マイケル・ジャクソンの『スリラー』が流れ、会場に不穏な空気が漂い始めると、ステージ真ん中の檻からゾンビと化したダンサーたちが飛び出し、ステージは一気にZEDDの世界に。 一瞬、CROSS GENEの6人も顔を覗かせたが、ゾンビの大群に驚いて再び倉庫の中へ身を潜める。
そんなプロローグが終わり、場面は倉庫の中へ。ゾンビから逃れるため倉庫に逃げ込んだ6人は外の様子を見るため、組み体操をしたり、騎馬戦であっち向いてホイをしたりとコミカルな演技を見せる。さらにバイトのおじさん(藤村忠寿)の登場でコミカルさが増し、会場のお客さんをゾンビに見たてて、「ゾンビがメチャクチャかわいい、踊りたいのかも。」と言ってみんなでゾンビダンスをする場面も。
途中キャスパーが役名ではなく「タクヤ」と呼んでしまい、タクヤにツッコまれたり、シンがはしごに登るのを「高いところ怖い。」と言って本気でためらったりとシットコムのようなノリで会場は笑いに包まれた。
最後は真剣に相談した結果、『音楽とダンス』を武器に勇気を出して外の世界に出ることにした6人。ゾンビをバイトのおじさんに任せた6人が向かった先は・・・CROSS GENEのライブ会場ということでここからはライブがスタート。
一人で会場を盛り上げてくれたバイトのおじさんこと藤村忠寿には温かい声援と拍手が送られた。
「会いたかったのは君たちだ!」「準備はできますか?!」の言葉で囚人服から黒い衣装に着替えた6人が登場すると、客席は総立ちになり、1曲目の『La-Di Da-Di』がスタート。
3曲目の『ON THE FLOOR』では再びゾンビも登場し会場を盛り上げた。
ここで「こんばんは。We are CROSS GENE from asia!」と挨拶すると、タクヤ、シン、ヨンソク、キャスパー、セヨン、サンミンの順でタクヤに助けられながらも日本語で自己紹介。
タクヤは初めての6人での舞台について「最初は恥ずかしかったよね。」と言いつつも、会場の反応に満足な様子で次の曲へ。
ノリのいい曲が続き、7曲目の『Amazing -Bad Lady-』ではコールも起こり、セクシーなダンスに会場が湧いた。
次のMCではこんなやりとりも。
タクヤ「みんな(応援)ボードを作ってきてくれるじゃん。すっごい面白いボードいっぱいあるのね。あれが気になって。セゲエソ カジャン マシッソ(세계에서 가장 맛있어:世界で一番おいしい)。」
シン「(“マシッソ:おいしい”じゃなくて)モシッソ!(멋있어:かっこいい)。俺のファン、バカにして!(笑)」
タクヤ「踊りながらずっとマシッソに見えて。一番おいしいシンくんて何だろうなって(笑)。」
このやりとりに会場は大爆笑。その後水を飲みに行ったタクヤに代わって日本語力抜群のシンがMCを仕切るも、タクヤからは「MC下手くそか!(笑)」のツッコミが。
後半戦の前にファンの声出しをして、楽しい雰囲気のまま次の曲へ。声出しの甲斐あってか8曲目の『CRAZY』では会場が「CRAZY!」の大合唱。9曲目の『Sky High』ではアクロバティックなダンスが炸裂。そしてタクヤの「みなさん今日は楽しんでくれましたか?!」の呼びかけで最後の曲『Billion Dolla』 へ。ゾンビダンサーも再び加わり、盛り上がったまま本編が終了。
シンの誘導(?)でアンコールが起こり、再び6人が登場。アンコール2曲目の『Shooting Star』ではキャスパーが腹筋を見せると大きな悲鳴も起こった。最後はファンの大合唱となり、完全燃焼のステージが終了した。
(つづく)→次頁へ