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2022年8月22日18時02分 月曜日 【オフィシャルインタビュー】ディズニープラス スターにて独占配信中!イ・ジョンソク×イム・ユナ出演『ビッグマウス』オ・チュンファン監督ロングインタビュー到着!”親友が側にいるような感覚”のイ・ジョンソクとの再タッグ、撮影の裏側、注目している日本の俳優についてまで、たっぷり語る!

ディズニー公式動画配信サービス「Disney+(ディズニープラス)」のコンテンツブランド「スター」にて、韓国ドラマ『ビッグマウス』が、独占配信中です。(毎週金・土配信/全16話)

イ・ジョンソクの除隊後初ドラマ作品としての韓国での放送を前に早くも大きな期待が寄せられている本作は、口だけは達者だが勝率10%という3流弁護士が、キャリアを一発逆転させるべく引き受けることになったある殺人事件に巻き込まれたことで、人生が思いもよらない方向に進んでいくという物語。
生き残るため、そして家族を守るために天才詐欺師=「ビッグマウス」となり、事件の裏に隠された巨大な陰謀を暴いていくという、クライムミステリードラマです。

現在6話まで配信され、回を重ねるごとその面白さにハマる人が増え話題を呼んでいる本作。今週末8月19日、20日には第7話・8話が配信となり、いよいよ、物語も中盤へ向かいます。

そこで、主演のイ・ジョンソクをはじめ、キャスト・スタッフからの絶大な信頼を寄せられ愛されている様子が先日の記者会見でも注目された『ビッグマウス』の監督、オ・チュンファンのインタビューが到着しました。
キャストについて、そして初めてのジャンルに挑戦した作品制作から、影響を受けた作品などについて、たっぷりお話いただいています。

【オフィシャルインタビュー】『ビッグマウス』オ・チュンファン監督

―『ビッグマウス』の最大の魅力を教えてください。
『ビッグマウス』は、普通の男が、やってもいないことの濡れ衣を着せられ、一夜にして最悪の犯罪者の仲間入りをする話です。生き残るために、彼はどんなことでもやり、より大きな悪と戦わなければならない。そして皮肉なことに、『ビッグマウス』は、さまざまな危機的状況の中で、これらの状況を戦い抜くことをテーマにしています。このシリーズを見ている視聴者は、乗り越えていかなければならない主人公を応援することで、楽しさを感じることができると思います。最後までハラハラドキドキさせる終わりのない展開が最大の魅力だと思います。

―制作にあたり、これまでにない新しいチャレンジはありましたか?
初めて挑戦するジャンルなので、撮影方法、各シーンのライティング、編集技術やシーンの構成など、かなり考え抜きました。カメラレンズの選択、各キャラクターのライティングなど、今までとは異なるものばかりでした。ジャンルの特徴を生かしつつ、好みのトーンに調整することを意識しました。

―パク・チャンホ役のイ・ジョンソクさん、その妻であるコ・ミホ役のイム・ユナさんをはじめ、豪華なキャストが揃ったシリーズです。主演の2人をキャスティングする際に考慮したことはありますか?またキャスティングではどのようなことが行われたのでしょうか?
イ・ジョンソクさんとは「あなたが眠っている間に」というシリーズで共演したことがあり、当時はとてもいい思い出だったので、また一緒に仕事をしたいとずっと思っていたんです。イ・ジョンソクさんは、ストレートで強いキャラクターを求めていたようで、この作品は彼にぴったりだったようです。俳優としての信頼が厚いので、新しいジャンルに挑戦するにしても、親友がそばにいるような感覚でしたね。イム・ユナについては、台本を読んだとき、すぐにコ・ミホにぴったりだと思いました。私だけでなく、チャンホ役のイ・ジョンソクさんもイムさんを強く推していました。コ・ミホは、ストレートな話し方で相手を不快にさせない、そのバランスが難しいキャラクターです。この役にはイムさんがぴったりだと思い、オファーしたのですが、見事にこの役を演じてくれました。

―夫婦役のイ・ジョンソクさんとイム・ユナさんの相性はいかがでしたか?
二人は若い頃からの知り合いということもあり、現場はとても和やかな雰囲気に包まれていました。登場人物のチャンホとミホも長年の友人から夫婦になったということで、その友情が演技に役立ったと思います。長年の付き合いからくるその信頼感があるという意味で、友達のような夫婦を表現していると思います。印象に残っているのは、イ・ジョンソクさんは比較的シャイな方で、愛嬌を振りまくシーンやミホさんへの愛情表現が必要な撮影では、とても恥ずかしがっていたことです。しかし、それすらも二人にとっては自然なことでした。

―イ・ジョンソクさんとイム・ユナさんのお二人が、それぞれの役を演じる上での特徴は何でしょうか?そして本作を通して新たに知った2人の魅力は何ですか?
イ・ジョンソクさんは、楽しい役や明るい役も得意ですが、真剣で必死な感情を演じたときに本当に輝きますね。彼のディテールと没入感は、とてもユニークだと思います。彼が演じるチャンホは、劇中で生死をさまよう場面が多いのですが、その状況や感情の演技表現に驚きました。そして、彼の演技は長年の努力と練習によって完成されたものであることを知りました。以前共演した作品でも感じたことですが、イ・ジョンソクさんは努力を惜しまない方で、『ビッグマウス』の撮影現場でもそれをはっきりと証明してくれました。イム・ユナさんには、不思議なプラスのエネルギーがあります。厳しい状況や絶望的な状況でも、彼女はみんなに元気を与えてくれる存在で、まるで彼女がすべてを解決してくれるような気がするんです。ミホも同じようなキャラクターです。ミホは強いですが、イム・ユナさんもそのポジティブなエネルギーをうまく表現して演技していたので、それを感じました。

―イ・ジョンソクさんとは「あなたが眠っている間に」でご一緒されていますね。監督として、彼はどのような俳優なのか、またそれからどのように成長したと思われますか?
イ・ジョンソクさんは、とても細やかで、頭のいい俳優さんだと感じています。番組全体や自分のキャラクターを分析する能力に長けています。彼と仕事をするときは、いつも嬉しい驚きがあります。だからこそ、私は彼を全面的に信頼し、監督と俳優という関係ではなく、同僚として一緒にいろいろなことを議論しています。「あなたが眠っている間に」の時もそうでしたがイさんは常にベストを尽くしてくれる人であり、信頼できる同僚です。

―イ・ジョンソクさんは、本作で複雑で常に変化するキャラクターを演じています。このキャラクターをうまく演じるために、二人が話し合ったことはありますか?
勝ち目のない弁護士、濡れ衣を着せられた男、生き残るために犯罪者のふりをしなければならない男、そして犯罪者の力を借りて大きな悪と戦わなければならない男。これらすべての状況を通じて、チャンホというキャラクターは、時に弱々しく、時に邪悪に、そして時に憤怒に満ちた表情をしなければならない人物なのです。衣装やヘアメイクはもちろんですが、演技のトーンも微妙に変えていかなければなりませんでした。チャンホの感情が具体的にどうあるべきか、それをどう表現して視聴者に受け入れてもらうか、イ・ジョンソクさんと細かく話し合いました。チャンホは時に役立たずにも見えますが、正義感が強すぎず、ナイーブでもないキャラクターです。ただ状況に従うのではなく、何かをしようとする人です。だから、何度も話し合い、このキャラクターがどう反応し、どう見えるかを一生懸命考えました。

―イム・ユナさんとは今回が初キャスティングですね。一番驚いたこと、彼女のどんな可能性を感じたかを教えてください。
私は、テレビドラマや映画、そして少女時代を通して、イム・ユナさんの長年のファンです。彼女の最大の魅力は、スクリーンの中で見せるポジティブなエネルギーと強さだと思いますが、実際に彼女との撮影でもそのエネルギーを感じることができました。イム・ユナさんは、カメラの外でもポジティブで、良いエネルギーをたくさん発している人です。そして何より、撮影中も撮影後も一生懸命な人です。

―本作で一番印象に残っていることは何ですか?
チャンホが家族を守るために「ビッグマウス」になることを決意し、所長にどなりつけるシーンがあります。撮影前にイ・ジョンソクさんと、このシーンはこのシリーズを通してチャンホの感情的にとても象徴的なシーンになるだろうと話しました。そして、よりイ・ジョンソクさんのことを考えたシーンになりました。後でイ・ジョンソクさんから、このドラマのこの役を引き受けることにしたのはこのシーンのためだと聞きましたが、本当にそのキャラクターを見事に表現してくれたと思います。

―シリーズを演出する上で、参考にしたもの、インスパイアされたものはありますか?
『ビッグマウス』は、ちょっと暗くなりすぎて楽しさが半減しやすいと思ったので、このシリーズを監督する前に、いろいろと考えました。ですから、私自身はただシリアスで暗いだけでなく、もっと楽しくて、気軽に見られるシリーズにしようと努力しています。キャラクター描写は、ガイ・リッチー監督の映画を参考に、編集のテンポを考えてみました。ビッグマウスを登場させるときは、モノクロの画面で、「シン・シティ」や初期のハリウッドノワール映画のような雰囲気が出ればいいなと思いました。ビッグマウスという存在そのものが、昔の悪役のスタイルに合っていると思ったので、彼にまつわるシーンをモノクロで表現したいと思いました。

―『ビッグマウス』は、これまでの作品と比べるとトーンが違いますね。ハードボイルド・ノワールという新しいジャンルに挑戦した理由や背景は何でしょうか?
TVシリーズでノワールに近いトーンで演出することはあまりない。正直この手のジャンルは韓国ドラマではメジャーではなく、テレビというプラットフォームの特性上、暗いコンテンツはテレビではあまり好まれないからだと思います。今までの作品では、明るく派手なシーンに重点が置かれていたんです。それで、暗いジャンルに興味を持つようになったんです。そのようなジャンルでも、多くの人が入りやすく、楽しめるようなドラマを作れないかと、いろいろと考えました。

―演出する中で、最も苦労したシーンは?
ストーリーの内容上、刑務所の敷地内では群衆のシーンが多くありました。そのため、役者やスタッフを含め、多くの人が一度に大移動しなければなりませんでした。監督としては、いかに効率よく撮影するかが常に課題でしたが、役者やスタッフのおかげで、非常にスムーズに撮影することができました。

―これまで様々なジャンルに携わってこられたと思います。好きなジャンルや今後挑戦してみたいことはありますか?
監督として、いろいろなジャンルに携われたことは幸運だったと思います。機会があれば、韓国の伝統的な時代劇や、ファンタジーやSFの要素を取り入れた作品に挑戦してみたいです。また、家族全員で楽しめるようなファミリーストーリーや青春シリーズにも挑戦してみたいです。

―「スタートアップ」や「ホテル・デル・ルナ」など、国際的に成功した韓国ドラマを数多く手掛けていらっしゃいますね。
その経験からシリーズの成功に最も重要なことは何だと思いますか、またなぜそう考えるのでしょうか?多くの投資とスタッフが関わる作品の監督として、成功は常に私の第一の目標です。しかし、成功のための完璧な方程式というのは、いつも難しい問題です。個人的には、撮影現場が楽しくないドラマ、モチベーションが上がらないドラマは成功しにくいと思っています。作り手がその作品に惚れ込まないと、視聴者も惚れ込んでくれないと思うんです。だから、制作に入るときは、いつもそこが原点なんです。自分が熱狂的に飛び込める番組、役者やスタッフが惚れ込むような番組を作るために、いつもベストを尽くしています。

―『ビッグマウス』をご覧になるみなさんに注目してほしいポイントを教えてください。
『ビッグマウス』は楽しいドラマであり、次のエピソードが知りたくなる作品です。濡れ衣を着せられたチャンホがどのように危機を乗り越えていくのか、本当の「ビッグマウス」は誰なのか、チャンホとミホがどのように悪と戦っていくのかに注目すれば、きっと楽しいシリーズになるはずです。

―最後に、近い将来、一緒に仕事をしたいと思う日本の俳優はいますか?
「小さいおうち」「リップヴァンウィンクルの花嫁」「重版出来!」に出演されていた黒木華さんが好きです。今まで出演された作品をたくさん見てきましたが、出演される作品によって雰囲気が違うと思うので機会があれば一緒にお仕事をしてみたい方です。

『ビッグマウス』
ディズニープラス「スター」で独占配信中!(毎週金曜・土曜配信/全16話)
<ストーリー>
勝率10%にも満たない三流弁護士・パク・チャンホ(イ・ジョンソク)が、ある日殺人事件を引き受けることになった。ところが、事件の真相にたどり着くと、そこから彼の身辺に奇妙なことが起こり始める。突然の車の衝突事故、体内から検出された薬物、事務所の壁や天井から発見された巨額の現金、麻薬、拳銃、USB…。そして警察は、天才詐欺師であり、闇の世界の支配者、“ビッグマウス”の逮捕を発表すると、チャンホが、最凶の重罪人だけが送られる恐ろしい地獄のような場所、グチョン監獄に収監されるのだった。突如天才詐欺師としてでっち上げられたチャンホが、刑務所の中で生き残る方法はたったひとつ、本物のビッグマウスになること。本物の“ビッグマウス”になりすまし、自分をビッグマウスに仕立て上げた、巨大な因縁の実態を暴き出していく。
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