いパフォーマンスで、最後を締めくくった。
アンコールを待つ間、会場はBluetooth制御のLIGHTINYで、まるでウェーブが起きているかのように美しく彩られ、歓声を上げるATINYたち。そして映像を挟み、カジュアルなスタイルに着替えた8人が再びステージへ。せり上がったメインステージで、じっくりと『夜間飛行 야간비행 (Turbulence) (Japanese Ver.)』を歌うと、トークへ。
この曲がいちばん好きな歌だというWOOYOUNGは、目の所に手を持っていき、歌の悲しさを表現するかわいいポーズも見せ、YUNHOも「歌の中でATINYのきれいな声が聴けて、うれしかったです」とコメント。今回のツアーで「いろんなところに行くたびに、いちばん思ったのは感謝の気持ちでした」というSANは、改めて感謝の言葉を伝えると、今回のツアーが「チームとしてどの方向に進むべきかを深く考える時間」だったというMINGIも「人生でこんな素晴らしい経験をするなんて、今でも胸がいっぱい、不思議です」と気持ちを伝えた。
公演を重ね、「さらにいいステージにするための考えや悩みも多くなる」というJONGHOは、「僕たちのステージを完璧にしてくれるのは、やはりATINYです。これからもよろしくお願いします、ATINY」と笑顔を見せ、「ATINYたちにもっともっと心から優しく接したい」というYEOSANGからは、「愛してるよ」の言葉も。
そして、「僕たちのいちばん大きな原動力であって、ゆっくり過ごしたい場所はATINYのそばであることを忘れないでください」と、流ちょうな日本語で伝えたHONGJOONGは、今回日本語をたくさん勉強してきたので、上手く話せている姿を見せたくて、「ちょっと緊張しました」と正直に明かし、「これからもがんばりましょう!」とガッツポーズを見せていた。
続いて、花で彩られたマイクスタンドを使って『Celebrate』を歌い始めると、途中ハンドマイクに切り替えて、センターステージへ。ステージを動いたり、ステージに腰かけたりと思い思いのファンサービスで楽しませると、YUNHOの「ATINY、愛してるよ」、SANの「もう一回いきましょうか!」の言葉で『From』へ。WOOYOUNGがHONGJOONGを抱きかかえたり、元気にジャンプしたりする中、ひと足先にメインステージへと戻ったHONGJOONGを目がけてメンバーたちが走っていき、ハイタッチをする場面も。最後は「この瞬間をATINYと一緒に過ごすことができて、本当にうれしいです。ATINYがいたら、僕たちはできます。本当に愛してるよ、ATINY。愛して」というYUNHOの言葉に、メンバーたちが「る」を付け足すと、シャッターが切られたようにフラッシュが輝き、スクリーンには、その瞬間の写真が。メンバーたちも予想していなかったタイミングだったようで、正面を向いていないメンバーが多数(笑)。「監督さんはひどいですよ」とSANからもクレームが入っていた。
今度はATINYをバックに、メンバーたちのタイミングでATINYと呼吸を合わせながら記念撮影すると、最後の挨拶へ。
MINGI「アンコールコンサートを日本ですることができて、本当に幸せです。日本のATINYを見るたびに感じる感情があるんですが、どうしてこんなにも僕を愛しく見つめてくれるのか、こんな瞬間を見てると、僕も幸せになるような気がして、感心したことがありますよ。今日より明日もっと僕が幸せにしてあげるよ。そして僕が今日、コンディションがあんまり良くなかったんですけど、ベストを尽くしました。これからはもっときちんと管理できる人になれるように努力をします。このように良くない姿をお見せしてしまい、すみませんでした。来てくれて本当にありがとうございます。」
HONGJOONG「ATINY、拍手くださ~い。MINGI!MINGIは最高。僕のいちばん好きな子ですから。MINGIは最高」
SAN「MINGIの努力は全部知っていますよね。だから心配しないでください」
SEONGHWA「上手だよ」
ATINY「MINGI!MINGI!」
MINGI「愛してるよ♡」
JONGHO「今日こうして、日本でもアンコールコンサートをすることになりましたが、ワクワクしながら始まった分よりもっと楽しくて良かったです。日本のATINYのみなさんの愛のおかげで、アンコールコンサートもできて、僕にいい思い出をもうひとつプレゼントしてくださってありがとうございます。これからも引き続き進むATEEZになるので、たくさん期待してください。ATINYにいつもいい瞬間だけをお届けするJONGHOになります。」
WOOYOUNG「今日の公演は楽しかったですか、ATINY。僕たちがアンコールコンサートを日本でもできるということが、本当に幸せで、感謝しています。これからも幸せな思い出をたくさん作りましょう(ガッツポーズ)。本当にありがとうございます、ATINY。みなさん、b.stage (ATEEZ OFFICIAL PLATFORM)は知っていますか?ATINYが上げてくれるコメントを見る時、僕の気分、(アーニャのモノマネで)ワクワク」
HONGJOONG「今日は、時間が本当に早く過ぎましたね。今日久しぶりに日本で公演をしながら、僕が期待していたよりもっと幸せな時間でした。ATINYのおかげで、もっと幸せでした。僕にとっていちばん大事なATINYがそばにいてくれて、僕は今日、世界でいちばん幸せな夜を過ごしています。これからも努力いっぱいします、僕が。本当に今日、ありがとうございま~す」
YEOSANG「ATINY、今日一日、楽しかったですか?今日コンサートに来てくださってありがとうございます。今日一日、ATINYと大切な時間を過ごしましたが、これからもATINYと作っていく思い出がとても気になるし、楽しみです。僕たちこれからも一緒に過ごしましょう。大好きです。いつも幸せで、元気でいてください。愛してる、ATINY」
SAN「みなさん来てくれて、本当にありがとうございます。僕の父が僕に、『ひとりでも君を見に来てくれる人がいるのであれば、君の全力を込めて、舞台に立て』と言いました。
僕はその言葉が本当に好きですから、今日も僕の全力で舞台をしました。楽しかったですか?良かったですよね。これからもATINYのために舞台をする人になります。今日もありがとうございます」
SEONGHWA「みなさ~ん。楽しみましたか?今日僕はとても幸せでした。僕に貴重な思い出をプレゼントしてくださって、ありがとうございます。離れていた分、今日この時間がみなさんの心を慰める時間になったらいいなと思います。(歓声に応え)僕も好きだよ♡僕にとって、いちばん輝く星はみなさんです。いつも大好きで~す♡」
YUNHO「ATINY、今日も楽しかったですか?今僕は、今日日本のコンサートが久しぶりですから、とても緊張していますけど、ATINYがたくさん応援してくれて、本当に楽しかったです。そしてATINYと一緒にできてとても幸せでした。いつも僕たちを待ってくださって、本当にありがとうございます、ATINY。そして日本のATINYともっと仲良くなりたくて、日本語の勉強を一生懸命していますが、今までATINYが韓国語で話してくれた言葉を見ると、もっと努力をしなければならないと感じます。たくさんの愛をくださって感謝しています、ATINY。その気持ちに恩返しできるYUNHOになります。愛してるよ、ATINY」
そして、HONGJOONGが「今日東京でのライブ、最後の曲で仕上げたいと思います。僕たちの旅を共にしてくださったみなさん、本当にありがとうございます。ATINY、準備できましたか!」とATINYに確認すると、「今までATEEZでした!8MAKES 1TEAM!ありがとうございました!」の挨拶で締めくくり、『The Real(멋) (興 Ver.)』へ。自然と体が踊りたくなるこの曲で、お決まりのソロダンスに加え、HONGJOONGが弓を引くパフォーマンスも。最後まで全力のステージを見せてくれた。
そして一緒にステージを作ってくれたダンサーチームも紹介すると、再び「今までATEEZでした!8MAKES 1TEAM!ありがとうございます!」の挨拶。「愛してるよ」「また会いましょうね」「ATINYが世界でいちばんきれいですよ」などと思い思いに叫びながら、せり上がっていき、スクリーンの中へと去っていった。
エンドロールの後には、一人ひとりが日本語でATINYに思いを伝えるサプライズビデオメッセージも流され、最後の最後まで、ATINYを喜ばせてくれる8人だった。
アンコールコンサートということで、12月の公演の世界観を踏襲しながらも、新曲やバージョンを変えた曲も盛り込み、新たな魅力で楽しませてくれるコンサートとなっていた本公演。公演中も言っていたように、ほぼ日本語だけで公演を進められるほど、5か月でさらに日本語の実力を上げていたメンバーたち。
パフォーマンスも前回以上に洗練され、K-POPグループがひしめく中でも、“向かうところ敵なし”と思わせるような公演だった。
今月も日本でのイベントが続くので、一見の価値ありの彼らのステージが観られるチャンスをお見逃しなく。
(完)←前頁へ