Kミュージカル『カフェ・イン』が大好きで、何度も見にいったというリピーターファン“38kaさん”が綴る、『カフェ・イン』の魅力をいっぱい語った口コミ大特集の第5弾は、初日公演の感想レポです!
「カフェ・イン」の初日に行ってきました。
アミューズ・ミュージカルシアターで1年間にわたりKミュージカルが上演されるというニュースを聞いて開幕を心待ちにしていましたが、期待や想像以上に大きなプロジェクトで、圧倒されました。
入口周辺には、地上局、BS局、CS局、大手プロダクション、雑誌社など、誰もが知っている会社からのお花がずらっと並び、ロビーに入ると、大勢の招待客でごった返していました。非常に華やかな幕開けでした。
901席というアミューズ・ミュージカルシアターは、正直、広すぎるのでは?と懸念していましたが、もちろん満席です。
招待客が多いために、日頃劇場の客席ではあまり見かけない、背広姿の男性が圧倒的多数です。
個人的に、この方々がどのような感想をお持ちになったかものすごく興味があるのですが、会場で体感する限りでは、皆様それなりに楽しんでいらっしゃったよう。
プレスコールの記事で、ユン・コンジュさんもおっしゃっていましたが、この作品は誰でも共感できる「愛」というものを扱っているとてもかわいらしい作品ですからね。背広を着た男性陣にも様々な「愛」の経験があるでしょうし、共感して、密かに胸キュンしていたに違いありません。ユン・コンジュさんもとってもキュートでチャーミングでしたからね。
そして、次回は仕事を離れ、奥様や彼女やお子さんを誘って足を運んでくれるのではないでしょうか? 株が上がることは、間違いありません!
さて、そのユン・コンジュさんは、私がいままで見たセジンの中では、一番大人っぽくて、落ち着いたイメージでした。歌もお芝居も、非常に丁寧に演じているように感じました。
ダンスにもキレがあり、「愛の妙薬」のダンスは特にセクシーでした。
初日だからか若干抑え気味に感じましたが、大変伸びのある澄んだ声で、客席内に染み入るように響いていました。
特に「アイリッシュ・コーヒー」というラスト近くの曲を歌っていらっしゃるときに感じたのですか、もしもパワーを全開にして歌ったらどこまで伸びていくのだろうと思わずにいられない歌声で、ぜひパワー全開の歌を聞いてみたいと思いました。
キム・ドヒョンさんは、ニヒルなジミンでした。「テルマエ・ロマエ」でローマ人が演じられそうなイタリアンな顔立ち?「クンチョコワン」の舞台版で主役を演じられたそうですがぴったりな感じの、ちょっと武骨なイメージです。
けれど、オープニングの第一声に「私は今日から・・」とだけ日本語であいさつし、それからは韓国語の挨拶を続けて笑いを取るといった茶目っ気のある感じもお見事でした。
体型が芸能人ぽくない感じで、ダンスもちょっと・・・なところがあるのですが、脚本上のジミンには一番シンクロしているのでは?と思われます。
どこが?という方は、実際にご覧になって確かめてくださいね。
さて、私が感じたおふたりの組み合わせの見どころは、声の相性がいいことでしょうか?
特に『私の中のカフェイン』で感じたのですが、声がうまく混じるのです。
お二人ともソリストでありながら、デュエットの時にもお互いの声を引き立てる声でした。
たまにありますよね。個々で歌うといい声なのですけど、ハモると雑味の出る組み合わせが。このふたりに関しては、それはありません。
相手の歌声も尊重し、1+1が2以上になる声でした。
個人的にびっくりしたのは、セットが進化していました。
ネタばれになるので、詳しいことは書きませんが、カン・ジファンverを見た方はあっと驚くでしょうね。
そうそう、韓国式に、カーテンコールのみ撮影OKです。
開演前に、準備をお忘れなく!
(つづく)→次頁へ