今年4月に待望のJAPAN 1st ALBUM『TROUBLE』をリリースした韓国の5人組ガールズグループのEXID。そのアルバムを引っさげ、8月11日(日）大阪、12日（祝・月）名古屋、14日（水）福岡、16日（金）東京の全国4会場5公演ツアー『EXID 2019 Summer Live Tour -TROUBLE-』を開催、6カ月ぶりに日本のファンに元気な姿を見せてくれた。

このツアーの最終日、16日（金）東京・Zepp Tokyoで行われた1部公演の模様をお届けします！

【レポ】『EXID 2019 Summer Live Tour -TROUBLE-』 at Zepp Tokyo（1部）

以前日本デビューSHOWCASEの記者会見でも言っていたが、細部にまでこだわったステージを見せるEXID。
オープニングもメンバー紹介の映像に合わせ、メンバーが順番に登場するという演出で、ジョンファ、ヘリン、ハニ、エリー、ソルジの順に登場。スポットライトを浴び、それぞれがポーズを決めると、会場のボルテージは一気に高まる。
そして1曲目の『ME&YOU』が始まると、スタンディングのフロアをびっしりと埋めたファンからは掛け声が。
続けて『I LOVE YOU』『CREAM（JPN ver.）』まで歌うと、ここで「Who’s That girl？EXID！私たちは、EXIDです！」と全員で挨拶、しばしトークタイムへ。

ステージではクールでカッコいい印象が強い彼女たちだが、ひとたび話し始めると、メンバー、さらにはファンも交えた楽しい掛け合いが続く。
1曲目に歌った『ME&YOU』は、今年5月に発売した韓国カムバック曲ということで、「『ME&YOU』初めて観た方？」とソルジが会場に問いかけると、「観たことがある方が初めてだって言ってますね。ウソ(笑)！」とエリー。
そして、「みなさん私たちのJAPAN 1st ALBUM出ましたよね？」と続けると、メンバー同士顔を見合わせ、「聴いて…くれました…か？」と、日本語を確認しながら問いかける場面も。
このツアー恒例？となったあいうえお作文では、“東京（トウキョウ）”をお題にハニが日本語で「東（トウ）京のファンのみなさ～ん、今日（キョウ）準備していますか～？」と即答。
「やっぱり上手でしたね」（エリー）、「EXIDのブレイン、ハニちゃん」（ヘリン）とメンバーから絶賛を受けていた。

次の曲『TROUBLE』を披露する前には、エリーからファンにお願いが。
JAPAN 1st ALBUM『TROUBLE』のタイトル曲でもある『TROUBLE』は、m-floの☆Taku Takahashiのプロデュースということで、エリーのラップももちろん日本語。
“♪ねえ もっとオトナになって”の部分を一緒に歌ってほしいというエリーのリクエストに応え、ファンが試しに練習してみると、その完璧さにメンバーたちも「すごい！」と絶賛。
このままの雰囲気で『TROUBLE』に突入すると、本番でも完璧なラップを披露したエリーと会場のファンたち。
ご機嫌なエリーは続いての曲『Every Night（JPN ver.）』では、客席のファンに手を伸ばす場面も。
そして『Cookie & Cream』まで歌うと、5人は一旦ステージを後に。

日本のファンへの直筆メッセージや、レコーディング風景、昨年の日本デビューSHOWCASE、ソルジが復帰して初の来日となった1st JAPAN LIVE TOURの様子など、見応えたっぷりの映像に続いて、装いも新たに5人が登場すると、先ほどまでのダンスナンバーから一転、『The Vibe』でしっとりと聴かせる。
そしてエリーが「みなさん、How You Doin’？」と声を掛けると、『How You Doin’』へ。
メンバーたちはステージを自由に動き回り、ヘリンはしゃがみ込んでファンの顔を覗き込むような仕草も。元気に『Too Good to Me（JPN ver.）』まで歌うと、再びトークへ。

今回の公演では、エリーに代わりMCを担当することになったヘリンだったが、日本のファンのためにがんばって日本語で話そうとして、スムーズに進行ができず、「私もう引退しましたけど」というエリーに、「助けて」と愛嬌たっぷりにお願いする場面も。
あまりにキュートなお願いに、MCエリーが復活。「みなさん『How You Doin’』、本当にノリノリで楽しいですよね。でもとっても楽しいんだけど、ちょっと悲しい感じの曲です。歌詞のせいかもしれません。でもメロディーはとてもノリがいいんですよね」とスラスラと話し、それに聞き入るメンバーたちに「みなさん、MCがいるからって、ずっと見てるだけじゃなくて」と笑いながら注意。
そんなエリーに「全ての事をエリーさんに任せてます。愛してるよ」とソルジが言えば、エリーが.「私、（MCを）引退したいと思います」と、楽しい掛け合いを見せると、公演はクライマックスへ。
ハニが「みなさんもしっかりと準備をしなければいけないタイミングです。今から思いっきり走り続けます。今までとは比較にならないくらいこれから思いっきり走り続けなければなりません」とファンにも発破をかけると、エリー曰く“死のキューシート”という程の激しいラスト4曲に突入。

まずは『DDD』で一気に盛り上げると、会場も掛け声で応戦。
『Ah Yeah』『HOT PIN（JPN ver.）』まで歌うと、気づけばメンバーたちも全員上着を脱ぐほどHOTに。
そして、「みなさん、UP&DOWN、準備いいですか！」の声で最後の曲『UP&DOWN（JPN ver.）』へ。
会場一体となって盛り上がると、メンバーたちはステージを後にした。

会場は息つく暇もなく「EXID」コールでアンコールを求める。
そして“MEMORIAL”と題された映像に続き、Tシャツに着替えたメンバーが登場すると、『VAPORIZE YOURSELF！』で会場にサインボールのプレゼント。
そして歌い終えると、ひとりずつ、ファンに最後の挨拶をすることに。

まずはエリーが「ツアーはこれで終わりになりますが、12月にアルバムが出るので、楽しみにしててくれますよね？その時にまた会うことにしましょうね。またね」と話すと、続いて日本語で「次に会うまで、私たち、本当に努力します。もっといい公演を準備してきます」とヘリン。
ここでエリーが「ヘリンちゃんは日本語が上手ですよね。だからみんなの最後に入ってくれるといいなと思います」と言うと、「次に話すのが私なんです」とプレッシャーのかかったソルジ。
そんなソルジに「みんなそれぞれ得意なところを生かして、最後の感想を言うように」とハニが提案すると、エリーが「ソルジちゃんはミュージカルスタイルで」とリクエスト。
ここは気風がいいソルジ。会場に「みなさん、聴きたい歌ありますか？」と声を掛け、少し前に韓国の番組『不朽の名曲』で歌ったという『ポゴシプタ』を圧巻の歌声でアカペラで披露してくれた。
続いて挨拶するハニには、ヘリンから、通訳さんの言葉に合わせて当て振りをしてほしいというリクエスト。
ハニは自信たっぷりにOKし、「私たちは時々しかみなさんに会いに来れませんが、来るたびに温かく歓迎してくれて、本当にありがとうございます。そして12月にシングルも出ますから、もう少し待っててくださいね。本当にありがとうございますハムニダ」と自分で話した後に、通訳さんの言葉に当て振りして見せ、ファンもメンバーも大喜び。
最後のジョンファには、さらに難しいリクエストが。
“愛嬌を交えて”というリスクエストに、「みなさん、今日は本当に楽しかったです。私、愛嬌得意じゃないですか、みなさんのために最後に愛嬌を見せて次の曲に行きたいと思います」とかわいく話すと、最後は“赤ちゃんのように”とリクエストされ、「ありがとう」を赤ちゃん言葉で披露。
指ハートで投げキッスまで贈り、甘～くラストを飾った。

そして、「以上、EXIDでした！」と全員で挨拶すると、最後の曲『Memories』へ。
「一緒に歌ってください」というメンバーのリクエストに応え、会場一体のエンディングとなった。

2019年、転換期を迎えることになったEXIDだが、12月には日本2nd Singleの発売も決定。
今後の日本活動に期待が高まる！

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