ソウルで行われた「EXO PLANET #2 – The EXO’luXion」の14日、15日のライブを見に行ったのだが、やはり旬のグループのファン(EXO-L)の応援が、本当に熱かった。公演は、約3時間30分、8曲の新曲を含む全30曲を披露。全体の年齢層がとても若いので、パワーもあり、一体感のある歓声がさらにライブを盛り上げていた。
オープニングから、打ち上げ花火を上げるように「Overdose(中毒)」のヒット曲からスタートし、会場は、大歓声とともに最初からヒートアップ。
今回のライブは、新しいアルバムがリリースされる前に、この2ndフルアルバム『EXODUS』に収録されている新曲をこのソウルライブで披露した。それぞれが印象に残る曲ばかり、エキゾチックなトーンの「EL Dorado 」をはじめ、「EXODUS」、「Hurt」、そしてSHINeeのジョンヒョン作詞作曲の「Playboy」などのダンスパフォーマンス曲はどれも目を見張る切れのある格好良さ、バラード曲「MY ANSWER」では、ベッキョンがピアノを弾き、スホ、D.O.の3人でしっとりと歌い、ポーカル力を見せたりとEXOの良さを引き出す楽曲が多い。
そして、以前から大好きな曲「PeterPan」や「나비소녀(Don’t go) 」、などに可愛らしい振り付けがついたり、EXOの曲で一番ライブで楽しく盛り上がれる曲「Lucky」では、ステージに白い幕がひかれ、その後ろで生着替えをしてメンバーの着替えている様子を影で見せて、ときおり着替え中に誰かメンバーが顔を出しファンをワクワクさせる演出で楽しませた。この「Lucky」にも少しかわいい振り付けがついた。以前からこの3曲にダンスの振りが入ったら、ものすごくかわいいだろうなぁと思っていたので、今回振りがついてとても嬉しかった曲でもある。
そして、印象的だったのが、バラード曲「Baby don’t cry」の間奏から始まるカイとセフンのダンス。
本当に美しい!
カイ側にいたので、目の前で踊るカイを見ていたのだが、足や手の先、顔の表情、ひとつひとうが芸術的。
バレエをやっていたカイならではのとても繊細できれいなダンスは圧巻だった。
水を使ったダンスパフォーマンスは、水も滴るいい男という言葉の表現が本当にぴったりである。
普段のトークの時のあどけない可愛さとかけ離れた、ダンスをしている時の大人っぽい男の色気あふれる表情、表現に会場がグイグイ引き込まれていく。
EXOマンネラインのこのギャップがたまらない、「Baby don’t cry」の魅力あふれるダンスは、必見。
さらに、新曲のひとつ、チェン・チャニョルの作詞で レイ作曲の「Promise」は、ファンに送るEXOから今まで言えなかった気持ちがこめられた曲で、この曲をメンバーが心を込めて歌うので、本当に泣かせる。
トップを走りながらも、紆余曲折があり、ファンにも辛い思いをさせて、「ごめんね、ありがとう、愛してる、そして信じてほしい」という気持ちを伝える曲が優しいメロディと重なってとても心に響く曲となっている。
今回のコンサート時に、カイが舞台のせり上がりの穴に落ちたり、セフンがカメラクレーンとぶつかって額をぶつけたりとアクシデントなどがありながらも、ソウルコンサート最終日まで、舞台に立ち続けた。
そのプロ根性を見て、こういう輝かしいステージに立つまでの努力と精神力は、すごいものなんだろうと思った。だからこそEXOというグループに選ばれた、メンバーなんだろうと。
セフンは、14日にアクシデントがあり、最後の方の何曲かステージに立てなかった事を、涙でファンに詫び、心配された翌日には、ステージに立ちファンを安心させた。
そして、カイは、初日にアクシデントがあって心配されたが、最終日の終演近くには、体力の限界ギリギリだったのだろう。それでも、力を振り絞るように、ステージに立ち続けた。「Promise」の曲の時には、カイは、歌いながらいろんな気持ちがあふれたのだろう、深くかぶったキャップで顔があまり見えないようにしていたが、涙が頬を伝っていた。
最終日のエンディングトークでは「コンサート最後までやり通せなかったらと心配したけど、メンバーと最後までコンサートを一緒にすることができて 本当に本当に幸せです。」と涙、涙で語った。
そして、コンサート前にケガをしてしまったタオもサングラスで涙をかくしながら「みんなが練習してるとき、僕は宿舎で寝ていて、本当に申しわけなかった」と涙で悔しかった気持ちと申し訳なさを語っていた。タオは、それでも、自分が立てるステージの曲では、思いっきりの笑顔をファンに送っていたのががとても印象的だった。時には、こんなに動いてしまって大丈夫だろうかと心配するほどの気合いを感じた。
それぞれの思いを語ったエンディングにリーダーのスホも泣いていた。リーダーとしての重責もきっとあるんだろうなぁときれいな涙を見て思った。
自国で開催するライブの思いは、さらに特別なものなんだろうと思う。
ファンによるイベント企画も、メンバーの気持ちを熱くさせていた。
14日のイベントは「so Lucky to have you♥」15日は「K+L+M♥Forever」のスローガンを掲げた。
ライブは、アーティストそして観客が一体になって素晴らしいステージとなる。
日本でも、『EXO-L-JAPAN FANCLUB EVENT 2015(仮)』が、来週の4月17日-19日に横浜アリーナで5公演を開催する予定である。日本でデビュー前に、アリーナで5公演開催できるグループもそうはいないだろう。
日本での期待感も、ものすごいグルーブである。
すでにトップの位置にいるが、3周年を迎え、さらにグループとしてこれからもっと輝いていくグループEXOの成長がとても楽しみだ。(完)
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