2017年12月23日(土)、千葉・森のホール21にて、俳優ホン・ジョンヒョンの2年ぶりとなる日本でのファンミーティング『Merry Christmas With Hong Jong Hyun』が開催された。
ホン・ジョンヒョンは、2007年にモデルとしてデビューし、2008年に俳優活動をスタート。韓国で同じくモデル出身の俳優キム・ヨングァン、キム・ウビン、イ・スヒョク、ソンジュンとともに“モデルアベンジャーズ”と呼ばれ、ドラマや映画以外にも、韓国の音楽番組『人気歌謡』のMCや、大人気バラエティ『私たち結婚しました』などにも出演し、人気を得た。
2016年に韓国で放送されたドラマ『麗<レイ>~花萌ゆる8人の皇子たち~』では、皇帝の座につき母の愛を独占するために手段を選ばない非道な第3皇子ワン・ヨの強さと悲しさを高い演技力で演じ、俳優として高い評価を得た。
さらに、2017年に放送された『王は愛する(原題)』では、イム・シワン演じる王ウォンの唯一無二の友でありながら、ユナ(少女時代)演じる少女サンと出会い、友情と愛情のはざまで苦悩するリンの、静かな情熱と優しさを見事に演じ切り話題となった。
イベントがスタートすると、音楽と共に緊張気味にジョンヒョンが登場。しかし、歌い出したところで、マイクの不具合で音声が出ず、「もう1回、もう1回」と言って、再び登場からやり直すことに。
先ほどよりも大きな歓声でファンに迎え入れられ、緊張がほぐれた様子のジョンヒョンは、ソン・シギョンの『좋을텐데(It would be good)』を歌いながら、「初めまして」「ありがとう」と声を掛けながら、ファンサービス。手を振って「お会いできてうれしいです。」と言うと、歌が終わった途端にダッシュでステージを後に(笑)。
ここで本日のMC、吉本の韓国人芸人プ・テジュが登場、全員でジョンヒョンを再びステージに呼び込むことに。「1、2、3ジョンヒョーーン!」とファンが大きな声で呼び込むと、スマホで撮影しながらジョンヒョンが登場。ファンを近くで見たいとステージを右から左へ移動して、客席のファンをじっくりと眺めると、ここからはトークへ。
2年ぶりのファンミーティングということで、「本当はもっと早く来たかったんですが、少し遅れてしまって、寒い時期でも多くの方が来て下さったので、本当にうれしいです。」と喜びを伝えると、先日の韓国でもファンミーティングを行ったが、「その時にも日本の方々がたくさん来て下さったので、その時に歌った歌とは違うものを歌いたくて準備してきました。」と日本のファンのためにたくさん準備をしてきてくれた様子。
近況を尋ねられると、「撮影が終わってから、インタビューもたくさんして、広報大使も委嘱されました。その活動をしながら、遊びにも行ったり、勉強もしたり、韓国のファンミーティングの準備をしながら、久しぶりに撮影以外での活動で忙しかったです。」と充実した日々を過ごしていたよう。
また、ドラマの撮影エピソードを聞かれると、「ドラマの撮影中によく怪我をするんですけど、撮影中に目の下を切ってしまった。」と大事には至らなかったものの、怪我をしてしまったことを明かした。
そして、ここからは、プライベートな写真を見ながらのトークへ。
『麗<レイ>~花萌ゆる8人の皇子たち~』『王は愛する(原題)』と続けて時代劇に出演したジョンヒョンだが、時代劇はメイクに2時間くらいかかり、あまり良い椅子じゃなかったので、腰が痛くなってしまったそう。
また、追いかけられるシーンで、追いかけてくる俳優さんの演技が上手すぎて、「本当に殺されるんじゃないかと思った」という本人ならではのエピソードも披露してくれた。
その他、『王は愛する(原題)』で、高い山の上にある花畑でシワンとユナ(少女時代)と撮った仲の良さそうな写真や、撮影中、使っていないカメラで遊んでいる様子、撮影セットの裏側などの写真を紹介してくれた。
『麗<レイ>~花萌ゆる8人の皇子たち~』では、本格的な悪役に挑んだジョンヒョン。
「ここまでの悪役は初めてで、最初は悩みが多くて、ちょっと気まずい感じもあったんですけど、それから本当にみんなで仲良くなりました。撮影中は睨みつけたり殴ったり、悪いことをやるのに、終わってからは仲良くなるので、ちょっと面白い感じでした。」と現場の様子を教えてくれた。
さらに「後になったら悪役の快感みたいなのがありました。悪いことをしても、演技だから仕方ない、みたいなことができるので、自分の中で隠れていた悪いジョンヒョンを出していました(笑)。」という衝撃の告白までしていた。
また、『王は愛する(原題)』は放送前に全ての作業を終えてしまう、事前制作のドラマ。事前制作ではないドラマに比べると、時間に余裕があるため、共演者ともより仲良くなって、色んな話をして、撮影の準備もできるのだそう。しかしながら、視聴者の反応を見て、続きを撮れる普通のドラマと違って、視聴者の反応がわからないまま撮影を進めていくことになるので、「他のドラマより事前制作のドラマを放映する日のほうが、倍以上緊張します。」と俳優ならではの気持ちを教えてくれた
次にやりたい役柄については、「そろそろ現代劇、そして、明るいキャラクターをやりたいです。」とのこと。会場のファンにも「どういう役をやってほしいですか?」と尋ねると、“刑事”“医者”“ラブコメディ”、面白いところでは、“詐欺師”などの声が上がっていた。
これに、ジョンヒョンは「みなさんが、ジョンヒョンにやらせてください、って色々なところに言ってください。次にお医者さんもやって刑事も全部やりました、って言えるようにお願いします!」とファンへのリクエストで返していた。
プライベートな近況については、「最近は僕より友達のほうが忙しくて、個人的にはすごく暇な時間でした。20代半ばまでは自分が忙しくて友達に会えなかったんですが、今は会社に行ったり、結婚した友達もいて、友達のほうが忙しくてあんまり会えなかったです。」ということで、最近は一人で遊んでいたそう。その中で、写真を撮るという新しい趣味ができた、というジョンヒョンは、「最近引っ越しをして、荷物を片付けたり、きれいにしていました。」という近況も明かしてくれた。
2017年は10周年だったというジョンヒョンは、10周年記念のファンミーティングと、それ以外に意味のあることがしたくて、以前もやったことがあるという捨て犬のボランティアにも参加したそう。
ファンの方にも「一緒に行きましょう。」と声を掛けたところ、とても多くの応募があったが、場所の関係で、何人かだけで行って、犬にごはんをあげたり掃除をしてあげたりしたとのことだった。
また、IUのコンサートに行って、久しぶりにIUとも会うことができた、というエピソードも披露していた。
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