そして、今回は、ユニットに力をいれたようで、SUPER JUNIOR-Mは新曲「BREAK DOWN」をはじめ数曲歌い、華やかなステージを飾った。Mは、いつみてもバランスのとれたいいユニットだなと思う。そして、SUPER JUNIOR-KRYは、新曲「중『中(ing)』」を披露し、染みいるように会場に歌声を浸透させた。
そのほか、Michael Boltonの名曲「How Am I Supposed to Live Without You」の曲をキュヒョン・チョウミ・ソンミン・リョウクでやったのだが、とっても素晴らしかった。4人のダイレクトな声が絶妙にマッチしていて、パンチが聴いていて、Michael Boltonのハスキーな憂いのある曲とは違ったテイストで4人ならではの素敵なハーモニーも聴かせてくれて最高だった。今回のライブで感激した曲のひとつである。
そして、ウニョク、シウォン、ドンヘとスーパージュニアMのヘンリーが、新曲「Cold」を初公開した。
この曲はヘンリー作曲ウニョク作詞で作った新曲だそうで、パワフルで軽快なダンス曲。これも、きっと新しいユニットとして活動してもおかしくない出来映えだった。是非、また新しいユニットとして活躍してもらい、もう一度見てみたい曲である。きっと音源公開とか、ありそうかな?!
ダンスを楽しませ、歌をじっくり聴かせるだけでなく、観客を楽しませることを心得ている、SJならではの楽しませる演出は、今回ももちろんあった。
なんと、メンバー数人が女装パフォーマンスを披露!
シウォンのソン・ダンビ「Saturday Night」、リョウクのS.E.S.「I’m Your Girl」、カンインのガイン「Bloom」、ソンミンのヒョナ「Ice Cream」。まずシウォンの美しい足に釘付け、そして、リョウクは、初日に本物のS.E.S.のパダさんがサプライズ登場してコラボ、カンインもダイエット効果ありのガイン、そしてなんといっても女子力抜群のソンミンは、本当に見事に女の人のような仕草で完璧に踊っていて脱帽。
リョウクと共演したS.E.S.のパダの出演は、事前にリョウクに知らされていなかったようで、リョウク本人も驚いていた。どうやらカンインが、パダと食事をしたときにそんな話になり、サブライズ登場してくれたとのこと。リョウクは、昔からのS.E.S.のファンだったので、大感激。
まあ、いつもいろいろと驚かせてくれるSJですが、この他にそれぞれコスプレを披露してくれて、シンドン→ハルク、ウニョク→ウルヴァリン、ドンへ→アイアンマン、リョウク→スパイダーマン、ヘンリー→悟空、シウォン→キャプテンアメリカ、キュヒョン→ロキ、ソンミン→黄飛鴻、チョウミ→ウッディ、カンイン→ソー、イェソン→海賊となって映像から飛び出てくるのだが、笑い満載のSJならではのステージ。なかなか、こんなステージをみせてくれるエンターテイナーなグループは、少ないだろう。
そして、今回、今年入隊を正式に発表したイェソン。初日にサブステのせり上がりのところに足をとられ転んで怪我してしまい、心配されたが、2日目、怪我をおして、スタートからすべて見事にこなし、プロ根性をみせてくれた。痛くても、最後頑張りたかった気持ちがとても伝わってくるステージだった。2日目のソロでは、イェソンファンによるイベントがあったり、さいごは、韓国でいう正式な正座しての挨拶をイェソンはひとりで行い、サブステにでてファンの皆さんとお別れを惜しみ、涙いっぱいため会場をあとにした。その様子を最後まで見守っていたのが、ウニョクとリョウクだった。ファンから会場いっぱいに響くサランヘコールに見送られたイェソンは、とても幸せだったに違いない。
また、兵役を終え2年後ステージにたつ日がくるときには、さらに磨きのかかった声で歌をうたってくれることだろう。
リーダーイトゥクがいない中、行われたステージもスーパージュニアらしく、ファンからは、上記スローガンがかかげられ、一体感となるステージを感じさせた。ファンを楽しませながら自分達も心から楽しんでいるステージを披露して、ソウル公演の幕をとじた。
このあと南米公演をはじめ、ワールドツアーがはじまるが、日本での2年連続の東京ドーム公演の発表もされた。
日程は7月27日(土)と28日(日)の2日間で、東京ドームを会場として開催されるのが今から待ち遠しい。
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