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2024年8月1日19時38分 木曜日 期待の新鋭ホン・サビン×ソン・ジュンギ『このろくでもない世界で』本編映像解禁!“兄貴(ヒョン)”の手作りチゲを向かい合って手掴みで貪る2人、この夜、少年は裏社会で生きる決心をした―――

第76回カンヌ国際映画祭&第28回釜山国際映画祭に公式出品され、百想芸術大賞で4部門ノミネート、見事キム・ヒョンソが<新人演技賞>に輝いた話題の韓国映画『ファラン(原題/オランダを意味する)』『HOPELESS(英題)』が『このろくでもない世界で』の邦題で、7月26日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほかにて絶賛公開中です。早速、映画館で鑑賞した観客からは「もの凄い映画・・・妥協のないノワール!」「この”兄貴“ことチゴンの格好良さと凄み、そしてどうしようもないほどの優しさ!兄貴分の多い韓流映画でも指折りの名キャラ」「気づいたらのめり込んでスクリーンに釘付けだった」「今まで見たフィルム・ノワールの全てが詰まっていた」などと絶賛コメントがSNSを賑わせている。
この度、犯罪組織のリーダー チゴンがヨンギュに手料理を振る舞い、裏社会での生き方を教えていく、2人にとっての盃を交わしたような一夜の本編映像が解禁されました。

「教えてやるよ」チゴンとヨンギュ 2人の歯車が回り始めた夜
盃の代わりに振る舞われた手作りチゲ

ある地方の暴力が蔓延る町で貧困にもあえぐ18歳の少年・ヨンギュ(ホン・サビン)と、彼の絶望漂う瞳にかつての自分を重ねた裏社会の男・チゴン(ソン・ジュンギ)。傷だらけのふたりが交錯した時、彼らの運命は思わぬ方向へ猛スピードで走り出す―――。この度、チゴンがヨンギュに兄弟盃ならぬ、”兄弟チゲ“を振る舞い、2人の歯車がいよいよ回り始める非常に重要なシーンが解禁された。

映像では、普段は人を傷つけているであろうナイフを用い、手慣れた手つきで魚を捌くチゴンのシーンから始まる。手持ち無沙汰なヨンギュは、飲み物を用意しようと冷蔵庫から水を取り出すも思いとどまり、酒の瓶を手にする。その瓶のぶつかり合う音を聞いたチゴンから、「俺は飲まない。奴らの酒だ。飲んでもいいぞ」と言われると、ヨンギュはそっと酒を元に戻す。チゴンが作ってくれていたのはメウンタンという韓国ではポピュラーな魚のチゲだった。2人は向かい合い同じ鍋を突き始める。無言で食べ進めていた二人だが、ふとチゴンがヨンギュのキャップを取り「顔の傷は使い物になる、教えてやるよ」と呟く。これまで自分を顧みてくれる大人なんていた試しがなかったヨンギュは、初めて自分を気にかけてくれるチゴンの言葉に感動し、目を潤ませる。育ちの悪いチゴンは、手掴みで魚を食べ始める。それを見ていたヨンギュは、意を決したように同じように真似て手づかみで食べ始める。二人は見つめ合いながら、無言で魚を食らう。初めて二人の心が触れ合ったこの夜に、ヨンギュはこの裏社会でチゴンに着いて生きていく覚悟を固めるという非常に重要なシーンとなっている。
キム・チャンフン監督曰く、「メウンタンはもちろん手づかみで食べる料理ではなく、ヨンギュがこれからチゴンの住む世界へ入って真似をしていく、という覚悟を表すシーンにしたかった」という。このシーンはソン・ジュンギにとっても印象的だったようで、「ヨンギュとチゴンが共感という感情を構築する重要な瞬間だ。夜中の2時ごろから一晩中チゲを食べたが、終わるころには魚の生臭い匂いがした(笑)苦労した分、いいシーンが撮れたようでやり甲斐があった」と満足げに語っている。このろくでもない世界で、共振する魂にほんの一瞬でも陽が注ぐことはあるのだろうか?結末はぜひ劇場で確認してほしい。

ソン・ジュンギが脚本に惚れ込み、新境地を開拓!
裏社会で生きる孤独な男を演じ、圧倒的な存在感を放つ

社会格差の闇を描き続ける韓国映画界から新たな才能が発掘された。本作が初長編作品となる監督・脚本のキム・チャンフンだ。実話ではないものの、監督自身が社会で苦労した経験をエッセンスとして盛り込み、身体的痛みと心の叫びが渾然一体となった脚本に惚れ込んだソン・ジュンギがチゴン役を熱望したことから、この企画が本格的に動き出したという。ソン・ジュンギは「これは韓国映画界に絶対に必要なプロジェクトだと信じていたので、参加する機会を頂けて感謝している」とその理由を語っている。チゴンの属する犯罪組織の門戸を叩くほかなかったヨンギュは、仕事という名の“盗み”を働き、徐々に憧れのチゴンに認められていくが……。
ヨンギュ役に扮したのは映画初主演のホン・サビン。この役を勝ち取るまでに三度のオーディションを経たという。そして、ヨンギュの義妹・ハヤン役に同じく新人のキム・ヒョンソ。百想芸術大賞では<新人演技賞>に見事輝いた。アーティストとして、BIBI名義で韓国ではもちろんアメリカのラジオ市場を席巻、Mediabaseトップ40のポップラジオチャートで20位以内にチャートイン、さらには「コーチェラ」で2度ステージに上がるなど、めざましい活躍を見せている。そして長編デビュー作のキム・チャンフン監督というフレッシュなメンバーのなか、「ヴィンチェンツォ」「財閥家の末息子~Reborn Rich~」『ロ・ギワン』等で主演を務め、視聴率が「愛の不時着」を超えたと話題沸騰のTVドラマ「涙の女王」に“ヴィンチェンツォ役”としてカメオ出演。最近では小栗旬・赤西仁出演のNetflixシリーズ「ロマンチックアノニマス」への特別出演も発表されるなど、飛ぶ鳥を落とす勢いのグローバルスターであるソン・ジュンギが果たした役割は大きかった。「トキメキ☆成均館スキャンダル」「太陽の末裔」で女性ファンを夢中にさせて以来、常にトップスターであり続けたジュンギが、体脂肪を落として鍛え上げた体躯になまなましい傷を全身に刻んだ犯罪組織のリーダーという、これまで目にしたことのない姿で登場。表情や声のトーンまで徹底的に変身させて、チゴンというキャラクターを時に大胆に、時に繊細に演じ切った。その渾身の演技と若手チームとの協働がカンヌ国際映画祭&釜山国際映画祭へ導いたと言えるだろう。

映画『このろくでもない世界で』はTOHOシネマズ シャンテほかにて絶賛公開中!

『このろくでもない世界で』
<STORY>
継父のDVに怯える18歳のヨンギュ(ホン・サビン)は、義理の妹ハヤン(キム・ヒョンソ)を守るために暴力沙汰を起こして高校を停学、その上、示談金を求められる。生き抜く術のないヨンギュは、地元の犯罪組織のリーダー、チゴン(ソン・ジュンギ)の門戸を叩くほかなかった。仕事という名の“盗み”を働き、徐々に憧れのチゴンに認められていくが、ある日、組織の非情な掟に背いてしまい……。
このろくでもない世界で、ほんの一瞬でも彼らに陽が注ぐことはあるのだろうか?

監督・脚本:キム・チャンフン(初長編監督作品)
出演:ホン・サビン、ソン・ジュンギ、キム・ヒョンソ(BIBI)
配給・宣伝:ハピネットファントム・スタジオ
公式HP:happinet-phantom.com/hopeless
X:@hopeless_movie
2023年/韓国/カラー/シネマスコープ/5.1ch/原題:화란/英題:HOPELESS/123分/字幕翻訳:本田恵子/R15+
(C) 2023 PLUS M ENTERTAINMENT, SANAI PICTURES, HiSTORY ALL RIGHTS RESERVED.
TOHOシネマズ シャンテほか絶賛公開中!



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