<祖国の記録>を取り戻すため、祖国への想いを胸に、命がけのレースに挑むマラソン選手たちの真実に基づく衝撃と感動のヒューマンエンターテインメント「1947 보스톤」(原題)が邦題『ボストン1947』として、2024年夏より、新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国公開が決定しました。
映画の舞台となった1947年4月19日に開催されたボストンマラソンにちなみ、本日4月19日に解禁となりました。
1936年、ベルリンオリンピックのマラソン競技において、日本は世界新記録を樹立、金メダルと銅メダルを獲得し、国民は歓喜に沸いた。しかし、その2個のメダルには秘められた想いがあった。日本代表としてメダルを獲得したソン・ギジョンとナム・スンニョンが、日本名の孫基禎と南昇竜として表彰式に立ったのだ。第2次世界大戦の終結と共に、彼らの祖国は日本から解放されたが、メダルの記録は日本のままだった。1947年、ボストンマラソン。その二人がチームを組み、才能あふれる若きマラソン選手を歴史あるボストンマラソンに出場させる。ただ<祖国の記録>を取り戻すために―。
監督は、全世界で熱狂を巻き起こした『シュリ』、『ブラザーフッド』のカン・ジェギュ。壮大なスケールで重厚なヒューマンドラマを描いてきた名匠が、スポットの当たることが少なかった祖国解放から朝鮮戦争の間の時代の真実に迫る。韓国で伝説の人となった金メダル選手ソン・ギジョンを演じるのは、『チェイサー』『1987、ある闘いの真実』などに出演する、韓国のトップ俳優ハ・ジョンウ。ボストンで走る若手選手ソ・ユンボクには、最旬俳優として注目され「イカゲーム2」への出演も決まったイム・シワン。本格的な訓練を受けて体脂肪を6%まで落とし、マラソン選手としてのリアルな肉体を作り上げた。さらに、ベルリンで銅メダルを獲得したナム・スンニョンに千の顔を持つ俳優として知られるぺ・ソンウが、ソ・ユンボクに想いを寄せるオクリムに「恋慕」「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」のパク・ウンビンが扮している。
ボストンマラソンとは、世界でも長い歴史を持つ格式の高い大会で、東京やベルリンとともにワールドマラソンメジャーズ対象大会の1つ。先日4月15日に開催され、パリ五輪代表の大迫傑選手が出場し、話題となったことも記憶に新しい。独立以降、初めて韓国代表として参加した国際大会である1947年のボストンマラソンを舞台にした本作は、過去の悲しみと苦しみを、未来の喜びと勇気へと昇華していき、観るものすべての感情を揺さぶり、胸を熱くさせる。果たして、彼らをゴールで待つものとは?
『ボストン1947』は今夏全国公開。