ウォンビン主演で韓国で観客630万人以上を動員した映画「アジョシ」が9月17日から日本全国で上映される。
東映が海外作品配給のために新設したレーベル「東映トライアングル」が26日に発表。
「アジョシ」は「東映トライアングル」レーベルの第1弾作品。
東映が海外映画を配給するのは1987年の「七福星」(ジャッキー・チェン主演)以来とのこと。
この作品は、韓国で、当時『インセプション』、『アイアンマン 2』などのハリウッド大作を押し退けて、2010年韓国No.1の大ヒット作品でもあります。
アジョシは日本語で「おじさん」という意味。
ウォンビンが演じる、おじさんは、きっとおじさんの持つイメージがかなり違ってくるのでは…と期待してしまう。
この作品は、愛する者を守れなかった事を悔み、夢や希望、未来さえ奪われ、都会の片隅で世間から隠れるように生き、暗殺を主な任務としていた元韓国特殊部隊要員として鍛え上げた強靭な肉体と精神力をもつテシクという役をウォンビンが演じる。
クラブダンサーの娘ソミが、アジョシ(おじさん)と呼んで唯一テシクを慕う。
ある日、ソミは麻薬密売に巻き込まれた母親と共に犯罪組織に誘拐される。
ソミを救うために、犯罪組織の闇へと迫って行きながら、彼自身を取り戻していくというストーリー。
ソミを演じるのは、天才子役キム・セロン。
ウォンビンは、この役のために、肉体を鍛え上げ、このアクションシーンの多い作品への出演にこだわったのは、深く傷ついた過去のために世間との関わりを絶って生きるテシクの心理状況に興味を持ったからだという。
当初、イ・ビョンボム監督は、アジョシ(おじさん)のイメージ通り、太ったお腹で無精髭を生やしているような、ごく平凡な人をイメージしていたそうですが、ウォンビンが強く出演を望んだため、思い描いていたキャラクターのコンセプトを変えて、アジョシ(おじさん)というイメージには、ちょっと似合わないウォンビンの出演が実現したと記事で読みました。
ウォンビンは撮影が始まる数ヶ月前からトレーニングで体を鍛え上げ、スタントマンを待機させての撮影はその大部分をウォンビン自身がこなしたそうなのでそんなところも、見所ですよね。
公開に先立ち、8月31日にウォンビンとキム・セロンら出演者、イ・ジョンボム監督が東京都のホテルで公式記者会見も
あるそうなので、どんな話が出るか楽しみですね。
ウォンビンはこの作品で「第47回大鐘賞」(最優秀男優賞・男性人気賞)、「第8回大韓民国映画大賞」(最優秀男優賞)、「第31回青龍映画賞」(観客賞)を受賞している。
ひさしぶりのウォンビンの映画、楽しみだなぁ…。