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2019年5月11日20時15分 土曜日 【レポ】LEE GIKWANG(Highlight)入隊前最後となるソロコンサート『LEE GIKWANG LIVE 2019 [I] in JAPAN』~全19曲の色とりどりなステージ!「どっか行っちゃったら怒るぞ」(2/2)

【レポ】『LEE GIKWANG LIVE 2019 [I] in JAPAN』 at 豊洲PIT(1部)(2/2)

続いて歌った『One』では“너와 함께 할 새로운 봄을 기다리고 있을게(君と一緒にする新しい春を待っているよ)”というスローガンが掲げられたファンからのサプライズイベントも。
『Cotton Candy』まで歌い終えると、やはり話題は先ほどのサプライズイベントに。
「こんな素敵なイベントをみんなでしてくれて気分がとってもいいです。ありがとうございます。いつそれを下げる予定ですか?」と笑いを交えて話していると、ファンから写真のリクエストが。
快くOKしたギグァンは、スローガンを掲げたファンをバックにうれしそうに記念撮影した。

そして話題は先ほど歌った『Cotton Candy』へ。この曲は口笛から始まるのだが、今回のステージでは、時間がなかったために作曲家のお兄さんの口笛を使っているそうで、音源として届ける時には自分で直接口笛を吹くことを約束。

また、新曲の振り付けはギグァンが大切にしている弟たちと作ったものだと明かし、「さっきも言いましたけど、僕が軍隊に入ってからも、友達と時間がある時など『今日はちょっと口笛を吹きながら踊ってみようか』なんて言いながら踊っていたただいて、最近は春だから、いい天気だったりするじゃないですか。花を見ながら踊ったり(笑)」とまたダンスをお勧めするギグァン。

軍入隊を5日後に控えた状況で「みなさんとお会いする時間が取れたということが、とても幸せでなりません」と刻々と迫るとファンとのしばしの別れを感じているようだったが、時間がない中でも友達とチェジュ島に行って桜を観たり、昨日来日した際にも桜を観て、幸せな時間を過ごしたそう。
ファンに対しても「今こうしてみなさんと過ごしている大切な時間を、とっても大切な美しい記憶としてみなさんの中に残して、最後まで良い時間をお過ごしください」と優しい言葉を贈った。

雰囲気のある曲『I’m Down』はステージ2階で歌い、『Missing You』では手を振りながらステージを移動。
『I’m Down』はギグァンが大好きだという日本映画『君の名は。』のOSTからインスピレーションを受けて作った曲だそうで、「途中途中でポカンと穴が空いたような感じを押し出す“空白の美”って言うんですかね」と言って自分でも吹き出すギグァン。
『Missing You』については、ファンが気に入っているフレーズ「♪보고 싶어(ポゴシポ)」という部分を「♪会いたい」と日本語に訳して歌い、「機会があったら日本語で録音したい」と言ってファンを喜ばせた。

また、この曲は「ドライブをしながら聴くといいな、と思ったんですけど、天気もいいし、もし車お持ちであれば車をこうやって『ぶるるん、ぶるるん』って(笑)。自転車をお持ちでしたら、自転車に乗りながら聴いてもいいと思います。どっちもないという方は、夜道を歩きながら聴いてみてもいんじゃないかと思います」と、うれしそうに曲の聴き方を指南した。

さらに、この曲に振り付けがなかったことを気にしているようで、「実は元々振り付けを作ろうと思っていたんですが、今回準備した新しい振り付けが7曲で、本当に素敵なステージをお届けするために、しっかりと集中できる7曲までにしよう、ということで、この曲には振り付けはないんです。また次回、機会があれば、振り付けありきで、みなさんにお見せしたいと思います」と裏話を明かした。

そして「みなさんが知っているであろう曲を準備してみました」と言って始まったのは『위험해(Dangerous)』。続く『궁금해(Curious)』ではジャケットを脱ぎ捨てると、会場は大盛り上がりに。
「みなさんが望んでいることがわかる」というギグァンが、ファンのために作ったという腰を回すダンスでさらに熱気が増す会場。

今回のコンサートの準備期間3週間での中で、ダンスには特に時間を費やしたというギグァン。練習が朝の5時、6時になることも多かったようで、ファンの反応に「これだけ努力をしたからこそ、ここまで素敵なステージをお見せすることができたんだな、と思っています」と喜びを隠せない様子だった。

そしてコンサートは残すところあと1曲となり、「いい時間が、もうそろそろ最後を迎えようとしているんですが、悔いのない公演になればいいな、と思っています」というギグァンの言葉に嘆くファンたち。そんなファンたちを元気づけるために、僕たちが会えなくなるなんて、と泣き崩れる真似をして、おどけて見せるギグァンの優しさがひしひしと伝わってくる。

入隊中もファンが寂しくないように、新しい音源もたくさん準備してくれたようで、「僕がみなさんのために準備したプレゼントたちが、みなさんにとって意味のあるものになったらいいなと思います。
僕と僕の仲間たちがいない間も、たくさんの音楽、映像を観ながら、楽しい時間を過ごしてください」と伝えると、Highlightのメンバー ドンウンについても触れ、「そろそろアルバムを出すんです。今から、もうすでにびっくりするぐらい準備してるんですよ。耳に気をつけてください。気をつけてないと耳が溶けちゃう」とファンを喜ばせた。

そして最後に「たくさんのものをみなさんにはお渡しして行こうと思っていますので、みなさんはただ僕のそば、ただ僕の仲間たちのそばにいてくれさえすればいいです。(残り)5日うちの1日をみなさんと一緒に過ごすことができて、本当に感謝しています。僕たちがまた会うその日まで、いつも幸せで、そして健康でいてください。もっともっと一生懸命努力する、みなさんのアーティストになりたいと思います。今までイ・ギグァンでした」と締めくくり、最後の曲『What You Like』ではステージを駆け回るギグァンに、会場から熱い「イ・ギグァン」コールが起こった。

そのままの熱で「イ・ギグァン」コールが続くと、アンコールに応えてギグァンが登場。
涙を見せるファンもいる中、『Nothing』を歌うと、「みなさんが僕のそばにいなかったら“I’m Nothing”。歌詞がそういう内容になっているんです。なので感情移入しちゃって」と今の気持ちを正直に伝えるギグァン。

そして「みなさんのおかげで本当に幸せな時間でした。軍隊に行く前に、本当に素敵な思い出をプレゼントしてくださって感謝しています。みなさんも幸せな時間だったらうれしいな、と思います。まだ残っている残りの時間も、みなさんにとって幸せであれ、と思っています。家に帰る道のりでも、笑顔で、幸せな気持ちで帰っていただけるとうれしいです」と感謝の気持ちを伝えると、「僕はこれで行きます。잘 자요(チャルジャヨ)」と言って、本当に最後となる曲『잘 자요(Good night)』へ。

最後の瞬間も「この思いをずっと心に留めたまま、軍生活をしっかりと果たしてきたいと思います。いつまでも幸せで健康でいてください。今までイ・ギグァンでした。ありがとうございました。」と言葉を残し、清々しい表情で、ステージを後にした。

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