韓国に空前のHIP HOPブームを巻き起こしたMnetのHIP HOPプログラム「SHOW ME THE MONEY」と、「UNPRETTY RAP STAR」の2回目となるイベント『SHOW ME THE MONEY & UNPRETTY RAP STAR JAPAN SHOWCASE Vol.2』が9月10日(土)、SHIBUYA WOMBにて開催された。
まず最初に登場したのは、無名ラッパーとして出場した「UNPRETTY RAP STAR 2」で見事優勝し、その名を一気に轟かせた実力派女性ラッパー、Truedy(トゥルーディ)。
Truedyの「Make some noise!」の声でスタートしたのは『First』。小さい体でステージを動き回り、パワフルなステージを見せる。
最初の曲にも関わらず、会場もTruedyの呼びかけに応え、「Truedy!」「HIP HOP!」のコールアンドレスポンスで沸いた。
ここで、Truedyから最初の挨拶。
「みなさん、初めまして、Truedyです。どうぞよろしくお願いします。」と日本語で、少し緊張した様子で挨拶。
そして、「次の曲は、新曲の『All Kill』です。“UNPRETTY RAP STAR”はご覧になりましたか?」と韓国語で話すと、通訳なしですぐさま「ネー(はい)!」と返事をしたファンの反応に「韓国語わかるんですか!?」と驚くTruedyがかわいらしく、先ほどの力強いステージとのギャップに一気にファンも心を掴まれていた。
さらに手に書いたカンペを見ながら、かわいらしい日本語で、「1回一緒にやってみましょう。」と言って、次の曲、『All Kill』のコールを練習すると、その『All Kill』がスタート。
会場は「All kill shit!」と大きな声で叫び、Truedyも満足気な様子だった。
続いての曲を「“UNPRETTY RAP STAR”のファイナルの曲です。」と紹介すると、ここでも会場の反応に「本当に韓国人みたい!」と驚きながら、勇敢な兄弟、GUMMYとフィーチャリングした曲『自尊心(자존심)』を披露。
そして、「愛の曲です。みなさん愛してください。」と言って披露したのは『Much Much(많이많이)』。
フロアに下りて行く場面もあり、会場も大興奮。
そして最後は少女時代のティファニーをフィーチャリングした『Ruedy Boogie(루디부기)』。スクリーンには日本語の歌詞が映し出され、会場も「Truedy!」の掛け声で応援した。
続いて登場したのは、今年4月に幕張メッセで行われた“KCON 2016 Japan × M COUNTDOWN”にも出演したHeize(ヘイズ)。
まずは『Me, MySelf & I』を披露すると、第一声は会場のファンの様子に日本語で「かわいい!」。
続けて「こんにちは。初めまして、どうぞよろしくお願いします。私はHeizeです。みなさんと早く会いたかったです。みなさんともっとお話ししたいな、と思って、日本語の勉強を少しずつしています。」と流暢な日本語で挨拶。KCONでも日本語を勉強していると言っていたHeizeだったが、かなり上達した様子。「発音大丈夫ですか?」と気にしていたが、会場からは「ネー!」のいい反応。
そして、BEASTのヨン・ジュンヒョンとフィーチャリングした『Don’t Come Back(돌아오지마)』へ。
大人の雰囲気で切ないメロディが耳に残るこの曲では、歌唱力も披露しているHeize。
ここで再び日本語で「日本に来ることが決まった時、みなさんのために何かできるかな、と悩みました。それで、日本の歌を準備しました。」と言って披露したのは、m-flomの『let go』。
会場も「let go!」と応援し、Heizeも雰囲気のある素敵な歌声を披露していた。
歌い終えると、「大丈夫だった?」と心配している様子のHeizeだったが、それを吹き飛ばす会場の応援の声に、「幸せ!大好き♡」と喜びを表していた。
「DEANはいないです。すみません。」と言って、会場の笑いを誘って披露したのは、最後の曲『And July』。
スクリーンにはDEAN とのMVが流され、会場を煽るHeizeにファンも手拍子で応えていた。
そしてファンの反応の熱さに、「もう1曲、(歌って)ほしい?」と言って、さらに『稼がないで(돈 벌지마)』を披露。この曲はEXOのチャニョルとのコラボ曲。ここでHeizeもフロアに下りて行き、ファンから受け取ったボードを持ってうれしそうにステージに戻ると、会場のコールに大興奮のHeizeは、「本当に最高です。感動しました。今日来てくださって本当にありがとうございます。愛してます。」と言ってステージを後にした。
3組目に登場したのは、日本のHIP HOPユニットLGYankees。
LGYankeesは小田和正や大友康平、渡辺美里らと世代・ジャンルを超えた驚異のコラボレーションが話題となった、日本を代表するカリスマユニット。
ダンサーを従え、『UP GIRL』『Drink it, my SAKE NINJAS』の2曲でカリスマ溢れるステージを披露すると、HIROからの「本当に韓国HIP HOP大好きです。韓国でリリースしていきたいと思うので、みなさんよろしくお願いします。ありがとう!」の挨拶でステージを締めくくった。
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