2014年4月からスタートしたBIGSTARの日本での100回公演『BIGSTAR 100 STORIES』。その折り返し公演となる『BIGSTAR 50 STORIES 記念コンサート』が6月20日(金)東京・新橋のヤクルトホールで行われた。50回記念ということで、いつものK-Stage O!を飛び出しホールでの公演となったが、客席は立ち見が出るほどの超満員。スタート前から熱気で溢れていた。
オープニングのテーマが終わると5人がステージに勢いよく飛び出し『HOT BOY』でスタート。いつも以上に気合いの入っている5人を観て、満員の会場は一気に興奮状態。続けて『날라리:ナルラリ(遊び人)』。しっとりめの曲だが、5人の動きに途中何度も歓声が上がり、会場は盛り上がりっぱなし。
ここで最初のMC。
いつもの「The Future Of Brave Sound BIGSTAR!こんにちは、ビッグスターです!」の挨拶に続き、ソンハク、フィルドッグ、レファン、バラム、ジュドの順に自己紹介。
そしてレファンの「今日は50回記念コンサート!」の声に会場からは大きな拍手と歓声が。
続く3曲目は『홀로서기:ホロソギ(独り立ち)』。会場からは完璧な応援コールが起こり、メンバーもさらに盛り上がる。そのままの勢いで『생각나:センガンナ(思い出す)』へ。この曲でも「BIGSTAR」コールで会場は一体となった。
VTRに続いて、ここからはソロコーナーへ。
『BIGSTAR 100 STORIES』の日程の中には、“ソロパフォーマンスDAY”というソロでのパフォーマンス中心の日もあるということで、どのメンバーもその積み重ねが表れたクオリティの高いステージを見せてくれた。
まずはフィルドッグのミュージカル仕立てのステージ。モップを持って登場したかと思うと、ちょっとしたお芝居も見せて、たくさんのダンサーたちとシェリル・リンの楽曲をアレンジした『got to be real remix』でステージを駆け回る。キュートでちょっとコミカルなフィルドッグの魅力溢れるステージとなった。
そして今度はギタリストを伴ってレファンが登場。しゃべるとかわいいレファンだが、ここはちょっと大人の雰囲気でアコースティックな演奏に乗せ、ジャスティン・ビーバーの『as long as you love me』を歌い、その歌唱力を見せつける。このままの雰囲気で行くのかと思いきや、後半は激しいダンスでセクシーさもプラスされた。
続くジュドはUsherの『there goes my baby』。まだあどけなさの残るジュドだが、しっとりと丁寧に歌い上げていく。その歌声にうっとりしたファンからは応援コールも起こった。
大歓声が止まぬうちにソンハクが登場し、RAINのメドレーを披露。『9月12日』ではしっとり、そして『rainism』ではステッキを使った激しいダンス、と対照的なステージを見せてくれた。自身でも“魅力の塊”というだけあって、その目は自信に満ちあふれ、最後にはタンクトップを破いて見事な腹筋を披露するパフォーマンスまで見せて客席を魅了した。
今度はガラリと雰囲気が変わり、フィルドッグ、バラムのコンビが登場し、得意のダンスステージへ。迫力のあるパフォーマンスに会場からは掛け声が掛かり、2人を後押しした。
メンバー5人が一旦ステージをあとにし、『눈감아:ヌンガマ』に乗せたダンサーのみのステージに続き、衣装をチェンジした5人が登場、大人っぽい雰囲気で『독 같은 여자:トク カットゥン ヨジャ(毒のような女)』を熱唱した。途中バラムが女性ダンサーと絡むセクシーな場面では会場から悲鳴も上がった。
その後も、『내일은뭐하지:ネイルンモハジ(明日は何しよう)』『BABY GIRL』、ソンミの曲とアレンジ違いの新曲『보름달:ボルムダル(満月)』としっとりめの曲が続き、前半の元気いっぱいのBIGSTARとは違った大人なBIGSTARを見せてくれた。
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