韓国出身のボーイズグループASTRO(アストロ)が5月1日(土)、初のオンラインファンミーティング「2021 ASTRO JAPAN ONLINE FANMEETING – All Yours -」を開催し、日本のファンとの再会を果たした。
メンバーは、その美青年ぶりから“顔天才”と呼ばれ俳優としても大人気のチャウヌ(24)を筆頭に、作詞作曲をこなすリーダーのジンジン(25)、歌唱力抜群でミュージカルで主演を果たしたMJ(エムジェイ)(27)、セクシーさと愛らしさを併せ持つムンビン(23)、カリスマダンサーのラキ(22)、日本語が得意なキュートな末っ子ユンサナ(21)と、多様な魅力を持つ6人で構成。2ndフルアルバムとなる最新作『All Yours』が日本のオリコン週間アルバムランキング(4月26日付)で自身初の1位を獲得するなど、デビュー5周年を迎えた今年、ますますの好調ぶりを見せている。
1年3カ月ぶりの開催となる今回の日本向けファンミーティングには、“完全体”として6人全員が参加。アルバムタイトルにちなんだ“All Yours”をテーマにした企画やトークで盛り上がったほか、最新ヒット曲「ONE」を含む6曲を披露。本編終了後にはファンクラブ会員のみのスペシャルコーナーも用意され、約2時間半に渡り韓国から日本全国にたっぷりの愛情を届けた。
オープニングを飾ったのは、スタイリッシュなダンスナンバー「Blue Flame」。全身白の衣装に身を包んだ6人は、まばゆいばかりのビジュアルで華麗な群舞を披露。続く「Knock」でもキラキラ感全開のパフォーマンスを見せ、開始早々AROHA(ファンの呼称)の心をわし掴みにした。
ここで司会進行の古家正亨が東京のスタジオから登場。メンバーが1人ずつ日本語でAROHAにあいさつをしたところで、さっそく最初のコーナー「All Yours ‘Time’-僕達の時間はAROHAのもの<ヒストリートーク>」へ。この1年間の近況を、個人活動のエピソードを中心に語ってくれた。
英語圏の番組でMCとして活躍しているジンジンは、「でも進行は韓国語(笑)」と言いつつも、「Hello guys!」と流ちょうな英語を披露。中国の番組でMCをしているラキは「ASTROではマンネ(末っ子)ラインで、MCという立場からは遠いと思っていましたが、頑張りたい」とコメント。俳優業が絶好調のチャウヌは、最新主演ドラマ「女神降臨」で話題になった告白シーンを再現。「僕が好きな人はAROHAだ」と甘い演技でAROHAをときめかせた。トロット(韓国演歌)を歌うアイドルユニット、SUPER FIVE(タソッジャン)で活躍したMJは、ノリノリで自身の持ち歌「Don’t Do It」を熱唱。ムンビンとユンサナは、2人のユニットMOONBIN & SANHAでの活動についてトーク。「グループ初のユニットだったので、いろんなことに気を使った」(ムンビン)、「いい経験でした」(ユンサナ)と振り返った。
ムンビンが出演した食がテーマのバラエティー「食ベンジャーズ」の話題の流れから、続いて行われたのが、音を頼りに口にした食べ物が何かを当てる「ASMR食べ物モッパン(食べる番組)クイズ」。嫌いなトマトを食べることになったユンサナが、「口は子どもだけれど成人だから食べます」とかわいく大人アピールしたかと思えば、チャウヌが食べたせんべいの音には「ラーメン!」「キムチ!!」と珍回答が続出。仲睦まじいわちゃわちゃ感でAROHAを楽しませた。
ここで再びパフォーマンスタイム。しっとりとした雰囲気に切り替えて、MJが作詞・作曲・編曲に参加した美しいバラード「gemini」と、ジンジンとラキがラップメーキングに参加した壮大なラブソング「Love Wheel」を披露。カメラの向こう側のAROHAに届けとばかりに、感情をたっぷり込めて歌う姿が印象的だった。
続く「All Yours ‘Mind’-僕たちの心もAROHAのもの<100秒Q&A>」では、事前にAROHAから寄せられた質問に、100秒間でいくつ答えられるか6人で競争。「演じてみたい役は?」と問われたMJは「冷たい男、(チャウヌが「女神降臨」で演じた)イ・スホみたいな役!」と回答。「なぜそんなにセクシーなの?」との質問にムンビンは「ハハ~、僕も分かりません」と照れ笑い。「日本に来たら何をしたい?」との質問にラキは「おいしいものをたくさん食べたい」とコメント。全25問のうち13個の質問に答え、1位になったジンジンには、質問を寄せたAROHAの中から1名にASTROのサイン入りCDを贈る権利が与えられた。
しかし5枚のCDが残されたまま、ということで用意されたのが追加ミッション「All Yours ‘Love’-僕たちの愛はAROHAのもの<99秒ハートミッション>」。メンバーがリレー式で、紙や粘土など異なる素材でハートのモチーフを作成し、最後に全員一緒に身体を使って大きなハートを作ればミッション成功、というもの。抜群のチームワークで見事クリアし、CDは全てAROHAに贈られることに。
最後のコーナーとして用意されたのが、「All Yours ‘Memory’-僕たちの思い出の全てはアロハのもの<5周年アワード>」。この5年間のASTROの活動を振り返るべく、ファンの投票などで選ばれた人気トップ3の作品を部門ごとに発表した。
「ベストミュージックビデオ部門」は、1位「All Night(電話して)」、2位「Confession(告白)」、3位「Baby」という結果。アルバムのビジュアルを選ぶ「ベストスタイル部門」では、1stフルアルバム『All Light』が1位、6th ミニアルバム『BLUE FLAME』が2位、そして最新作の2ndフルアルバム『All Yours』が3位にランクイン。「ベスト振り付け部門」では1位に「ONE」、2位に「Baby」、3位に「Knock」が選ばれた。メンバーは発表ごとに歓喜の声を上げつつ、当時の制作エピソードを懐かしそうにトーク。ジンジンはメンバーを代表して「5年間、応援してくれて本当にありがとう。これからも一生懸命頑張ります」と感謝をAROHAに伝えた。
締めのあいさつでは、素直な心情を語った6人。
ユンサナ「久々に皆さんと過ごせて幸せでした。この状況を乗り越えて笑顔で日本で会いましょう」
MJ「今日のように一緒に過ごせる時間が増えるように頑張ります」
ムンビン「直接会えないのは残念でしたが、5周年を一緒に過ごせてうれしかったです」
チャウヌ「状況が良くなったら皆さんと直接会って、公演などをしたいです。いつも元気でいてください」
ジンジン「今日はとても楽しかったです。状況が良くなったら駆け付けますので待っていてください」
ラキ「久しぶりのファンミーティングでドキドキしました。(今後も)AROHAのためにカッコいい姿を見せます」
そしてラストの楽曲として2ndフルアルバム『All Yours』の活動曲で、ASTROの新たな魅力を発揮した「ONE」と、幸せオーラあふれる「All Good」を続けて披露。盛り上がりが最高潮を迎えたところで、ASTROへのサプライズ演出として、AROHAから贈られたメッセージ映像が舞台のモニターに映し出された。次々と登場するAROHAの姿を愛おしそうに見つめながら、「会いたいな…」とつぶやくメンバー。代表としてユンサナが「感動しています。もっとカッコいい姿を見せるために頑張ります!」と決意を語り、本編は終了した。
本編終了後、ファンクラブでチケットを購入したAROHAに用意されていたのが、メンバーがアドリブ劇を披露するスペシャルコーナー。くじ引きでペアを組み、1人がASTRO役、もう1人がAROHA(彼女)役になり、演技を通じてAROHAへの愛情を表現するアドリブで場を盛り上げた。
最後に、5年後のグループ結成10周年について問われると「AROHAとは夫婦のようになり、互いにとって大きな存在になっていると思う」(チャウヌ)、「東京ドームでファンミーティングをしているはず」(MJ)、「ドームツアーをしている」(ユンサナ)と明るい未来予想図を語ったメンバーたち。「また会いましょう、次は日本で!」と再会を約束し、笑顔で締めくくった。