2019年、新たなスタートを切ったB1A4の1年ぶりとなる日本でのファンミーティング『2019 B1A4 Fanmeeting ~HAPPY BANA WEEKEND~』が、2月2日(土)東京・TFTホール1000、2月3日(日)大阪・松下IMPホールにて、それぞれ昼夜2回公演で行われた。
チケットはSOLD OUT。3月には追加公演も行われるほどの人気ぶりで、新しい体制のB1A4に対する期待の高さが伺われる。
1月5日(土)にはシヌゥ、サンドゥル、ゴンチャンの3人で韓国・ソウルでファンミーティングを開催したが、この公演を最後に1月22日(火)に急遽入隊したシヌゥが今回不参加となったため、サンドゥル、ゴンチャンの2人でステージとなった。
この公演の初回、東京・昼公演の模様をお届けします!
まずはシヌゥも含めた3人の映像からスタートし、湧き上がる会場。
そしてサンドゥル、ゴンチャンが登場すると、流れ始めたのは『Beautiful Target』。
2人でのステージということで、どんなパフォーマンスを見せてくれるのか期待が高まる中、サンドゥルとゴンチャンは、ポイントポイントで2人で大きなハートを作ったり、ジャンプをしたりと、2人だからこそ可能なパフォーマンスでBANA(B1A4のファン)を楽しませる。気になるラップの部分も2人で分担し、新たな魅力も見せてくれた。
ここでMCの古家正亨が登場。今やB1A4のイベントには欠かせない存在となってきている古家の登場で、2人も少しほっとした様子。
「みなさんこんにちは、B1A4です!」と元気に挨拶すると、自己紹介。
なぜか今回の来日では、本当の末っ子ゴンチャンを差し置いて末っ子キャラを押し通しているサンドゥルは、「僕はB1A4の末っ子、サンドゥルです。」とまず挨拶すると、「1ドル、2ドル?」とファンに呼びかけ、会場もいつものように「サンドゥル(3ドル)~!」と元気に応える。
1回では、まだまだ、といった感じのサンドゥルは3回目にはアレンジを加え、「2ドル?」の語尾を上げてみたものの、ファンは困惑(笑)。
「いえいえ、『1ドル、2ドル、サンドゥル~(語尾を上げる感じで)』」とお手本を見せ、会場もこれに見事に応えていた。
この様子を横で見ていたゴンチャンは、今日はお兄さんキャラということで、「おいおい、サンドゥル、やめてください。みなさん、僕はサンドゥルよりお兄さん、ゴンチャンです。」とサンドゥルをたしなめるように言ったので、会場からも笑いが。
「おにいですね。」と言うサンドゥルをゴンチャンが「おにい?」と再びたしなめ、「お兄さん、すいません。」とサンドゥルが謝るB1A4劇場が展開されていると、「僕、入る余裕ないんですけど…」と古家のツッコミ(笑)。
日本では1年ぶりのファンミーティングということで、「今も緊張しています。心がキュンキュンです。」(サンドゥル)、「僕は心臓が止まりました。」(ゴンチャン)と2人ともとても緊張している様子。
椅子に腰かけてのトークでは、今の気持ちを聞かれると、「僕は、気持ちはいいですけど、シヌゥくんがいないから、BANAがちょっと寂しくて悲しいかな、って思いました。それで僕たちが今日の公演のために一生懸命準備しました。BANAと僕たちが、今日本当に幸せになれればな、と思ってます。」と日本語で答えるサンドゥル。
この日のために2人とも日本語を猛勉強してきたそうで、ここまで全て日本語で受け答えしている2人だが、それでもサンドゥルは、「(日本語が)なかなか思い出せないんです。」と謙遜。
ゴンチャンも日本語で、「僕もサンドゥルさんと一緒で、惜しいことがあるけど、BANAさんを見たら本当に気分が良くなりました。」と答えた。
前日もLINE LIVEの生配信を行った2人。昨日も相当緊張していたようで、ゴンチャンは「(LINE)LIVE前には、本当に日本語ベラベラだけど、(LINE)LIVEの時…」と本番になったら頭が真っ白になってしまったようだったが、配信を観ていた古家からは、「僕いらないなあと思ったよ。帰ろうかな。」とお褒めの言葉も。
この言葉に焦った2人は「ダメです。僕たちは毎日古家さんが…、本当に古家さん、会いたいし。」とかわいい眼差しを送っていた。
『HAPPY BANA WEEKEND』と題された今回のファンミーティングは、BANAとの特別なデートため、“幸せな週末を過ごすためのスペシャルなガイドブック”に従い進行された。
スクリーンにはこの“HAPPY BANA Weekend”というタイトルの雑誌のようなガイドブックの表紙が映し出され、気になるお題目がいくつか載せられていた。
早速最初のページをめくってみると、“BANAが輝く夜に~The Starry Night~”の文字。
これは昨年からラジオDJとしても活躍しているサンドゥルにスポットを当てたコーナーで、まずはそのラジオ番組『별이 빛나는 밤에(星が輝く夜に)』の話題から。
このラジオ番組を日本のBANAも聴いていると聞くと、「本当ですか?」と少しびっくりした様子のサンドゥルだったが、BANAの番組についての「チェゴ(最高)、チェゴ(最高)!」「ヘンボッケヨ(幸せです)!」というコメントに気を良くして、指ハートでお返し。
番組が始まってから半年以上経つが、最初のジングルの部分で「ピョリ ピンナヌン パメ」というタイトルを言うのが未だに緊張するというサンドゥル。
本当に短いフレーズだが、最初は「ピョリ」だけでも詰まってしまったという裏話も聞かせてくれた。
このコーナーはサンドゥルのコーナーだからとBANAと同じように話を聞いていたゴンチャンが、マイクを使わず話してしまい、古家からツッコまれる場面も(笑)。
そんなゴンチャンはサンドゥルのDJについて、「聞いたら本当にかっこいいです。声が“ク~”。」と日本語で表現しづらい部分は擬音と表情でその良さを表し、ここからは、擬音や表情を古家が通訳するという展開に(笑)。
サンドゥルの擬音を古家が「今すごく緊張しているけどいい感じ」と通訳したところで、DJサンドゥルが日本語でのラジオオープニング挨拶を披露してくれることに。
状況がよく呑み込めていなかったサンドゥルは「日本語?BANAが…」とキュートなびっくり顔を見せ、一旦練習(笑)。途中、「あ、すいません、忘れちゃった。」とまたしてもキュートな笑顔を見せるサンドゥルに、会場も大爆笑だった。
そして優しく、ちょっとセクシーな声で「BANAが 輝く 夜に」と挨拶すると、会場も大喜び。
さらに古家の「DJサンドゥルさんの魅力にはまってしまった、最高のリスナーだと自負している方と、電話をつないでいきたいと思います。」というフリで電話のベルが鳴ると、そのお相手はなんとゴンチャン。
「もしもし、え?サンちゃん?サンドゥルDJさん、東京の六本木に住んでいるゴンチャンちゃんです。」とリスナーを演じ始めるゴンチャンに、「何か問題ですか?」とサンドゥル。
「悩みがあります。僕もサンドゥルさんみたいにカッコ良くなりたいです。サンドゥルさんはどうやってカッコ良くなりましたか?」という悩み相談がスタートすると、サンドゥルからは「ちょっと難しいですけど、これは病院に…」というまさかの答え(笑)。
「冗談ですけど。あなたの顔がどうですか?」とサンドゥルが尋ねると、鏡がないのでわからない、というゴンチャンに「鏡を差し上げます。今日から毎日毎日、鏡を見て話します。『僕はカッコいい、僕はカッコいい、僕だけカッコいい、僕だけカッコいい』(と話せば)、あなたもカッコ良くなります。」と説得力のある?回答でゴンチャンちゃんを納得させていた。
実際の放送でも今回のようにフリートークで悩み相談に回答しているというサンドゥル。
「愛とか仕事とか学校、学生の悩みとか本当にいろんな悩みがあります。でも僕が“チャーン”(古家訳:すべて答えています)!」と自信を見せていた。
そして本家に合わせ、このコーナーもエンディング挨拶で締めることに。
サンドゥルが日本語で「僕は また 来ます」と言ったのだが、終わったのか終わっていないのかがよく分からず、会場のBANAがポカーンとしてしまうと、「韓国でもチョヌン タシ オルケヨ(僕は また 来ます)だけです。」と焦るサンドゥル。
「雰囲気が違います」とゴンチャンに言われ、もう一度、やさしいセクシーな雰囲気で、「チョヌン タシ オルケヨ。僕は また 来ます。」と言うと、会場も納得。「ああ難しい、本当に難しいね。」と深く息をつくサンドゥルだった。
ガイドブックの次のページをめくると、“バラエティー研究所”の文字。
韓国のバラエティー番組で大活躍しているゴンチャンをフィーチャーしたコーナーで、早速コンピューターゲームをしている身振りで闘志を見せるゴンチャン。
ゴンチャンのゲーム力を検証するため、得意だというじゃんけんでウォーミングアップをすることになると、まさかの3回連続サンドゥルの勝利。
落ち込むゴンチャンをBANAも「ファイティン!」と励ますと、4回目で何とか勝利したものの、ちょっといじけ気味のゴンチャン(笑)。
気を取り直して、検証ミッションへ。今回は、B1A4の『Rollin’』のミュージックビデオをキャプチャーした画像を使い、片方はオリジナルバージョン、片方は修正したバージョンが並べられ、その間違いを探すというミッション。かなり細かい部分に細工されていたので、パッと見では全然わからないような問題となっており、ゴンチャンもサンドゥルもガチで挑戦。
シヌゥの画像が出てくると、「シヌゥさ~ん!」と画面に叫んでいた2人だったが、どちらも引かず、結果は同点。
仲良く2人がゲームの神様ということになった。
ここで再び歌のステージになると、「次の曲は本当に久しぶりに歌う歌です。BANAのみなさんが、僕たちの曲の中で一番好きな曲だと思います。」(サンドゥル)、「今日こんなにBANAのみなさんと一緒に笑っていたら幸せで胸がいっぱいです。」(ゴンチャン)と曲紹介すると『벅차(TOO MUCH)』へ。
この曲はアルバム『Who Am I』に収録されている曲で、もともとサンドゥルとゴンチャンのペアで歌っていたため、2人とも「僕たちの曲の中で」と強調していた。
続く曲は1月に発表したばかりのシヌゥが作詞作曲した新曲『반하는 날(惚れる日)』。
日本では今日が初お披露目で、「今日一緒にいないけど、シヌゥさんの声が入っているバージョンを準備しました。」とサンドゥルが言うと、湧き上がる会場。
ゴンチャンも「僕たちB1A4、3人が一緒に歌う曲だと思ってシヌゥさんの声も、注目してください。」と言うと曲がスタート。スクリーンには日本語の訳詞も映され、3人の今の気持ちが伝わってくる。パフォーマンスでは、途中ゴンチャンがサンドゥルに抱きつき、最後は肩を組んで真ん中にシヌゥがいるように見え、とても温かい気持ちになった。
(つづく)→次頁へ