Kミュージカル『カフェ・イン』が大好きで、何度も見にいったというリピーターファン“38kaさん”が綴る、カフェインの魅力をいっぱい語った口コミ大特集の第1弾です!
アミューズが六本木アミューズミュージカルシアター(旧ブルーマンシアター)で韓国ミュージカル7作品の公演を行うと発表した時、真っ先に考えたのは、『カフェ・イン』も上演して欲しいなってこと。
ですから、上演がされる上にこけら落としの作品に選ばれて、うれしくたまりません。
『カフェ・イン』は、私が初めて見た韓国ミュージカルであり、一番好きなミュージカルです。舞台では16回見ましたし、DVDやYOUTUBEでもいまだに時々見ています。歌は音楽プレーヤーに入れて、繰り返し聞いています。それでも、飽きることはありません。
第2弾の『シングルズ』、第3弾の『風月主』も韓国では有名なミュージカルです。この2作品は、私は不勉強で簡単な内容しか知りませんが、いろいろな作品の中から『カフェ・イン』がこけら落とし作品に選ばれたのかはわかるような気がします。
それは『カフェ・イン』は出演者が2人だけという、シンプルな構成だからだと思います。
韓国語がわからなくても想像力だけでも大体の内容は把握することできる共感しやすいストーリー展開は、韓国ミュージカル入門編にふさわしいミュージカルだと判断されたのでしょう。
シンプルでいながら、楽曲や台詞のクオリティは非常に高く、キャッチ―で耳なじみのいい曲はバラエティに富んでいて、どれも名曲ですから、歌を聴くだけでも十分楽しむことができます。
そしてなにより、『カフェ・イン』は、1度見たら「もう一度見たい!」と観客に思わせるミュージカルだからだと思います。
日本ではほぼ無名のミュージカル俳優だけが出演するミュージカルを見ようと思う方は、正直まだ多くはないでしょう。ですから1度いらした方には何度も見たくなってもらう必要があります。
その力を『カフェ・イン』は持っています。
そのうちに口コミで、韓国ミュージカルのクオリティの高さが、六本木からどんどん拡がっていくに違いありません。
ある男女が知り合い、最初はいがみ合っていたにも関わらず、自然にお互いに惹かれていきます。しかしある時、女は男の嘘を知り、傷つき離れていきます。
そして、離れてみてお互いにお互いがどんなに大切な存在だったかいうことに気が付く…という『カフェ・イン』は典型的なロマンティックコメディです。
私は、これぐらい簡単なあらすじを知っているだけで、出演する俳優さんの名前や実績もなにも知らずに、2010年9月にソウルの大学路の、日本人が珍しがられる字幕もない小劇場でこのミュージカルを見ました。そして、大感動してカフェ・イン中毒患者になってしまいました。
なぜ、そんな見ず知らずのミュージカルを韓国まで見に行ったのか?
それは、その年の10月に日本のグローブ座で、韓流スターのカン・ジファンさんが『カフェ・イン』に主演することが決まっていたからです。
それで、ソウル観光を兼ねて、「予習」で見に行ったのです。
一緒に行った友人は、私以上になにも知りませんでした。もともとミュージカルは好きでしたが、私に付き合って来てくれただけで「途中で寝ちゃったらごめんね」って言っていたくらいのテンションでした。けれど幕が上がったら寝るどころか最後に感動で涙まで流していました。
私たちは、それなりに日本でミュージカルを見ていますから、多少目も耳も鍛えられています。ちょっとやそっとでは騙されません。そんな私たちを、全く知らない俳優がふたり出演するだけの、セリフも歌詞もわからない、見たことも聞いたこともないミュージカル『カフェ・イン』は、大感動させてしまったのです。
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■アミューズ・ミュージカルシアター概要
住所:〒106-0032 港区六本木5-11-12
席数:901席
公式サイト:http://amuse-musical-theatre.jp
お問い合わせ:六本木ブルーシアター 03-5414-3255(3月31日まで)
アミューズ・ミュージカルシアター 03-5414-3255(4月1日から)