ジュンスの除隊後初の日本ファンミーティング『2019 XIA FANMEETING ~HOME PARTY~ NIGHT』(東京公演)が9月21日(土)、22日(日)に幕張メッセで開催された。今回の東京公演は、8月にエディオンアリーナ大阪(大阪府立体育館)で行われた公演とはセットリストを変えてファンを楽しませた。そして、タイトル通り“HOME PARTY”にふさわしい温かな雰囲気のファンミーティングとなった。
ファンミーティングは、ジュンスのソウルの自宅にファンを招待するという感じで、ステージには大きな白いソファや照明が置かれ、タイトル“HOME PARTY”にふさわしいセットが用意されていた。
“HOME PARTY”のはじまりは、ジュンスが作詞作曲したバラード曲『露を宿した木』。最初からジュンスの心に響く歌声に、招かれたファンはジュンスワールドに一気に引き込まれていった。
そして、そのまま映像でジュンスの自宅紹介のコーナーへ。
初公開となったジュンスの自宅は、眺望の良い高層マンションで、ジュンスがインテリアをいろいろ考えたという各お部屋を拝見、ファンも興味津々。最初のお部屋は、大事にしているバックやアクセサリー、シューズなどがきれいに並べられた部屋で、ギャラリーを見ているかのようなモダンなイメージのゲストルーム。
照れくさそうに時折笑いながら、お部屋紹介は続く。
眺めの素晴らしいリビングには、ソファやマッサージチェアが置かれ、素敵なキッチンには、品の良いテーブルウェアが揃えられていた。その素敵な食器で、ゆっくりお茶するのが“くつろぎのジュンスタイム”なのだそう。
恥ずかしそうにベッドルームも公開し、クローゼットも見せてくれて、その中からスペシャルな洋服も披露してくれた。友人たち(ファン)をもてなす感じで、ジュンスの自宅というプライベートな空間を紹介してくれた映像にファンの顔もほころぶ。
ここで歌の披露。ドラマ『運勢ロマンス』(ファン・ジョンウム、リュ・ジュンヨル)として発表された曲『Lean on me』。ジュンスらしく感情を込めて、「僕を頼って」と愛する人に向けて優しく語り掛けるバラードで、ファンはうっとり。ジュンスの歌声に聴き惚れる。
続いて、ミュージカル俳優の先輩たち、音楽監督からの映像メッセージが流れ、素敵な仲間に囲まれてかわいがられているジュンスの様子がわかるようなそれぞれの言葉に会場もほっこり。その後のトークで今年夏まで出演していたミュージカル『エクスカリバー』の話が出ると、除隊後初のミュージカルとなった『エクスカリバー』より、ジュンスが演じたアーサー王の楽曲『王になるということ』を披露。ソウルまで、足を運べなかったファンにはうれしい選曲。
ミュージカルシーンが浮かび上がるかのように、感情表現豊かに歌い込むジュンスにグングン引き込まれ、圧巻な歌声に改めて感動する。
そして、ジュンスのライブやイベントの名物コーナーとなっているファンからのリクエストに応えるジュンスタイム(ジニータイム)へ。ファンからのお願いをその場で3つ叶えるというもの。
取材に行った幕張公演初日は、韓国の伝統楽器のチャング(장구)の演奏。ジュンスが、幼い時習っていたことを知っているファンが、韓国のファンミでやったジニーでの様子が素晴らしかったからと自ら楽器を持ち込み日本でもやってほしいとお願い。
ステージに座り込みチャングをたたき始めると、軽快なリズムを刻み美しい音色を会場に響かせた。
圧巻だったのは、ミュージカル『モーツアルト』の楽曲『黄金星』。何とアカペラで、フルコーラスで歌を披露してくれた。いろいろな思いを抱えていた時に出会ったミュージカル『モーツアルト』。そのジュンスの思い入れのある『モーツアルト』だからこそ響くものがあり、心に染み入るものがあった。フルコーラスをアカペラで聴く機会はとてもレアなので、ファンにとってもこの瞬間に立ち会えたことがものすごく貴重だったに違いない。
“ジュンスといえば”というプラカードを掲げて選ばれた最後のジニーは、ジュンスの代表するダンスナンバー『Tarantallegra』『Incredible』など5曲ものメドレーのダンスリクエスト。「最近年で…」とボソボソ言うジュンスにファンから「大丈夫!!」の声が飛ぶと、「何で僕のカラダの事を大丈夫って分かるんですか~」とジュンスの突っ込みも面白い。
しかし踊り出すと、そんな言葉は吹き飛ぶようなキレキレのジュンスのダンス。やはり、突然フラれたのに全力投球で踊るジュンスは素晴らしい!思いもよらぬセットリストの追加に(笑)、ダンスメドレーの後には、ステージ上のソファに汗だくで倒れ込み、普通にくつろぎ休憩タイム。その様子が、まさしく自宅で見せてくれるような自然な姿でファンもほっこり。
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