そしてVTR『麗<レイ>~花萌ゆる8人の皇子たち~』の後に、エンジのジャケットに着替えて再登場。主演ドラマ『麗<レイ>~花萌ゆる8人の皇子たち~』のOSTでEXO-CBXが歌った名曲『君のために』を歌い、最後にドラマでのセリフ「私のスよ」が入ると、会場のファンは、ジュンギの生セリフにも大歓声。
そして「マイクを向ける前までは、みなさんたくさん歌ってくださっていたのに、マイクを向けると…。でも、思った以上にみなさんが一緒に歌ってくださって感動しました。」とコメント。
そして「ダンサーの他に、今回バンドもいます。いつもとサウンドが違うでしょう?忙しいスケジュールの中、合わせて来てくれました。」と言って、ひとりずつのキャラクターが際立つように、笑いをはさみつつバンドのメンバーを紹介していく。
続いては「ムードのある曲でお届けしたい」とバンドメンバーのアコースティクギターでしっとりと歌を聴かせる選曲に。
キム・グァンソクの名曲『忘れなければならないという気持ちで』、そしてファンのみなさんから僕の声で聴きたいというリクエストがあったという映画『ONCE ダブリンの街角で』より主題歌『Falling Slowly』をしっとりと聴かせ、パッヘルベルの『カノン』の音色から山下達郎の『クリスマス・イブ』へアレンジしたジュンギからのクリスマスプレゼント曲には会場から大歓声が上がった。
歌い終わると「メリクリ~!この曲を歌うとみなさんが喜んでくれると思ったら、たくさんの人が歌ってくださって良かったです。」とご機嫌なジュンギは、先ほどの「みんなもあなたも、いい波乗ってんね!」に続けて「フー!!」と言って「さらに盛り上がろう!」と提案し、会場のファンとともに「みんなもあなたも、いい波乗ってんね!フー!!」と、会場の一体感を感じながら楽しんでいる。
会場と合わせて言った後で、「もしかして、これをご存知でない方いますか?」と聞いたら、会場のほとんどの人から手が挙がり、ジュンギは「えぇーっ!!」と声を上げ、「何やってんだよイ・ジュンギ」と自分に話しかけ自爆。「これから知っていただければいいですね。」と開き直り、「今、日本の若い人に流行だと聞いたんですよ(笑)。」と茶目っ気いっぱいのトークに会場のファンもお腹を抱えて笑った。
そして、この楽しい雰囲気のまま韓国で大人気の『サメのかぞく』でさらに盛り上がる。
「これは韓国のバラエティ番組で僕がうまく歌えなくて話題になった曲です。みなさんと一緒に遊びたくて準備しました。」と言い、愛嬌を見せながら歌い始めた。途中からは客席に降りて、ファンにマイクを向けて“♪トゥルルットゥル”の部分を歌わせるも、なかなかうまく歌えないファンに、大爆笑のジュンギ。ファンと心から楽しんでいる雰囲気がとても温かい。
その後はバラード曲『褒めてくれ』、そしてダンスナンバーでラップもある『Fiery Eyes』といろいろなジュンギを見せてくれる。
日本のファンのためにカバー曲も用意。米米CLUBの『君がいるだけで』、そしてアップテンポにアレンジしたSMAPの『世界に一つだけの花』では、会場も大合唱。ファンを飽きさせない構成もさすがである。
「次は新曲『For Us』日本語バージョンで歌ってみます。反応が良かったら日本でもアルバムを出しますね。」と話すと歓声が上がった。
歌い終えると「これはみなさんがもっと慣れてきたら『Together』に続く曲になると僕は確信しています!」と手ごたえを感じているよう。
そして、「今までありがとうございました。名残惜しいんですけど、クリスマス、楽しく過ごしてくださいね。家族のみなさんと温かい1年を締めくくってください。今日楽しかったです。次に会う時まで健康でいてください。」と言って、最後の曲『For a While』へ。
アンコールでは、DJ タイムがスタート。会場が一瞬にしてクラブに早変わりしたかのようにEDMサウンドが鳴り響き、QUEENの『We Will Rock You』、BIGBANGメドレー、『江南スタイル』、『UP TOWN FUNK』のアレンジと、アンコールで最高潮に会場とともに盛り上がる。歌い踊り、本職は俳優でなくて歌手かと思うくらいのステージ作りにジュンギのプロフェッショナルさを感じた。
歌い終わると「死にそうです、明日もあるのに…」と死力を尽くし座り込んでいた。
「僕の声がセクシーになりましたよね。僕もすごく楽しかったです。みなさんとクラブに行ったかのような感じでした。みなさんは最高です!明日、最後の公演があるから関係者にあまり興奮しないように言われたのに無理でした。最初から最後まで興奮しちゃって。明日、起きてみないと声がどうなってるかわかりません。誤解してほしくないけど、今日この場は俳優のファンミーティングです(笑)。お家に戻ったらマッサージしてください。俳優のファンミに行ったはずなのに、くたくたになるのはおかしい、とファンからクレームが来た事もありました。払い戻しをしました~」とクタクタでも冗談を飛ばすジュンギ。
そして、最後に歌ったのは『NOW』。会場に下りて最後までファンと楽しむジュンギ。ファンも、とても幸せそうで、最後まで笑顔がいっぱいあふれるステージとなった。
最後に「みなさんの俳優イ・ジュンギでした。」と言うと、会場から割れんばかりの拍手喝采が沸き起こった。
俳優という肩書きを忘れるほどのライブを繰り広げ、ファンを楽しませるために、これだけ準備をして作り込んでくるジュンギのプロフェッショナルさを感じるステージに改めて感服した。長い間、これだけのファンを離さない理由は、ドラマや映画での活躍はもちろんの事、こういったステージにも全力投球で力を抜かず、ファンの期待に応え心に残るファンサービスにもあると改めて思った。
演技、歌、ダンスどれをとってもトップクラスの才能が光るイ・ジュンギのこれからの活躍もまた楽しみである。