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2013年10月15日13時05分 火曜日 【スタッフレポ】B1A4サンドゥル出演ミュージカル『千番目の男』鑑賞レポ

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渋谷のAiiA Theater Tokyoで行われていたミュージカル『千番目の男』(2013年9月28日(土)~10月13日(日))鑑賞してきたスタッフKのレポをお届けします!

B1A4サンドゥル出演ミュージカル『千番目の男』鑑賞レポ

九つの尾を持つ狐の妖怪、九尾狐(クミホ)の伝説は、日本ではあまり馴染みがありませんが、韓国のドラマではよく登場する題材です。私もイ・スンギとシン・ミナが出演した韓国ドラマ『僕の彼女は九尾狐<クミホ>』で初めて九尾狐を知りました。
ミュージカル『千番目の男』もこの九尾狐伝説を元に作られた同名の韓国ドラマをミュージカル化したもの。主人公ウンソク役は、B1A4のサンドゥルとBOYFRIENDのドンヒョンのダブルキャスト。ドラマ『千番目の男』には、B1A4が「HEY GIRL」でOSTに参加していたり、ジニョンがカメオ出演したりと何かとB1A4とは縁の深い作品です。
私が観た10月5日夕方からの回はサンドゥル主演でした。会場は渋谷のAiiA Theater Tokyo(アイア シアタートーキョー)。席は左寄りの4列目で、適度に段差もついていて見やすかったのですが、舞台がとても広く横長だったため、左右に出る日本語字幕を見るのが少し大変でした。
ストーリーは、千年の間に千人の男性の肝を食べれば人間になれるが、そうでなければ泡のように消えてしまうという運命を持つ九尾狐のミジンが、期限まであと3ヶ月というところで千番目の肝をくれる男性がなかなか見つからずに奮闘するというもの。
サンドゥル演じるレストラン「LAST」のオーナー ウンソクは800年前にミジンに命をささげた男に瓜二つ。けれども脳腫瘍のため、あと3ヶ月しか生きられません。
このミジンとウンソクが運命的な出会いをしたことから物語は始まります。
ウンソクはサンドゥルのような明るさはありませんが、真面目で謙虚な性格はサンドゥルのイメージにぴったり。一途にミジンを思う姿は、先日のB1A4のツアー”AMAZING STORE”のミュージックドラマでのサンドゥルを思い起こさせるものがありました。
せつないバラードを歌うシーンが多かったのですが、すばらしい歌声で聞き入ってしまいました。
途中、「かわいいダンスを見せるから」と言って、B1A4の『잘자요 굿나잇(おやすみ good night)』のダンスらしきものを披露すると、会場からはキャーと言う歓声が上がり一瞬コンサートのような雰囲気に。
ミジンを演じるキム・ボギョンは、Mnetのオーディション番組スーパースターK2からデビューした実力派の歌手。23歳ということでしたが、童顔で小さくてかわいらしい人だったので、サンドゥルとの雰囲気も合っていて違和感なく見ることができました。
そして、脇を固めるキャストにも魅力的な方々が。
特にギャグメン(韓国のコメディアン)のお2人、パク・グンベクとチョ・ヨンビン。
パク・グンベクは女装でミジンのお母さん役を、チョ・ヨンビンはミジンが人間になるためにいろいろ手を尽くす執事のような役どころ。
ちょいちょい日本語も交えつつアドリブの様な場面もあったり、キム・ボラ演じるミジンの姉ミモも含めた3人での掛け合いも面白くて、さらにはヒップホップ調の曲を歌う場面では、3人が「サン」と歌うと会場が「ドゥル」と応えるコールアンドレスポンスのようなところもあってかなり盛り上がりました。
この2人のフリでサンドゥルまでが「ベロベロベロベロ~」とやってくれた時は会場中が「キャー!」となりました。
さらに、九尾狐ハンターでミジンの命を狙うパク・キュを演じたのは先日行われたK-POPイベント”KMF2013″で日本初ステージを披露した、MR.MR.のメインボーカル、テイ。これがかなりのはまり役でした。
九尾狐の命の源、狐玉を奪って生き続けているミステリアスな色男、パク・キュを妖艶ながらもどこかコミカルに、そしてかなり振り切った演技で演じていました。見るからに悪役、という雰囲気がよく出ていて、いいスパイスになっていたと思います。
カーテンコールではお母さん役のパク・グンベクがカツラを取って丸坊主の頭を見せたり、テイの激しいダンスを一緒に踊ったりして笑いを取っていました。サンドゥルが出てくると、会場からは歓声が。ここでは普段のサンドゥルらしい笑顔と愛嬌をたくさん振りまいてくれました。最後はキャスト全員で日本語の歌詞で歌って盛り上げてくれたので、会場は総立ちの大盛り上がりでした。
終演後はメインキャストによるハイタッチ会もあり、サンドゥルはもちろん、キム・ボギョン、テイ、キム・ボラ、パク・グンベク、チョ・ヨンビンの6人がお客さん一人一人に丁寧にハイタッチして見送ってくれました。
『千番目の男』はストーリもわかりやすく、笑いも感動もある作品なので、『エリザベート』や『兄弟は勇敢だった』のようにこれから韓国ミュージカルの定番になるのでは、と思わせる作品でした。
韓国での上演があったらまたぜひ見てみたいと思います。
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