「麗<レイ>」「雲が描いた月明り」に続く、2018年No.1王宮ロマンス大作「七日の王妃」のDVD-SET1&SET2が好評リリース中!
“涙の女王”パク・ミニョン、“韓流ドラマ新貴公子”ヨン・ウジン、“韓流トップスター”イ・ドンゴンの3大スター豪華共演でも話題となった本作。
ひとりの女性と、2人の王。
宿命に翻弄されながらも想いを貫く三人の甘く切ない愛に胸が震える、涙のシンデレラロマンス史劇です。
DVDリリースを記念して、イ・ヨク/晋城大君/中宗役のヨン・ウジンよりインタビューが到着しました。
―このドラマに出演しようと決めた理由を教えてください。
初めてシノプシスを受け取って読んだときに、強烈な印象を受けました。魂を揺さぶられ、その余韻がいつまでも残りました。僕は恋愛ドラマをやりたいという思いは、常に持っていたわけですが、特に今回のドラマのシノプシスを読んで、胸の奥底深くに響く濃厚な……例えば一幅の名画に心を奪われたような気分でした。僕がこれまで演じてきたのは明るいラブコメが多かったんです。それはそれで得るものも多かった気がしますが、今回の作品はそれとは違い、とてもシリアスでした。だから僕にとっても、この作品は挑戦でしたね。心に響く悲恋の物語に挑みたくて出演しました。
―ウジンさんが演じられたイ・ヨクという役は実在した人物ですが、負担に感じたことは?
もちろん、なかったと言えばウソになります。歴史的な事実にフィクションをどう織り込むのか、過去の作品で描かれたイ・ヨク(中宗)像とどう違うのか、それらのさじ加減については、監督とも話し合いを重ねて、十分に気をつけました。制作発表の時にもお話しましたが、三成洞(サムソンドン)に、僕の演じた中宗の陵があるんですよ。演技に悩んでいる時や癒やされたい時、散歩のついでに足を運んでお参りしていました。そしていつもパワーを頂いていました。心が癒やされましたし自信も与えてもらった気がします。メンタル的なことですが、そのような準備をしました。
―イ・ヨクは愛する女性には優しく、民衆を大切にする情熱を持った人物です。そのキャラクターの持つ情熱をどう感じましたか?イ・ヨクとウジンさんの似ている点、異なる点は何だと思われますか?
僕が演じたイ・ヨクという人物は「熱さ」つまり愛と、「冷たさ」つまり権力を同時に志向する人物だと思います。皮肉なことにすべての状況で、彼は愛か権力か選択しなければならない場面に直面します。あらゆる状況で感性か理性かの選択を迫られる、その点が難しかったですね。イ・ヨクは本来、感性で動くタイプのキャラクターなので、突っ走ってしまうところがります。チェギョンはそんなヨクを制止し、助け、また人として成長させてくれる存在でした。感性的に突っ走るヨク、それを制止する理性的なチェギョン。それを表現するのが難しかったですね。しかし苦労した分、演じきった時は嬉しかったです。演じるのが難しかったと感じたのは、僕自身と彼とでは性格が正反対だからです。僕は何かを判断する時、理性的に考えるほうです。だから感情に任せて動くキャラクターを演じるのは、大変でしたね。
―印象に残っている場面や記憶に残るセリフは?
たくさんあります。1つだけを選ぶのは難しいのですが、今回の作品では、ヒロインの名を何度も呼んだのが記憶に残っていますね。「チェギョン、チェギョン!」と。このチェギョンという単語一つに、本当に多くの意味が含まれているんですよ。だから僕は、シン・チェギョンという彼女の名前を呼んだことが、一番印象深いです。ドラマが終わっても、寝言で呼ぶほどですから(笑)。
―イ・ヨクは、愛しているからこそ、相手のためを思って別れを選びます。実際にそんな状況になったら、ウジンさんだったら、どうされますか?
僕なら、絶対に別れられませんね(笑)。最後まで一緒に立ち向かいたいです。これまでの人生で、実際にそんな状況に陥ったことは一度もありませんが、イ・ヨクの気持ちを理解しようと努力しました。ドラマは設定が極端だし現実とは違います。もし日常生活で、そこまで極端ではなくても、同じような状況になったら、自分ならどうするかと考えてみたんですが……僕なら手を取り合って解決する道を選ぶような気がします。でも、そんな状況に陥るなんて、御免こうむりたいですね(笑)。
―愛する人を一途に想うイ・ヨクの姿は、多くの女性視聴者たちかの心をつかみました。恋愛ドラマの帝王として成功の秘けつは何ですか?
恋愛ドラマの帝王ではありません(笑)。本当に恥ずかしいです。でも、これからも恋愛ドラマには挑戦し続けたいですね。やればやるほど難しいですが、魅力があります。自分が経験したことのない愛が存在するんだということに気づかされました。本当に恋愛ドラマの帝王になれるよう、頑張ります(笑)。また、恋愛ドラマで重要なのは、コミュニケーションなんです。共演者たちと通じ合えるよう、いつでも心を開くように努力しています。現場であらゆることを受け入れられる、懐の深い人になりたいというマインドを持って、そのために努力しているところです。そうすれば相手役との間に自然な形で感情が生じますからね。
―イ・ドンゴンさんとは、ドラマの中では対立する役柄ですが、実際には相性はどうでしたか?
初めて台本の読み合わせを行ったあと、スタッフや共演者たちと食事をしたんです。その時に交わした挨拶が印象に残っています。ドンゴンさんは僕の肩に手を置きながら、「僕たちはうまくやっていける気がする。一緒に頑張ろう」と言ってくださったんです。その時、ドンゴンさんの体温を感じたんですが、それがとても温かくて……。愛情にあふれていると感じました。その瞬間、ドンゴンさんを信じてついていこうと決めたんです。このように、ドンゴンさんの方から先に、フレンドリーに接してくださったおかげで、僕は心置きなく遊べた気がしますね。ドラマの中ではドンゴンさんと対立する関係でしたが、実際に敵対心を持っていると、いがみ合う演技はうまくいかないものです。逆に信頼して演じるほうがいいんです。ドンゴンさんが雰囲気を作ってくださり、演技に集中できたので感謝しています。
―何があっても変わらない2人の愛が視聴者たちに深い感動を与えました。ミニョンさんと共演した感想は?
シン・チェギョンという人物をミニョンさんが演じてくれたことには、本当に感謝しています。僕はパク・ミニョンさんがシン・チェギョンに変わる瞬間を、毎回近くで目撃したわけですが、いつも、その瞬間がとても美しいと思っていました。本当に、彼女以外のチェギョンなんて考えられませんね。彼女のおかげで、とてもすてきな現場になったと思います。
演技をする時は大抵、事前に計算をして演技に入るものですが、自然と演技に入れるように彼女が雰囲気を作り、導いてくれたからだと思い至りました。だから何の計算もせず身を任せられたんです。僕がうまく演じられたかどうかは分かりませんが、彼女がチェギョン役だったことに感謝したいですね。
―ドンゴンさんとミニョンさん、キャラクターの性格と本人の性格って似ている部分がありますか?
まずドンゴンさんが演じたイ・ユン(燕山君)ですけど、似ているところはまったくありません(笑)。ドンゴンさんは優しくて紳士的、たまにいつもと違うお茶目な姿を見せてくれて、そんな姿が魅力的でした。シン・チェギョンとパク・ミニョンさんの相違点は……難しいですね。撮影していない時の姿を見ても、僕自身、チェギョンなのかミニョンさんなのか、分からない時があったほどでした。もともとミニョンさんはエネルギーにあふれた愉快な方なんです。それがチェギョンの持つ愛らしい姿とうまくブレンドされていたように思います。
―2PMのチャンソンさんと共演した感想は?
チャンソンさんは、ソノ役を本当にかっこよく演じてくれました。常にそばにいてくれる心強い存在です。腹を割って話せますし、とても頼りになる存在だったので、ありがたかったですね。後ろに立っているだけでも安心感がありましたし、心強かったです。そしてソノとの別れの場面では、今まで味わったことのない感動を与えてもらいました。その場面を思い出すと、いまでもまだ胸が痛みます。
―日本のファンの皆さんにメッセージを。
ドラマ「七日の王妃」は精魂を込めて演じた作品です。胸に響く濃厚な恋愛物語になっています。僕らの究極の愛をぜひ皆さんでご覧ください。