昨年12月の新メンバー「イ・ドンウォン」が加入し、新たなスタートを切ったKNK(クナクン)。今年2月には新体制での日本初ツアーを行い、その後はアメリカツアーも行うなど、その勢いが止まらない彼らが、5月15日(水)東京・Zepp Tokyo、5月16日(木)名古屋・Zepp Nagoya、5月18日(月)大阪・Zepp Nambaの日程で昨夏以来となるZeppツアー『KNK LIVE TOUR 2019 IN JAPAN』を開催した。
このツアーの東京・夜公演の模様をお届けします!
メンバー紹介映像に続き、新体制となって初めてリリースした『LONELY NIGHT』で登場したメンバー。
続く『GONE+Stay』でしっとりとその歌声を聴かせると、「日本のみなさん、こんばんは。KNKです!」と挨拶。
先ほどのしっとりと聴かせるステージとは裏腹に、一斉にファンに声を掛けるメンバーたち。
「たくさんの曲を準備したんですけど、まばたきをしている間に終わってしまいますよ、みなさん。だから、一時も目を離さず、僕たちを見て、記憶を残してください!」と前のめりに話すヒジュンだったが、ここでマイペースなジフンがウェットティッシュを求めてステージをウロウロ。
熱の込もったパフォーマンスで、汗がステージに滴り落ち、靴が滑ってしまうということで、念入りに靴の裏を拭き、満を持して次の曲へ。
『비(Rain)』『해, 달, 별(Sun, Moon, Star)』 とタイトル曲が続き、切ないメロディが心に響く『DAY BY DAY』まで歌うと、さらに熱気が増す会場。
メンバーたちも暑いようで、「僕はあんまり汗を掻くほうではないんですけど、今日はちょっと暑いですね。涙なのか汗なのか(笑)」とヒジュン。
実は今日、ジフンは風邪気味で、朝は今よりもっとコンディションが悪かったとのことだったが、ソハムが「1部が終わり生き返りました。今はもうほとんど完治しました。2部にティンカーベル(KNKのファン)のみなさんの応援がもっともっとあれば、完全に風邪は直るでしょう」と言うと、会場からは応援の声が。
当のジフンは「歌は心の病のいい薬だと思います。僕が生きているということ、息をしているということが感じられて。僕はこう考えてるんだ。音楽だけが唯一の幸せだと」とちょっとドラマチックなセリフ。
ヒジュンも「元気な曲が続きますので、元気じゃなきゃダメですよね。僕が1、2、3と言ったら声を上げて下さい!」と呼びかけ、会場のティンカーベルも元気な声を上げると、話題は今回が2回目の来日公演となるドンウォンへ。
「Zeppツアーを初めてやってみて、どんな気分ですか?」とインソンに聞かれると、「Zeppツアーは初めてですけど、日本公演は2回目じゃないですか。2回コンサートをやったからまあまあですね。冗談です(笑)」と余裕を見せるドンウォン。
しかし「2回目なので、そんなに緊張しないかと思ったんですが、始めてステージに立った時と同じで緊張しますね」と本音を明かした。
そんなドンウォンにヒジュンは「何回目に来た時に、ソロのステージをやりたいですか?僕たちは、経験をたくさん積んでからソロのステージをしたんですけど」と少し意地悪な質問。
「可能であれば、次に。ひとりでやりたい曲がもしあればひとりでやって、別のメンバーを誘ってやりたいなと思ったら・・・でもだれも手伝ってくれなそうな感じだな・・・」とつぶやくドンウォンだった。
続く『요즘 넌 어때(I Remember)』では、突発的にいつもと立ち位置を変えて歌い出すイタズラな5人。
そして『무슨 생각해(What Do You Think?)』『Think About You』とキム・テジュが作ったバラードが続き、ソハムが投げキッスを連発する場面も。
この『Think About You』は、元々短い曲で、今回ドンウォンのパートを加えるため、フルバージョンにしたそう。
「ヒジュンくんが直接歌詞を書いてくれました」とドンウォンが言うと、「ちょっとあんまり集中して聴いてなかったと思うから、音楽なしでやってみましょうか、ちょっとだけ」とスパルタなヒジュン(笑)。
ドンウォンも「絶対こういうことをさせるよね」と言いながらも素直に歌い出すと、ヒジュンはボイスパーカッション、ソハムはダンスとノリノリなメンバーたち。
さらにソハムは「日本語ちょっと上手になったでしょ」とうれしそうに話し始めると、日本語を勉強していると、韓国語と日本語が混ざったハンボノ(한국어:ハングゴ+일본어:イルボノ)が出てしまう、ということで、「今日は僕達が久しぶりのコンサートをヘッチャナ(しているん)ですよ。みなさん意味わかりましたか?クレソ(だから)僕たちが本当に気分がいいですヨソ(から)、僕たちがテンション本当にいいです」と器用にハンボノを披露してくれた。
そして日本ファーストシングルの『U (Japanese Version)』と『BACK AGAIN (Japanese Version)』を歌うと、会場からは掛け声も。
ここでソハムから、「ティンカーベルのみなさん本当に嘘のような話があります。最後の曲になります」というと、会場からは「えー!」の声。
そんなティンカーベルに「あと2曲だけになりました。でも僕たちが退場する時、みなさんが応援をしてくれれば、出てくることもあり、出てこないこともあります。それはみなさんの熱情・情熱にかかっています」とプレッシャーをかけるヒジュン。
さらに「韓国語で難しいと思いますが、一緒に歌ってくれるとうれしいです。全ての曲をお届けする時に、しっかりと真面目に歌おうと思っていますが、この曲はとても愛情を持っている曲ですので、さらに一生懸命歌ってみようと思います」と熱く語ると、『고백(Propose)』『마음씨 (Angel Heart)』という、どちらもティンカーベルへの愛が詰まった2曲を披露。
途中ヒジュンはドンウォンと肩を組んで、一緒に歌う場面もあり、メンバー同士の愛も感じられた。
「ティンカーベル、ありがとう」と言いながら、メンバーがステージを後にすると、会場からは「KNK」コール。
アンコールもたっぷりで、『아름다워(Beauty)』『너무 예뻐(Love You)』 『DAY N NIGHT』のというお馴染みの3曲を披露。
そしてヒジュンが即興?で「♪実感が沸かない~、コンサートが終わった~」と歌うと、最後の挨拶へ。
ヒジュン「この5人が動ける原動力というのは、みなさんティンカーベルではないでしょうか。みなさんが愛をたくさんくだされば、僕たちも活発に動きます。良いステージをお見せするので、これからも長く長く、元気で同じステージを共に進んでいきましょう。いつも僕たちはみなさんのすぐそばで、良い歌をお届けしますので、いつも見守ってください。戻って来るその日まで、いつも元気で、幸せでいてください」
ジフン「僕はこう思います。例えば時計は電池がないと回らないですよね。ティンカーベルは電池で、僕たちは時計、ティンカーベルがいないと、僕たちは動きもしないです。これからも日本にたくさん来て、コンサートだけでなくラジオやテレビ番組にも出て、たくさんの思い出を作っていけると思います。曲も、もっとたくさん日本語バージョンが出たらいいなと思いますし、新しいアルバムも出せたらいいなと思います」
ドンウォン「他のメンバーは僕よりも日本の活動をたくさんしてきましたが、僕は2公演しかまだ経験をしていないので、シングルも出して、もっともっといろんなことをやってみたいですね。次回来日の時は、新しいアルバムを持ってきたいと思います」
ソハム「今日は本当に楽しい時間でした。東京で思い出をたくさん作っていただいて、本当にありがとうございます。ドンウォンと一緒のZeppツアーですが、残りのツアーもティンカーベルのみなさんはたのしい時間マンドゥルドロクハゲ(作るように)します。ありがとうございます。愛してる』」
インソン「僕はすごく心配していました、この東京公演。合計で6時間くらい公演をするんですけど、以前は“弱い喉”というあだ名だったんですが、最近はすごく強くなって、体力もちゃんと分配して、無事に終えられたようです。そして僕は、ドンウォン兄さんがこんなに素晴らしい人だと思ってなかったんです。今回母から電話が来たんですが、『ドンウォンって本当にすごいと思うよ、こんな短い時間にこの多くの曲を完璧にできるなんて』と。今日も踊りを間違えるかと思って見てたんですけど、間違えなかったです(笑)」
ドンウォン「実際に、ダンスしていると、インソンと目が合う時が多いんです(笑)」
インソン「僕はドンウォンが踊りを間違うことが許せないんです(笑)。今日は本当によくやったのでドンウォンに拍手をお送りください」
ジフン「次回のアルバムも一緒に活動する方向で話しましょうか(笑)」
と最後まで笑いを誘って、「以上、KNKでした!」と元気に挨拶し、ステージを後にした。