「ヴィンチェンツォ」『ロ・ギワン』で主演を務め、今や飛ぶ鳥を落とす勢いの韓国のグローバルスターソン・ジュンギの最新作『ファラン(原題)』が『このろくでもない世界で』の邦題で7月26日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほかにて公開となります。
5月7日(火)韓国のゴールデン・グローブ賞と称される、第60回百想芸術大賞が発表され、主人公ヨンギュの義妹ハヤン役を演じた、キム・ヒョンソ(BIBI)が新人演技賞(女性)を見事受賞しました。
映画初出演だったキム・ヒョンソは、アーティストとしてはBIBI名義で88risingと共に発売したシングル「The Weekend」で
アメリカのラジオ市場を席巻、新しい記録を打ち出してきました。
Mediabaseトップ40のポップラジオチャートで20位内にチャートイン、さらには「コーチェラ」で2度ステージに上がるなど、
韓国のソロ女性歌手として初、最高記録を達成しています。
ある地方の寂れた町。継父からの暴力と貧困に喘ぐ18歳の少年ヨンギュと、彼の絶望感漂う瞳にかつての自分をかさねた裏社会の男チゴン。
傷だらけのふたりが交錯した時、悲劇がさらなる悲劇を生み、彼らの運命は思わぬ方向へ走り出す―――。
社会格差の闇を描き続ける韓国映画界から新たな才能が発掘された。長編デビュー作にしてカンヌ国際映画際へ導いたキム・チャンフン監督は、身体的痛みと心の叫びが渾然一体となったデッドエンドのクライム・ドラマを創出した。救いようのない現実から義理の妹を守り抜くために暴走するヨンギュを漲るエネルギーで演じ切ったのは、映画初主演のホン・サビン。大きく作り上げた体躯になまなまし傷を全身に刻んだ犯罪組織のリーダーにはソン・ジュンギが扮し、新境地を開拓した。
このろくでもない世界で、共鳴したふたつの魂にほんの一瞬でも陽が注ぐことはあるのだろうか?