ヒョンビン待望のドラマ復帰作「ジキルとハイドに恋した私 ~Hyde, Jekyll, Me~」DVD&Blu-ray SET1&SET2が好評リリース中!
4年ぶりのドラマ復帰作で、人を寄せつけない冷徹男ソジンと、優しい癒し系のロビンという2つの人格を完璧に演じ分け、正反対の魅力を披露したヒョンビン。相手役のハナにラブコメ・クイーンのハン・ジミン、催眠専門医テジュ役にイケメン・ソンジュンと、豪華キャスト陣の共演によるケミカル効果も放った上質なエンターテイメント作品。女性のハートを鷲掴みしたトライアングル・ラブコメディをお楽しみください。
(※インタビューはネタバレの部分もございます。予めご了承ください。)
彼にとって新しい挑戦だったと思います。ソジンなのにロビンのフリをしているような時は、本当に演じるのが難しかっただろうなと。それを感じさせない安心感を与えてくれる俳優ですね。俳優としての絶頂期に兵役に行き、ファンが待ちに待って「次はどんなヒョンビンを見せてくれるの?」という期待に応えたと思います。
しかも、1度に2人のヒョンビンが楽しめるなんてファンにとっては、たまらなく味わい深いのでは。
絶対ロビン(笑)。最初はソジンが少し苦手でした。どこにも隙がなくて、ツンデレの“デレ”が最初の方には少ないし…後半はきちんと“デレ”も見せてくれて安心しました。
ロビンは世の女性が欲している気持ちが、細部に渡り理解できています。ロビンが好きすぎて、エンディングに大ドンデン返しを期待してしまったくらい(笑)。
ソジン派とロビン派に分かれると思いますが、またそれを語るのも楽しいですよね。結局の所、2つの派閥を作れるくらい、役を演じきったヒョンビンの演技力は凄いということですね。
多重人格障害という題材が興味深く、ライトな気持ちで観始めました。観ていくうちに、ソジンの気持ちや克服するために周囲のサポートがいかに大切かということがきっちり描かれていて、除々に作品に重厚感が増していき、観終わった後考えさせられました。ドラマとしてエンターテイメント性が高い作品でもありますが、現実的な部分もしっかり描ききっている作品ですね。
お仕事でご一緒したことがありますが、サーカス団の団長にふさわしく、男前な性格なのでぴったり。とある打ち上げでもご本人が仕切ったり、顔色をいっさい変えず、飲ませ上手。プライベートの彼女も思いやりがあり面倒見もいいんです。可愛いくて綺麗、だけど性格は男前。ギャップがあって“真のモテ女”だと思います。
ハナは、最初は一生懸命生きている芯の強い女性、後半は思慮深い女性に成長していきます。知人の韓国女性が浮かぶほど、リアリティがありました。
まず、胸キュンしたのは「慰めてあげて」「歩く時は手をつないであげて」など、ロビンがソジンに“ハナにはこうしてあげて”と教えてあげるシーン。ちょっとした気遣いで、「自分は愛されている」と相手に実感させることができる事を教えてあげるんですが、「ロビン、完璧」って(笑)。ロビンが消えるかも知れないという切ない部分も重なり“キュンキュン”しました。
あと、本当の恋人みたいに自然で可愛らしい抑えめのキスシーンにも愛を感じました。クスっと笑えたシーンは、ソジンのいとこのスンヨン(ハン・サンジン扮)の登場シーン。いつもソジンを追い詰めますが、最終的には自ら窮地に追い込まれてしまう。最後に改心したのかヨガしたりして(笑)…100%憎めないキャラクター設定も面白いです。ソジンの秘書のヨンチャン(イ・スンジュン扮)もそうですが、ソジンとロビンとハナのハラハラ部分に対して、彼らは合間の“癒し”ですね。
そして、最も切なかったシーンは、期限が迫っているロビンに対して、ハナがプロポースするシーン。自分の感情を潔く伝えて、後がどうなっても「結婚したい」という愛情を示したシーン。切なくて感動しました。
単純な三角関係とは違いますね。多重人格障害の題材を取り入れたことが、ひとつの挑戦だったのかなと。自分がヒロインのハナだったら、すごく苦しむと思います。本当に人を好きになったことのある人なら、それゆえ共感してしまう。最終的には自分が「こうなってほしい」という希望的観測で観て、その通りになったので安心したといいますか…韓国ドラマに共通している部分でもありますが、「善良」をテーマとしている作品は、そのようなエンディングが多く安心します。安心させつつ、エンディングに向けて紆余曲折ハラハラさせてくれる、泣かせてくれるという部分に「参った。またやられた」って感じです。本当に良心に響く作品です。
気構えず気楽に観て頂いていいのですが、観はじめたら考えさせられたり、ハラハラしたり、号泣したりで「ハマって危険。まんまとやられたって感じ。覚悟してください。」(笑)と。少しずつ深みが増していき、きちんと腑に落ちる、裏切らない良心あるドラマです。