ASTRO日本ツアーが、『2018 ASTRO Live Tour “ASTROAD II” in Japan』と題して、8月1日名古屋を皮切りに大阪そして、最終公演となった東京の3大都市で開催され、ファンを魅了した。
昨年8月に初めての日本単独ツアーとして東京・大阪で開催された『The 1st ASTROAD to Japan』の第2弾となる今回の日本ツアー『2018 ASTRO Live Tour “ASTROAD II” in Japan』が、東京・大阪・名古屋の3都市をめぐり、全6公演で開催された。
東京公演は、8月7日・8日で、台風が心配される中、Zepp Tokyoで無事開催された。
一生懸命準備してきたメンバー、そしてファンは開催されるかどうか本当に心配だったに違いない。
8月7日初日、会場は所狭しとペンライトを持ったファンで埋め尽くされ、スクリーンに映像が流れると、期待で胸が膨らむファンのテンションのスイッチが入り、会場の熱気がヒシヒシと伝わってきた。
正面の大型スクリーンがせり上がり、ASTROが登場するとボルテージも一気に上がった。
オープニング曲は、ASTROの魅力がよくわかる『Every Minute』。続けて『Dream Night』、『Baby』と続けて3曲、一気に披露し盛り上げる。
VCR後、『Again(붙잡았어야 해)』で、ASTROらしいメリハリのあるダンスを見せて、ファンを初っ端から魅了。
歌い終わると「こんばんわー、元気でしたか?」と声をかけ、ROCKYが「ただいまー!」と言うと、会場のAROHA(ファンクラブ名)が、元気よく「おかえり」と返し、「僕たち、ASTROが東京に飛んできました~」。
ここで、改めて「Wanna be your star!こんばんは、ASTOROです。『“ASTROAD II” in Japan』へ、いらっしゃいませー!」と全員で挨拶。
そして、それぞれ個性あふれる自己紹介が終わると、東京に昨日来て、渋谷でショッピングした話や家族が来ていた新宿へ行って、焼き鳥を食べてハイボール飲んだ話などを披露。たわいもないアドリブの話が、ファンにはうれしくキラキラとした目でメンバーの話を聞いていた。
今回のライブの構成で、VCRの中で女の子のバケットリストがあり、そこにファンの気持ちを汲んだものが用意されていた。メンバーにお願いする形で、腹筋運動、歌、料理などをするメンバーの姿が用意されていて、映像の中でも楽しんでもらおうという気持ちが伝わったものだった。そして、最後に出てくる後ろ姿の女の子も実はメンバーだというオチでも笑わせた。他のVCRも凝っていて、日本ツアーだから日本のファンが喜ぶものが、たくさん散りばめられた映像の作りこみに感嘆した。
日本で最近流行ったドラマをメンバーで再現したものもあり、『おっさんずラブ』では、部長→MOON BIN、春田→ROCKYが演じ、『ヒロイン失格』では、はとり→YOON SAN-HA、利太→MJ、『逃げるは恥だが役に立つ』(以下、逃げ恥)では、みくり→JINJIN、ひらまさ→CHA EUN-WOOが演じた。それぞれが、イケメンのプライドを捨てて、パロディのなりきりぶりに爆笑した。
そして、この映像『逃げ恥』から、メンバーがステージに出てきて『逃げ恥』のタイトル曲『恋』(星野源の曲)を披露し、全員で恋ダンス。そして、嵐の大ヒット曲『Happiness』のカバーも、ASTROならではの切れの良いダンスで、盛り上がりも最高潮となった。
途中のユニットコーナーでも、ボーカル力を活かした『ひまわりの約束』を、MJ、CHAEUN-WOO、YOON SAN-HAでしっとり披露し、ダンスでは、MOON BIN、JINJIN、ROCKYが、実力を見せた。
ユニットコーナーも、ライブならではなので、それぞれの魅力を再発見できて、興味深い。
そして、やはりASTROならではの呼吸のあった群舞も見もの。
そんな、バラエティに富んだ『2018 ASTRO Live Tour “ASTROAD II” in Japan』のライブは、本当にファンを楽しませるステージだった。
Zepp Tokyoというメンバーの温度が感じられる環境でのステージが観られるのも日本ツアーならではだったのではないだろうか。
このツアーのためにメンバーが一生懸命準備してくれたステージだという事が伝わる楽しいライブだった。
ファンも、大満足のセカンドツアーのライブだったに違いない。
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