2017年WEBマンガ総選挙2位を獲得した大人気コミック『雷神とリーマン』が韓国×日本のキャストで初舞台化され、4月7日(土)~14日(土)新宿シアターモリエールにて上演中だ。
『雷神とリーマン』は、サラリーマンでゲイの大村と、雷神・雷遊(らいゆう)の不思議な共同生活の物語。繊細な大村と、豪快さと純粋さを持った雷遊の掛け合いが見どころだ。
雷遊役はWキャストで、日本で先日終了したばかりの韓国発ヒューマン・コメディ・バディミュージカル『マイ・バケットリスト』日本語公演で不良少年カング役を好演し、日本でドラマ出演経験もあるミンス、個性派演劇集団「劇団番町ボーイズ☆」メンバーであり、双子の弟、要とのユニット「TWiN PARADOX」としてアーティストとしても活動中の二葉勇が演じる。それぞれ衣装が異なるこだわりにも注目したい。
リーマン役は、ミンス同様『マイ・バケットリスト』日本語公演で余命宣告を受けた青年ヘギを好演し、現在はソロアーティスト、俳優としても活動中のインジュンが初の関西弁に挑戦している。
公演前日の6日に行われたゲネプロでは、ミンスとインジュンが本番同様の熱演を披露した。インジュンは、くたびれたサラリーマンがピュアな雷遊に癒され、笑顔が増えていく変化を丁寧に演じている。細身のスーツ姿や、部屋でのジャージ姿など、格好良さとコミカルさを多面的に見せた。ミンスは、役のためにパンプアップしたという筋肉を惜しげもなく披露する衣装で、マンガからそのまま飛び出て来たように雷遊を忠実に再現。哲学的で難しいセリフも多いが、雷遊らしく堂々と全身で表現していた。
終演後、代表してインジュンが挨拶し、「1ヶ月頑張ってきたので、楽しんでいきたいです。」と意気込みを語った。
今回の上演のために原作者のRENA先生が、新たに描き下ろしたオリジナル小冊子を公演日当日のチケットをご提示した方全員へプレゼント!また劇場ロビーに展示された複製原画もお見逃しなく。
公演日程:2018年4月7日(土)~2018年4月14日(土)
会場:新宿シアターモリエール(〒160-0022 新宿区新宿3-33-10 新宿モリエールビル2F)
出演者:雷遊役(Wキャスト) ミンス/二葉勇(劇団番町ボーイズ☆)
リーマン大村役 インジュン
和田侑徳、山形啓将、平岡千香子、井伊亮太
演出:藤原新太
原作:RENA
主催:舞台『雷神とリーマン』実行委員会
制作:ライズコミュニケーション
協力:株式会社リブレ
チケット料金:全席指定9,300円(税込) 学生割引7,000円(税込) ※未就学児童入場不可
公演に関するお問い合わせ:ライズコミュニケーション 03-5790-2661(平日13:00~17:00)
公式HP:http://r-t.jp/raijin
◆公演日程詳細(雷神 雷遊役/リーマン大村役)
4月9日(月)14:30~ミンス/インジュン、19:00~ミンス/インジュン
4月10日(火)14:30~二葉勇/インジュン、19:00~二葉勇/インジュン
4月11日(水)14:30~二葉勇/インジュン、19:00~二葉勇/インジュン
4月12日(木)14:30~二葉勇/インジュン、19:00~二葉勇/インジュン
4月13日(金)14:30~ミンス/インジュン、19:00~ミンス/インジュン
4月14日(土)13:00~ミンス/インジュン、18:00~ミンス/インジュン
※出演者及びスケジュールはやむを得ず変更になる場合があります。予めご了承ください。
※開場時間は開演時間の30分前を予定しています。
※各公演後に特典会も実施します。(詳細はHPでご確認ください)
◆ストーリー
サラリーマンでゲイの大村は失恋を気に色恋から遠のき、日々を味気なく過ごしていた。いつものように仕事に疲れ自宅へ戻ると、部屋の中にフワフワ浮遊する不審者を発見、不審者曰く「神でいるのが嫌になった。お前、俺を人間にしろ。」事態が飲み込めぬまま、雷神・雷遊(らいゆう)とリーマン・大村の不思議なシェア生活が始まる。 大村は、人間になりたいという雷遊に人間でいれば当たり前の日常を1つ1つ教えていく。そんな日々を過ごすうちに共同生活にも慣れ、味気なかった自分の生活も徐々に充実したものになっていくのだった。やがて学校に興味を持ち始めた雷遊の為に親戚の元を訪れ橋渡しを頼む大村。雷遊は高校生活とアルバイトに挑戦していく。初めての友達もできていき、夏には花火大会に行ったり、金魚を飼い始めたり、何気ない日常がだんだん雷遊自身も自覚していなかった「人間らしい」感情を揺り起こしていく―