SS501のメンバーとしても知られるホ・ヨンセンの1年ぶりとなる来日公演『HEO YOUNG SAENG Live & Talk 2019』が、9月28日(土)東京・代々木の山野ホールにて開催された。
“Live & Talk”ということで、独特の世界観あふれるトークと歌でファンを魅了した。
オープニングの映像が流れると、大きな拍手に迎えられ、ヨンセンが登場。
生バンドをバックにやさしい歌声で『Moment』を歌うと、「みなさん、こんにちは、ヨンセンです。今日は本当に来てくれてありがとうございます」と流ちょうな日本語で挨拶。
リハーサルで少し喉を痛めてしまったようだが、「みんなの応援があったらがんばります」とガッツポーズを見せると、「僕は日本語がちょっとおかしいから」と謙遜する場面も。
しかしながら、日本語はしっかり根付いているようで、公演中もなるべく日本語で話そうとして、時折かわいい言葉も飛び出したりしていた。
1年ぶりのファンミーティングで緊張したり、色々と考えたりで「あまりよく眠れなかった」というヨンセンだが、5時間くらい寝ていることが判明。通常9~10時間寝るというヨンセンは、会場のファンは5~6時間しか寝ていない、ということを知り、「僕ってたくさん寝るんですね」と驚いた様子だった。
トークコーナーの前半では、ヨンセンのソロの歴史を振り返っていくことに。
ソロデビューアルバムで、SS501のメンバー キュジョンとコラボした理由を「ラップが上手いというわけではないですが、何か一緒にできればいいなと思ってやってみました」と包み隠さず話してくれた(笑)。
2枚目のアルバム『SOLO』は、自身もプロデュースに参加し、「愛着がある」という作品。タイトル曲『Crying』に関しては、「コンセプトなど色々な面で、しっかりと固めて完璧なものにしたかったんですが、とても急いで作業を進めてしまったので、ちょっと心残りがあります」とプロデューサーの顔も覗かせていた。
そして念願かなってバンド音楽ができたという、日本でのフルアルバム『Over joyed』は「個人的にとても好きなアルバム」だと話すと、ここでMCからグループとソロの違いを聞かれたヨンセン、「5人で歌うかひとりで歌うかだけの違い」と淡々と答えると、ここで名言が。
「例えるなら、ひとりで遊園地に行くか、友達と一緒に行くか、という違いです。遊園地にひとりで行くとなると、最初はちょっと怖いし心配もある、でもいざ行ってみると、他の人を全く気にせずに自由に遊べると思います。もちろん友達と一緒に行けば、退屈することもないし、怖くもない。ただ時々違う意見を言う人がいるかもしれない、そんな感じです」と目からウロコの発言で、会場を納得させていた。
また、SS501の楽曲からヨンセンが好きな曲をリメイクしたアルバム『想い出を君に』については、自分で考えた韓国語の歌詞を日本語にしてもらったため、いちばん愛着がある曲として『いつでも僕は君といる』をチョイス。
そして10月からもミュージカルに出演するというヨンセンは、「最初はミュージカルをするのは嫌だったんです。でもいざやってみたらとても自分に合うと思いました。これからもずっと続けていきたい分野のうちのひとつです」と語った。
『浅い夢の果て』では「僕のじゃないパートはちょっと難しいから、みんな知っていれば一緒に歌ってください。元々僕のパートはがんばるからね」と言って笑いを誘っていた。
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