「次はバラードでハングルがわからないかもしれないけど、温かい詩がポイントの曲です」と紹介し、ピアノの旋律がきれいに響き渡る「Closer」。ジェジュンの切々と歌いあげる声が、心にしみこんでいく。続いて、アコースティックギターの音色で構成された「End of The Road」。
普通のライブのように、合間に映像も流されたあと、舞台中央にピアノに座るジェジュン。
バラードのとどめはジェジュンのピアノ弾き語り「Life Support」。ジェジュンの奏でるピアノの音と切ない声が会場に響き渡り、観客はじっと聴き入っていた。
映像をはさんで、「Blues」に続いて、ドラマチックなかんじの「Love You Death」。生バンドとジェジュンの呼吸がぴったりあい、ジェジュンの自慢の高音の伸びのある声を最大限にいかした演奏もすばらしかった。
そして、ここからはVTR映像で、「あなたはジェジュンの顔を憶えていますか?」という問いに、まずは、ユチョンの弟パク・ユファンが登場。
「漫画のキャラみたいなイケメン」と語り、ジェジュンの似顔絵を披露。次はGUMMYが出てきて「私たち似ているといわれたこともある。ジェジュンは輪郭は細いけど男らしい顔」と似顔絵を描いた。そして、最後は、ジュンス。「ジェジュンは彫刻みたいな顔で美男子。目が印象的で、カリスマがある」と言って描いたのは、特徴ある大きな目と唇をクローズアップして描いて披露! ファンから寄せられた似顔絵も映像で公開された。
その後、赤い洋服に着替えてステージにたったジェジュン。いまやジェジュンの定番曲になった「Glamorous Sky」。
会場は、ホログラムコンサートの特性上、座って見ないといけないが、みんないかにも立ち上がって一緒にもりあがりたい様子。
ジェジュンのこの曲での間合いを把握して歓声をあげるファン。ファンとのアウンの呼吸を感じ、まさに生のライブに来ているかのような錯覚に陥った。
そのまま盛り上がったまま「Good Morning Night」。スクリーンのCGも歌に合わせ、最高潮に達したところで金テープが舞い上がり、会場は、歓喜の渦。
「みんな、疲れてない? 疲れてるでしょ?」と語りかける。
「僕は、ちょっと汗をかいてるけど、ここにいるジェジュンは本物じゃないからね、どんなに歌って踊っても疲れないからね(笑)」と言って笑わせる。
「楽しめる力残ってる?」と語りかけ、さらに楽しい曲と言って「Welcome To My Wild World」を熱唱。
Band紹介が通常のライブのようにあり、ここで改めて生バンドだと実感。さらに全員日本人で構成されているバンドだと知り、さらに驚いた。
「東京のみんな~!楽しんでますか?」と聞くと客席から「楽しいよ~」の声。
「残念ながら最後の曲です」とジェジュンが語ると「えーーー!」「やだ-!」とファンといつもの会話。
「でも、まだ新しいアルバムのなかから聴かせてない曲が残ってます。最後まで盛り上がっていきたいと思います。アルバムのタイトル曲です」と伝えて、歌ったのはロックサウンドの「Love You More」。そして「Mine」と続き、会場は最高潮にもりあがる。
「ジェジュン」「ジェジュン」のアンコールの声がかかると、シルバーのジャケットを着て再度登場。
おなじみの「One Kiss」を熱唱。
そして最後の曲は最新アルバムの中から、映画のエンディングにでて来そうな心に残るバラード「Run Away」。そして、この曲が終わるとスッとジェジュンがステージから消えていなくなった。
いまそこに立っていたジェジュンは、幻?と思わせるような演出。
新しいアルバムの曲はロックからバラードまで多彩で、どれも魅力的だった。はじめて聴くセカンドアルバムは、すばらしかった。幻のライブだったかのように、ジェジュンが一瞬で消えていった。姿は、消えてもジェジュンが残してくれたライブは、強く印象に残るライブでファンの中からは、決して消されない記憶に残るライブだったと思う。
ファンを思い描いて、ホログラムライブという大きなプレゼントを用意してくれたジェジュン。
その温かい気持ちが伝わるすばらしいライブだった。
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