TCエンタテインメントより、「復活」「魔王」脚本家・監督の黄金コンビ最新作で米アカデミー賞受賞作『パラサイト 半地下の家族』のチョ・ヨジョンが魅せる極上のハイクオリティドラマ「凍てついた愛」のDVDが好評リリース中です。
このたびDVDリリースを記念して、イ・ジョンソクをはじめ、イム・シワン、カン・ドンウォンなど大人気俳優の子供時代を演じ、本作では学校の屋上から転落し、こん睡状態に陥ったパク・ソンホを演じたナム・ダルムのオフィシャルインタビューが到着しました。
―作品の冒頭が屋上からの転落シーンでしたが、インパクトもある印象的なシーンでした。撮影当時の話を聞かせてください。
危険な撮影だったので、全員が緊張しましたし、安全面に気を使いました。すごく緊張したし、高い建物だったので怖かったのですが、監督とスタッフが気を配ってくださったので、「怖い」とは言えませんでした。でも幸いなことにスタッフの安全面への気配りのおかげでインパクトのあるシーンが撮れたので、(ドラマの中のシーンを見て)よかったな、と思いました。
―NGは?
特にNGはなかったのですが、何度か色んな角度から撮りました。
―一緒に演技した先輩俳優との息は合いましたか?重い内容の作品ですが、休みの時間などの時に現場を明るくしてくれるムードメーカーの役をしてくれた先輩俳優はどなたでしたか?
重い内容の作品ですが、楽しい現場でした。いつも笑いにあふれていましたね。特に僕の父親役を演じたパク・ヒスンさんはひょうきんな方なので、いつも笑わせてくださいました。
―パク・ヒスンさんは明るい方なんですね。
最初は静かで無口な方だと思ったのですが、現場をご一緒させていただくうちに、ひょうきんな方だと知りました。
―ドラマには同世代の俳優さんもたくさん出演されていましたが、いかがでしたか?
みんな(同世代とはいえ、)芸歴の長い子が多かったのですが、一緒に出演するのはみんな初めてでした。年も近いですし、お芝居の経験がある子ばかりなので、息はぴったり合いました。
―こういう若い子たちがたくさん出るドラマの現場はどんな感じですか?
撮影の合間に気の合う友達同士で固まって座って冗談を言い合ったり、おしゃべりしたりして過ごしていました。
―劇中では病院で横になっているシーンが多かったのですが、つい本当に眠ってしまったとか、そんなエピソードはありますか?また印象的なNGシーンなどはありますか?
病院はセットだったのですが、すごく寒い時に撮影したんです。それでスタッフがセットの横を通りかかる度に僕が横になっているベッドの中にカイロを入れてくれました。最初はすごく暖かくてありがたかったんですが、(気づくと)たくさんのカイロが布団に入れられていて最終的には汗がダラダラ出るくらい暑くなってしまいました。ベッドの中で汗をダラダラかいたことを今も思い出します。病院のシーンは一日かけてまとめて撮る場合が多かったのですが、僕は意識を失った役のため、目を閉じてじっと横になってばかりだったので、気づくと眠ってしまっていたことも多かったです。
―ご自分が出演しているシーンの中で一番印象深いシーンはどこですか?
精神的に追い詰められたクラスメイトに話しかけるシーンです。つらい立場に追い込まれてしまった同級生を無視せず、暖かく慰めてあげるシーンだったので、すごく印象に残っています。
―本作では、大人が犯したさまざま過ちが描かれていて、演じる上でいろいろ悩むことも多かったと思います。理想の大人についてどう思いますか?
自分の過ちを隠すために、(自分に都合の悪い)真実を隠してしまう大人は実際にも多いんじゃないかと思いました。人に迷惑をかけず、人を思いやることができる人が本当の大人じゃないかと思いました。
―お手本としたい俳優さんとか、こういう俳優になりたいと思える人はいますか?
お手本にしたい俳優さんですが、特定の1人はあげられません。演技が上手な先輩俳優さんは僕にとって全員お手本にしたいと思っています。(こういう俳優になりたいについては)、共演したいと思える俳優、頼れる俳優になりたいと思います。
―最後にこの作品の見どころについて日本の視聴者の皆さんに説明してください。
作品のタイトル(原題)は「美しい世界」ですが、ドラマの中では実際に起きてほしくないような出来事がたくさん起きています。起きてほしくないような出来事の裏には、それぞれの登場人物の自分勝手な事情や思惑があるのですが、彼らがどうやって「美しい世界」を作っていくのかを見守っていただきたいと思いますし、真実を追うソンホの家族を応援しながら見守って頂きたいと思います。