韓国9人組アイドルグループ・CRAVITY(クレビティ)が、10月19日(水)、20日(木)東京・豊洲PIT、10月21日(金)、22日(土)大阪・オリックス劇場にて『CRAVITY, THE 1ST FAN-CON ‘CENTER OF GRAVITY’ IN JAPAN』を全7公演で開催した。
2020年に韓国デビューし、あっという間に世界にその名をとどろかせたCRAVITYだが、コロナ禍の影響で、本格的に日本での活動をスタートさせたのは、今年になってから。6月に日本オフィシャルファンクラブ“LUVITY JAPAN”を発足させ、日本で初めてのファンコンサートを大阪で開催すると、8月にはイベントライブにも出演。しかしながら東京での単独公演は今回が初となる。そんな彼らの姿を見ようと、会場にはたくさんのLUVITY(ラビティ:CRAVITYのファン)が集まった。
この公演の10月20日(木)夜公演の模様をお届けします!
宇宙をイメージさせる幻想的なオ―プニング映像に続き、9人がステージに立つと、会場が一気に華やぐ。コズミックな雰囲気のまま1曲目の『Top of the Chain』を披露すると、2曲目は『Break all the Rules』。どちらもデビューアルバムからの選曲で、コンサートの始まりにふさわしいステージとなった。
ここで、全員が一列に並び、セリムの掛け声で「‘CENTER OF GRAVITY’にようこそ~!Get Closer!CRAVITYで~す!」と挨拶すると、日本語で自己紹介へ。
ミニ「本当に会いたかったミニで~す!」
テヨン「カッコいい、かわいい、うれしい、CRAVITYのテヨンで~す!」
セリム「ラーメン、つけ麺、イケメン、うどん、そば、CRAVITYのセリムで~す!」
アレン「世界でいちばんかわいいダンシングペンギン、アレンで~す!」
ヒョンジュン「こんばんワンワン、ヒョンジュンで~す!」
ソンミン「CRAVITYのソンミンで~す!」
ウォンジン「ピヨピヨピヨコ、は~い、ウォンジンで~す!」
ウビン「ワンワンクマ、ウビンで~す!」
ジョンモ「ニャンニャンネコ、ネコ、ジョンモで~す!」
と、かわいいポーズも見せながらの自己紹介に、すでに会場のLUVITYはメロメロ。
今回が初めての東京での単独公演最終日ということで、ウォンジンが「LUVITYのみなさん、今の公演が東京でする最後の公演で、ちょっと惜しいけど、最後まで一生懸命がんばっていきましょう!楽しんでくださ~い!」と流ちょうな日本語でLUVITYに声を掛けると、ウォンジンと同じく日本語が得意なソンミンも「今日のファンコンサートに来てくださったLUVITYのみなさん、本当にありがとうございます!楽しんでくださいね。がんばります!」と声を掛け、メンバーたちも盛り上げる。
とてもいい雰囲気の中、この雰囲気から何かを悟ったジョンモは、「今日、僕たちゲームをたくさん準備したじゃないですか。きっと今日のはレジェンドになると思います」と宣言、LUVITYの期待を高めた。
そのゲームの前にまずはステージを披露。ガラっと雰囲気を変えて、一列に並んだまま『Realize』で切ない歌声を響かせると、続く『VENI VIDI VICI』では、個々のダンスが光る色気のあるステージで魅せる。
オープニングステージとは違った魅力にLUVITYもうっとりしたところで、ヒョンジュンが「『Realize』の時に、リメンボン(CRAVITYのペンライトの名称)がとってもきれいです。(曲線の部分が)バラのように見えます」と話すと、テヨンも「サビに入る前に、ファンのみなさんに照明が当たって、僕たちの所が暗くなる時が、みなさんが主人公のようで、とてもきれいです」と、甘い言葉を伝え、LUVITYはさらにうっとり。メンバーまでもうっとりする中、イスが運ばれ、最初のゲームに突入することに。
ソンミンの気遣いで、LUVITYも着席すると、ファンコンサートのためだけに作ったという特別なコーナー“CENTER OF LUVITY 届けLUVITYのココロ TO CRAVITY”がスタート。
ウォンジンが「LUVITYのお話を直接聞きたくて準備したコーナー」だと説明すると、公演前に会場のLUVITYが書いた願い事がたくさん貼られたホワイトボードが登場。その中からメンバーが1人1枚ずつ選んでいる間に、「今日の晩ごはんのメニューがとても美味しくて、たくさん食べました」と、夕食の話題になり、「牛丼、カツ丼、ちゃんぽん、酢豚」と盛り上がるメンバーたち。
選び終わると、すぐにできるものということで、ヒョンジュンが“世界でいちばんかわいい愛嬌”を披露。続いて”EXOの『으르렁 (Growl)』を見せて”という願いに全員が立ち上がり、音楽もすぐに流されるという神対応でダンスを披露。ウォンジンが水を倒してしまうほどの気合いのダンスに、LUVITYも満足していた。
”腕立て伏せ10回”のリクエストには、力自慢のテヨンとセリムが挑戦。向かい合って片手でタッチをしながらの余裕の腕立て伏せにLUVITYも興奮。途中、ウォンジンがセリムの背中に乗って邪魔するも、セリムは何とか片手タッチの腕立て伏せを続ける男気を見せていた。
ウビンへの“扇風機をしながら『マンモス』を歌って”というリクエストには、LUVITYも歓喜。扇風機の風を口で受けているようにブルブルさせながら歌うという職人技で、LUVITYのみならず、メンバーも楽しませていた。
“NCT 127の『질주 (2 Baddies)』”のリクエストにはウビン、テヨン、セリム、アレン、ウォンジンが応えると、続いては“IUの『夢色パティシエール』”のリクエスト。ソンミンが自信たっぷりにセンターに立つと、ほかのメンバーも続き、かわいさ大爆発のダンスでLUVITYを喜ばせていた。
最後の“みんなで一緒に大きなハートを作って”というリクエストでは、メンバー全員で腕でハートの線を描いていくことに。腕の形が変なウビンにメンバーからツッコミが入るも、何とか形を整え「愛してるよ~」と叫んで願いをかなえていた。
ここで群舞が美しい『Knock Knock』を披露すると、メンバーは一旦ステージを後に。
スクリーンではウォンジンが日本語でナレーションを担当したストーリー仕立ての映像が流され、短編の映画を1本観たような気分に。
再び9人が登場すると、『Maybe Baby(좋아하나봐)』のステージを披露。途中「好きなんだ」「大好きなんだ」と歌詞を日本語に変えて歌うといううれしいサプライズもあり、かわいらしい愛の告白にときめくLUVITYたち。
この雰囲気のまま、“CENTER OF LUVITY 届けCRAVITYのココロ TO LUVITY”のコーナーがスタート。CRAVITYが3つのチームに分かれて、ゲームに挑戦するコーナーで、敗れたチームにはもちろん罰ゲームが待っている。
じゃんけんで、アホチーム(ミニ&ウォンジン&ジョンモ)、キュンチーム(ヒョンジュン&テヨン&アレン)、ボディガードチーム(ソンミン&セリム&ウビン)の3チーム(チーム名はメンバーが命名)が決定すると、最初は1分間のジェスチャーゲームに挑戦。1番手のアホチームは、LUVITYからも笑いが起きた“植木鉢”など、5問を正解。
2番手のキュンチームは、ゲップのジェスチャーで正解に導いた“コーラ”など、6問の正解。
3番手のボディガードチームは、“パジャマ”“布団”と寝るアクションが多い設問で、5問正解したものの、パスが1回までのところ、2回使ってしまい、ルール違反に。
続いては、曲名と歌手名を答え、パフォーマンスまでやって正解という少し難しいイントロゲームに挑戦。客席を3つに分け、拍手の応援合戦もして気合いを入れると、いよいよゲームスタート。
1問目は、ほとんど音がしない状態で、ヒョンジュンが「MONSTA X先輩の『Jealousy』」と答え正解したものの、練習問題だと言われ、今日いちばんのびっくり顔を披露(笑)。
本当の1問目は、CRAVITYの『GO GO』とテヨンが答え、キュンチームが正解。
2問目は、あいみょんの『ハルノヒ』という難題を、ウォンジンが答え、オリジナルのダンスも披露。
3問目のIVEの『LOVE DIVE』では、ソンミンがキレッキレのダンスで正解。
4問目のCRAVITYの『Believer』はソンミンが曲名は正解したものの、上手く踊れず、キュンチームに持っていかれることに。
ここでゲームは終了となり、最終的にアホチームとボディガードチームが6点で同点、キュンチームが8点を獲得し、単独勝利となった。
罰ゲームを受けることになったアホチームとボディガードチームには、これまでの罰ゲームは簡単すぎたということで、各種被り物などを身に着け、次のステージをこなす、という斬新な罰ゲームが与えられた。
ウォンジンは魚の被り物、ミニはスーパーマリオの帽子、セリムはかぼちゃの被り物、ジョンモは王冠と“本日の主役”たすき、ソンミンはさくらんぼのサングラス、ウビンは宇宙人の目のようなサングラスを着け、準備が整うと、『Ohh Ahh』のステージへ。どんなものを身に着けても似合ってしまうので、着けること自体は罰ゲームになっていなかったが、やはりフルのパフォーマンスをするのに被り物はかなり邪魔だったようで(笑)、正真正銘の“罰ゲーム”になっていた。
罰ゲームから解放され、続いて披露したのは『Cloud 9』。CRAVITYのかわいさ満載のステージで、たくさんの愛嬌を飛ばすメンバーたちに、LUVITYからも愛のオーラがあふれていた。
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