韓国の若手俳優キム・ヨンデが、自身初となる日本向けオンラインファンミーティング『KIM YOUNG DAE Japan Online Fanmeeting “My First Hello”』を3月26日に開催した。
キム・ヨンデは、韓国ドラマ『ペントハウス』などの話題作に出演し、日本でも4月からNHK Eテレの語学プログラム『ハングルッ!ナビ』へ出演するなど、注目を集めている俳優で、今回のイベントは、日本公式ファンクラブのリニューアルを記念して行われた。
オープニングでは、ヨンデのやさしい歌声を聴くことができた。歌からのスタートということでとても緊張している様子だったが、実妹の生ピアノ伴奏の応援もあり、ジンウォンの『고칠게(コチルケ)』を最後まで心を込めて歌ってくれた。
そして、「こんばんは、僕は俳優キム・ヨンデです。ありがとうございます」と挨拶すると、「とても緊張しています。ドキドキしていますけど、直接お会いできないのは残念ですが、このような形でもみなさんにお会いできてうれしいです」と日本のファンに今の気持ちを伝えてくれた。
今回のイベントでは、イベントタイトル“Hello”をキーワードに、ヨンデを知るためのたくさんのコーナーが準備されていた。
最初の“自己紹介コーナー<Hello! I am>”では、ヨンデが10問の質問に5文字で回答し、さらにその回答を掘り下げていった。
まずは“自分の性格”を「完璧な天然」だと回答したヨンデ。その理由を「僕が追求しているのは完璧なものなんですけど、どうしても抜けている部分がある」と明かしてしまう正直さがとても好印象だった。
スタイリッシュでスリムなヨンデだが、“ささやかだけど癒される確かな幸せ”は「休日の夜食」、“一生食べても飽きない食べ物”は「トッポッキとラーメン」と親近感の湧く回答。“カバンに必ず入れて持ち歩く物”として「歯みがき粉と歯ブラシ」と答えていたが、特別に見せてくれたカバンの中にも、台本を見たりモニタリングをしたりする時に使っているというタブレットPCなどと共に、チョコレートとお菓子が入っていた。
“呼ばれたい修飾語”という質問では「気になる俳優」と回答。4月からはスタジオドラゴン最新作の『流れ星』に出演、2021年のSBS演技大賞では新人演技賞を受賞するなど、すでにこれは実現しているのではないだろうか。
この新人演技賞を受賞は“最近一番うれしかったこと”としても挙げ、「おめでとう」の言葉には、日本語で「ありがとうございます」と答えてくれた。
“人生で経験した特別なこと”には、「俳優の道」と回答。さらに「俳優になって良かったと思ったのはいつか?」と聞かれると、「今です。俳優としての道を歩き始めてから、全ての経験が新鮮でトキメキのある、意味のあること、このような場を作ってくださって、感謝しています」と今日のイベントをとても喜んでいるようだった。
そして、ファンも気になるであろう作品の選び方については、「まず自分の心がひかれる作品」を選ぶそうで、「新しい作品に心がひかれる」とのことだった。
そしてヨンデの人柄をよく表していたのが、“チカラをくれるひと言”という質問の「努力したね」という回答。「上手くできたというほめ言葉よりも、努力したね、がんばったね、というほめ言葉がうれしい」と話し、結果よりもプロセスを大事にしているヨンデの人柄がよくわかる質問だった。
さらに、目に入ってきた記事で「少しずつ成長している俳優」と評されていたことについても、「俳優としてのやりがいを感じました」としみじみと語っていた。
最後に「2022年はどんな年にしたい?」と聞かれると、「健康な1年」と答え、日本のファンにも「日本にいらっしゃる全てのファンのみなさん、心より感謝いたします。健康で、幸せでいてくださったらうれしいです。ファイティン!」と笑顔を贈ってくれた。
続いてのコーナーは“作品トーク<Hello! Best Scene No.1>”。
ヨンデ自身がテーマに合わせたNo.1のシーンを発表していくもので、“僕の魅力を見せることができる 最愛の演技シーンNo.1”には、『天気がよければ会いにゆきます』の同窓会のシーンをチョイス。BGMで雰囲気が高まる中、「できません!!」と照れまくりながらも、そのシーンを再現してくれた。
“僕が見ても胸キュンする ロマンス名場面No.1”には『ペントハウス』のトイレに閉じ込められたロナを助けるシーンとロナに卒業式でピアノの伴奏をしてほしいと頼まれるシーンをチョイス。ここで実際の映像が流されたが、映像を観ながらヨンデも言っていたように「ツンデレ」なソクフンに思わず胸キュンしてしまうシーンとなっていた。
“努力の末に誕生した 情熱名場面No.1”には『浮気したら死ぬ』の17対1のアクションシーンをチョイス。代役なしで自分でこなしたそうで、スタイル抜群のヨンデがパリッとしたスーツ姿で華麗にアクションをキメる姿は完璧なものだった。現場でも拍手が起こったそうで、「現場で初めて拍手をもらったシーンなので、記憶に残っています」と満足そうな表情を浮かべていた。
さらにここでおもちゃの銃が登場。照れながらも射撃の再現をしてくれた。
“リメイクしてみたい 日本の作品のキャラクターNo.1”には『今夜、世界からこの恋が消えても』をチョイス。本を読みながら号泣してしまい、次のページをめくるのに5分くらいかかってしまったのだそう。
ここでも告白シーンを日本語のセリフで再現してくれた。
続いては、“テレパシーバランスゲーム<Hello! Heart Signal>”のコーナー。
実際のヨンデとファンがイメージするヨンデが合っているかを確かめるゲームで、事前にファンが答えたアンケートとヨンデの回答を比較していくことに。
“行ってみたい日本の場所”(A.古き良き静かな京都/B.食いだおれの街 大阪)では京都をチョイス。大阪には行ったことがあり、静かで落ち着いた街に行ってみたいとのこと。
“やってみたいレジャースポーツ”(A.長野でスキー/B.沖縄でシュノーケリング)では、ファンの予想に反してスキーをチョイス。最近はこのご時世もあり、もっぱらランニングをしているそうで、スキーを選んだ理由は「もともと冬のレジャーのほうが好き」ということだった。
“1日だけ特別な能力を与えられるなら?”(A.透明人間になる/B.瞬間移動する)ではBと即答。瞬間移動できれば「日本のファンのみなさんの前に立って、みなさんに会いたい」とうれしい理由を明かしてくれた。
“怒っているガールフレンドに対してする行動は?”(A.愛嬌を見せて怒りを鎮める/B.笑わせて怒りを鎮める)では、愛嬌と答え、何かを察した様子のヨンデ。予想通り、愛嬌を披露することになり、またしても照れまくりながら、たっぷりと愛嬌を見せてくれた。
“好きな相手に告白するなら?”(A.電話やメールで告白/B.直接会って告白)ではBと回答、96%を超えるファンと一致した。そしてここでも何かを察したヨンデ。カメラに向かい、ドキドキ感あふれる表情で、照れながらもしっかりと理由もつけて告白してくれた。
(つづく)→次頁へ