そして、今回のメインイベントとなったイ・ジフンが考案したという企画で「夏の思い出ダンス対決コーナー」と発表されると、会場がざわつき、「踊れないわよ」的な雰囲気が漂い、企画失敗かと思わせたが、始まってみると会場のファンも意外と「出来るわ、わたし」というオーラにかわり、往年のヒットナンバー「ダンシング・クィーン」のサビをストレス発散するように楽しく踊り、会場は、なごやかな雰囲気に包まれ、企画は大成功だった。
後ろから見ていたのだが、なんとも微笑ましい光景だった、
イ・ジフンも「皆さんやらないって言ってたくせに。企画した僕が間違ってたと思ってたけど、一所懸命がやってくれてありがとう!韓国で、寂しい時この動画をみます」と語った。ファンの方が踊っている光景が微笑ましくて、イ・ジフン自身のスマホを持ってきて撮影し、楽しい思い出を記録していた。動画が、イ・ジフンにも日本での良い思い出になったのでは。
その他、“チャンスコーナー”企画では、予め座席の下に“サ・ラン・ヘ・ヨ”と書かれた紙が隠されており、その椅子に座っていた4名がラッキーカードをつかみ、イ・ジフンとツーショット撮影という嬉しいプレゼントをもらった。
後半はライブで、デビュー曲「왜 하늘은(ウェ ハヌルン)(なぜ空は)」、そして2曲目には、イ・ジフンが自分の事を知ってもらえた曲と紹介し「인형(イニョン)(人形)」を、なんと客席に降りて、しっとりとひとりひとりのファンに聴かせるように歌ってくれた。
イ・ジフンは、「皆さんと目をあわせてこみあげてくるものがあります。本当に感謝します。昨年ちょっとよくないことがあってこの先、僕は皆さんの前に立てるのだろうかと心配していました。そんなことがあったにもかかわらず、会いにきてくれてありがとう。」
「普段もしかして僕を見かけたときにちょっと冷たくみえたならば、謝罪したいと思います。本心は決してそうではないんだということをわかっていただけたらと思います。僕ももっとやさしくなれるように努力していきます」
「皆さんはほんとに家族のような存在です。こうやってステージに立っている時はいつも皆さんから、いいエネルギーをもらっています。皆さんも癒しやヒーリングをもらうために来て下さっているのだと思いますが、皆さんがいてくれるだけで本当にに大きな力になります。これからも、ずっと僕のそばにいてくれますよね?」と語り、そのあと「君の瞳に恋してる(Can’t Take My Eyes Off You)」の曲を披露し大盛り上がり。
歴代の中でも今日(のファンミ)は一番ではないかと思うと感謝の言葉を伝えた。
そして、エリザベートの名曲『지금 이 순간(今、この瞬間)』」を、心をこめて歌ってくれた。
まるでミュージカルの会場にいるかのような錯覚に落ちいるほどの迫力で締めくくった。
そして、アンコールの声に応え、「슬픈 인연 /불후의명곡 버전 (スルプン イニョン/「不朽の名曲」バージョン) (悲しい縁)」を披露して、ファンミーティング「夏の思い出」の最後を飾った。
このあとファンひとりひとりとがっちり握手し、お見送をしてファンを喜ばせた。タイトル通り、ファンにとって楽しい「夏の思い出」となったに違いない。(完)
←前頁へ
2015年7月20日(月・祝)
会場:東京・品川インターシティホール
主催:(株)ザ・スピングラス
15:00開場/16:00開演
【セットリスト】
M-1 키치(キチ)(キッチュ:まがいもの)
M-2 Paradise(파라다이스)
〜トーク〜
〜ディスコ対決〜
M-3 ダンシング・クイーン(Dancing Queen)
〜チャンスコーナー〜
M-4 왜 하늘은(ウェ ハヌルン)(なぜ空は)
M-5 인형(イニョン)(人形)
M-6 君の瞳に恋してる(Can’t Take My Eyes Off You)
M-7 지금 이 순간(チグム イ スンガン)(今、この瞬間)
M-8 슬픈 인연 /불후의명곡 버전
(スルプン イニョン/「不朽の名曲」バージョン) (悲しい縁)
〜握手会