そして、“オレの一品”というテーマトークでは、“人生で一番面白かった映画”として『スカーフェイス』を選択。子供の頃たまたまチケットを貰い、観たい映画が終わっていたため仕方なく観たが、子供心に衝撃を受け、それ以来何度も観ているそう。そしてもう一本は『ノッティングヒルの恋人』を挙げ、ヒュー・グラントのような役柄も演じてみたい、とコメント。
“愛読している雑誌”では、福山雅治が表紙の『GQ』が登場。表紙を真似る茶目っ気も見せ、会場を喜ばせると、福山主演の映画『そして父になる』の話題に。
「現実に同じような状況になったら、自分はどうするだろうと考えさせられた」というサンウだったが、「でもルッキ(サンウの愛息)は僕にすごく似てるのですぐにわかると思います。」と顔をほころばせた。
その後も、“ハマったゲーム”は『ウイニングイレブン』、“おふくろの味”は『カワニナ(巻貝の一種)のスープ』と答え、「僕も歳を重ねたら、きっと死ぬまで母の『カワニナのスープ』を思い出すと思います。」と心温まる言葉を聞かせてくれた。
続いて “素晴らしきかな人生!!”と題されたコーナーで、事前に募集したファンの “これまで生きてきてうれしかったこと、悲しかったこと”のエピソードを読み上げることに。ほっこりするものや身につまされるものまで、丁寧に話を聞いていくサンウ。自身も以前知り合いになったファンの方が亡くなってしまった経験から、「ちょっと悲しくなってしまいました。みなさんもずっとずっと健康でいてくださいね。」とファンに優しい言葉を掛ける。
エピソードが読まれた3人には、ハグとサンウが手彫りで文字を掘った写真立てが贈られた。
そして、亡くなった旦那さんが好きだった曲を偶然以前のファンミーティングでサンウが歌い、とても思い出に残っている、というエピソードから『いとしのエリー』を歌ってくれることに。心を揺さぶるステージとなった。
ここで一旦休憩をはさむと、カジュアルな衣装に着替えたサンウが登場。そして“Challenge!! Sang Woo”のコーナーへ。これは、三つのゲームを全てクリアすると、愛息ルッキくんと愛娘リホちゃんのおもちゃがもらえるというチャレンジ企画。
一つ目のゲームは“鬼ごっこ”。サンウが鬼となり、会場から選ばれた10名が5分間客席を逃げ回るというもの。無謀な企画のように思えたが、捕まえる時はハグというルールのため、みんな捕まえられたいはず、と余裕の表情のサンウ。
しかしゲームが始まると、予想外にみんな本気で逃げまくり、残り1分というところで、息切れ状態のサンウは客席に腰掛けしばし休憩。作戦を立てているようにも見えたその後、アクションさながらの身のこなしで、座席を乗り越え、ファンをキャッチ。残るは1名というところで、時間は5分を過ぎてしまったが、椎名のサービスでかろうじてOKに。
二つ目のゲームはテーブルクロス引き。ファン4名とサンウがチャレンジし、誰か1人でも成功すればOKだったのだが、結果は全員失敗。
というわけで、急遽ルールを変更、最後の “ダンシングQuiz”をクリアすればOKということに。
このゲームは、サンウがモニターを見て、即興でダンスを踊り、選ばれたファン5名が、何のダンスかを当てるというもの。『恋ダンス』など3問を見事正解に導くダンスでゲームクリア。賞品はサンウのものに。
ここで『推理の女王』で歌ったという『嘘嘘嘘』、続けて「僕の好きな歌」と言って『パルレ』を歌うと、「いつからか作品活動を休まないのが目標になりました。韓国はもちろん、日本、そして外国にいるファンのみなさんに作品を見せたいという思いが強く、一つでも早くお見せするのが唯一の喜びであり、原動力でした。日本に来ると、温かく迎えてくださるみなさんがいるので、力になります。みなさんのおかげで僕がステージでもこんな風に歌えます。」と思いを語ると、12月には『推理の女王』のプロモーションで来日する予定だといううれしいお知らせも。
最後は、『Etude』を歌って、スタンディングとなった会場と一体となり、「みなさんの人生がいつも健康でそして良いことばかりたくさんあふれていることを願っています。」とコメントし、ハートを贈りながらステージを後にした。
(完)←前頁へ