ここで再び5人がステージに揃うと、『고백(Propose)』でティンカーベルに愛を伝える。
そしてヒジュンが「次の曲はみなさん一緒に歌ってください、ティンカーベル。」と声を掛け『마음씨 (Angel Heart)』へ。
5人のハーモニーが心に響くこの曲は、ソハムが「この歌は時々泣いている方がいらっしゃって本当に切ない歌ですよね。」と言うように、ティンカーベルの胸にも深く届いていた。
歌い終わると、ヒジュンは「ティンカーベルのみなさんに伝えたいメッセージがたくさん込められていて、僕たちも愛情を感じている曲です。歌うたびに幸せになります。」と余韻に浸っていたが、ここでソハムから間もなく最後の曲であるという残念なお知らせ。
インソンが「さっき言ったじゃないですか、始まる時に。すぐに終わるよって。」と言うように、あっという間に最後の曲になってしまい、まだまだ不完全燃焼といった反応のティンカーベルたち。
そんなティンカーベルの気持ちを察して、「今、後悔してる方も多分いますよね。体力をずっと溜めておいて、後でもっと騒ごうと思っていた方もいらっしゃるんじゃないでしょうか。」とヒジュン。
先程のソロステージの話題になると、本当のところ、ジフンはソハムとのユニットステージを計画していたという事実が明かされた。
Heizeの『비도 오고 그래서(You, Clouds, Rain)』を歌うつもりだったそうで、ソハムに合わせて曲のキーを下げてみたところ、MRの音が低すぎて変になってしまったので、今回はお蔵入りになったのだそう。
2人の『비도 오고 그래서(You, Clouds, Rain)』も聴いてみたかったが、ジフンにとって『어떻게 지내(fall)』も、「本当にとても意味のある曲」で選んだとのこと。
「ライブはちょっと心配してたんですが、リバーブのおかげで自信を持って歌うことができました。」とジフンが正直に話すと、ヒジュンが「ジフンさんの声って元々いいじゃないですか。リバーブで響かせるともっといい声になるんです。よく聴いてみてください。」と言って、ジフンがワンフレーズ歌ってくれることに。その違いに会場からも歓声上がると、インソンのフリでヒジュンもワンコーラス歌うことに。
ヒジュンはマイクの機械的なリバーブだけでなく、自らの声でリバーブをかけるのが得意なようで、「難しい、もっと練習してきます。」と言いながらも、「♪マウム シガ ノノノノムムムム・・・」と歌い、その技に会場も感心していた。
間もなく最後の曲ということで、初めてのコンサートを終えようとしているドンウォンが、再びクローズアップされると、まだ緊張している様子のドンウォンにヒジュンから「そんな時はトーンを上げてみて。」と言われ、高い声で「僕はすごく緊張しています!」と言う素直なドンウォン。
ここでも短期間で振り付けを覚えたことを褒められたドンウォンだったが、日本ツアーの後にアメリカツアーも控えているとのことで、「練習が終わるとインソンとかジフンに連れて行かれたりするんです。『さっきどうしてあそこ間違えたの』って。」と練習は厳しかったよう。
インソンも「僕がちょっと厳しく育ててます。練習の時にはちょっと厳しくやらないと駄目です。」と愛のムチを振るっていることを明かした。
アメリカツアーでは日本とは違ったステージを予定しているそうで、ヒジュンの「今行こうか、行くまいか、悩んでいる方のためにちょっとだけお見せしますね。」というフリでドンウォンがラップを、ジフンがダンスを披露。アメリカツアーに期待感を持たせた。
そして「本当に久しぶりに見ていただく曲だと思います。」と言って始まったのは『GONE』+『BACK AGAIN(Japanese Version)』と『STAY』+『U(Japanese Version)』という盛り上がり必至のメドレー。
ティンカーベルも掛け声で応援し、熱い雰囲気の中、5人はステージを後に。
インソンの「 アンコール、叫んでもらえますか?」という言葉にすぐに反応したティンカーベルは「KNK」コール。ヒジュンも「もっと、もっと!」と煽り、アンコールが始まると、ツアーグッズのパーカーを羽織り、ペンライトを持った5人が登場。
まずは『DAY N NIGHT』を歌うと、「君はきれい、全部きれい」と言って、『너무 예뻐(Love You)』へ。そして「ティンカーベル、本当本当に最後!」と言って『아름다워(Beauty)』まで歌うと、改めて最後の挨拶へ。
ヒジュン「公演をするたびに、僕たちからパワーを差し上げるのではなくて、いつも僕たちが元気をいただいています。そのおかげでエネルギーが充電できています。みなさんからいいパワーをいただいて、次のアルバムにそのパワーを注ぎ込んで、いい曲を出して戻ってきたいと思いますので待っていてください。」
ドンウォン「KNKが海外に行ってもこんなに愛されているというのは本当に幸せなことですし、不思議なことだと思います。僕にとっては初めてのコンサートだったんですが、まだ満足できていません。本当に残念な気持ちですし、名残惜しいです。」
インソン「みなさんが僕たちのコンサートに、このように2階まで来てくださって、心から感謝しています。KNK のことを忘れずに来てくださって、本当にありがとうございます。エナジーください。」
ソハム「今年はカムバックもしましたし、本当に良い事ばかりがあるような気がします。ティンカーベルのみなさんからこのパワーをいただいて、また新しいアルバムを作って早く戻ってきたいと思います。遠くから来てくださった方もいらっしゃると思いますが、みなさんにとってこの公演がいい公演になってくれたらうれしいです。これからも素敵なKNKの姿をお見せできるようにします。僕たちも今日の夕飯はおいしいものを食べるので、みなさんもおいしいご飯食べて。」
ジフン「ドンウォン兄さんが合流して初めてのコンサートなので、ドンウォンさんも心配していたと思うんですが、僕たちもまた心配していました。ドンウォンさんがちょっとミスもしてしまったんですが、それは練習室に帰ってから話すことにして…」
(この言葉を受けてドンウォンが腕立てで謝罪)
ジフン「今こんな雰囲気を作るつもりじゃなかったんですけど(笑)、みなさんが温かく見守ってくださったと信じています。今日の事がいい経験になってくれたと思います。僕たちも本当にいいパワーをいただいて帰れそうな気がするので本当に感謝しています。」
そして最後はヒジュンが「本当にありがとうございます。ステージに立たせていただいて、歌わせていただいて、ありがとうございました。」と感謝の気持ちを伝えると、「以上、KNKでした!」と全員で挨拶し、ステージを後にした。
ドンウォンが加入し、5人となって新たなスタートを切ったKNK。
まだ初々しいドンウォンだったが、短期間でよくこれだけがんばったな、というステージを見せてくれた。
ティンカーベルからエネルギーをもらった、と言っていたメンバーたちだったが、5人のみなぎるエネルギーで元気になったティンカーベルは少なくなかったはず。
アメリカツアーを経て、また一回り成長した姿を見られる日に期待したい。
(完)←前頁へ