2月17日(金)東京国際フォーラム ホールAにて、俳優チ・チャンウクのコンサート『JCW 3rd Concert 君におくる愛の歌』が開催された。
ドラマや映画での活躍はもちろん、ミュージカル俳優としてもこれまでにいくつもの作品に出演した実力派だけにその歌声にも定評がある。今回は全19曲という歌手顔負けのセットリストで会場に集まったファンを楽しませた。
VTRに続き、生バンドの演奏でチャンウクが登場すると1曲目の『蝶々に』がスタート。そのキラキラとした瞳と歌声に会場もうっとり。途中笑顔で手を振ると拍手が起こり、少し緊張気味に見えたチャンウクの表情もほころんでいく。
そして、「こんにちは、僕はチ・チャンウクよ。日本のファンのみなさん会いたかったです。」と愛嬌たっぷりに日本語で挨拶すると、「今回のコンサートのタイトルは『君におくる愛の歌』です。今までみなさんに聞いていただきたいと思っていた歌を、みなさんのためだけに歌いたいと思います。」と思いを伝え、2曲目の『Xing Qing』へ。ファンの手拍子に乗せて歌い、「僕のときめく気持ちが伝わりましたか?次は少し悲しい曲です。今1番会いたい人を思い出してもいいと思います。誰でしょうか?」と質問すると、ファンからは「チャンウク~」という返事。照れながらもうれしそうな表情で『会いたい』を歌うと、続けて『TSUNAMI』を韓国語バージョンで。
今回のコンサートは「本当に頑張りたいと思っていた」というチャンウク。歌の練習をたくさんしたのはもちろん、プロの歌手からもアドバイスをもらったそう。
その中でもとても力になってくれた友達の曲で、「自分よりも君のほうが上手に歌える」という言葉までもらえたという2BiCのジュニョンの曲『Bye Bye Bye』を本当に自分の曲のように歌いこなしていた。
今度は「愛の歌といえは告白ソングですよね。」と言って『君という贅沢』へ。続く『とても可愛い』ではスクリーンに日本語訳詞が映し出され、甘いムードが漂う中、曲の終盤で椅子から立ち上がると、1輪のバラを持ってそのまま客席へ。客席に座ると、隣の席のファンにバラを渡し、手にキス!日本語で「本当にきれいですよ。」と愛の告白まですると、これには会場も大興奮となり、悲鳴交じりの歓声が上がっていた。
さらに「この場にいらっしゃるみなさん全員が僕にとってはとっても可愛いです。」という甘い言葉に会場からは大きな拍手が。
『Rainy Blue』では、初めて歌うので、「ものすごく緊張しています。」と言っていたチャンウクだったが、会場からの「頑張って!」の声援に「ありがとう。」と言って見事な歌声を響かせ、会場からも絶賛の拍手が起こっていた。
9曲目の『空をかける』ではファンもスタンディングで応援。これに応えるようにチャンウクも客席に下りて行きファンの間を駆け抜けていた。
「最高です!思っていたよりも客席が広くてびっくりしました。」との言葉に会場からは笑いも。
さらに1月までやっていたミュージカル『あの日々』、最近公開された初主演映画『捏造された都市』について触れると、ここでもファンの応援に対する感謝の気持ちを伝えていた。
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