1月25日(月)、パシフィコ横浜国立大ホールにて、イ・ミンホの来日公演、「MINOZ WORLD -MINOZ MANSION-」が開催された。
今回の公演は“TALK CONCERT”ということで、たっぷりのトークと歌で構成されており、ドラマの裏話からイ・ミンホのプライベートな話、さらにはファンとの触れ合いも充実した公演となっていた。
ステージには左右に扉があり、会場のファンはまさにミンホの部屋にいるような雰囲気。そこにページが開かれた大きな本と大きなテーブルランプが運ばれてきて、スクリーンにはミンホが書斎でタイプライターを打つ姿が映し出されると、いよいよミンホの登場!
右側のドアから、白のハイネックとジャケットという雪の王子様のような衣装で颯爽と現れ、1曲目の『あの時のように』を歌う間、今度はステージ上の大きな本がスクリーンとなり、ページをめくるたびに過去に出演したドラマの写真や文章が映し出され、まるで絵本を見ているよう。ミンホのやさしい歌声と相まって幻想的なおとぎ話の世界の雰囲気に。
歓声が巻き起こる中、MCのYumiが登場。そしてミンホが「みなさん、こんにちは、イ・ミンホです。お久しぶりです。あけおめ。」と日本語で挨拶すると、歓声とともに笑い声も。
Yumiの呼びかけで、ミンホの「あけおめ~」にファンが「ことよろ~」と返し、???顔のミンホだったが、「“ことよろ”は今年もよろしくお願いします、の略です。」という説明で納得したミンホは「よろしくお願いします。」と笑顔で返答。
大寒波が日本を襲った昨日、日本に到着したというミンホは、「寒いのかな、と心配していたんですが、昨日よりも今日は暖かくて、祝福されているような気持ちです。」と喜びを表すと、ここからは本当に自分の部屋にいるようにリラックスしたムードでソファに腰かけてのトークタイムへ。
今年6月22日に29歳になるミンホ。20代最後の歳となるということで、 “イ・ミンホ 20代のビッグデータ”と題されたミンホのイメージをキーワードにしたVTRに沿ってトークがスタート。
まずキーワードとなったのは“財閥”と“イケメン”。
このイメージに対して、本人は「“財閥”というイメージは悪くないと思います。『花より男子』の影響が大きかったので、その後出演した『個人の趣向』『シンイ-信義-』では、あまり財力がある役ではなかったのに、少し高級感が出ていたと思います(笑)。」とのこと。
Yumiの「実際には財力がありますよね?」というツッコミには「ちゃんとお腹いっぱいになって、飢えることがない程度には(笑)。」と答えていた。
続いてのキーワードは“ドラマ”。『個人の趣向』の情熱的なキスシーンや『花より男子』『相続者たち』などの名場面が映し出されると、会場も興奮気味。
この中から本人が選んだ最高の場面は『シンイ-信義-』で愛を告白する場面。なんとその場でそのシーンのセリフを言ってくれるというサービスに、会場もうっとり。
「声も素敵ですね~」というYumiに、恥ずかしそうに、わざと高い声で茶目っ気たっぷりに「ありがとう。」と答えていた。
今度は“歴代ベストスキンシップ”と題されたドラマのスキンシップシーンが流され、会場から選ばれたファンとそのシーンを再現することに。
『花より男子』の手つなぎシーン、『シンイ-信義-』のお姫様だっこシーン、『相続者たち』のバックハグシーンの中から、ファンが選んだのは、お姫様だっこ。
「ファンの方のサイズを見てから・・・」と言っていたミンホだったが、「この方なら大丈夫ですね。もしかしたら(途中で)落としてしまうかもしれません(笑)。」と、準備運動をしてから、ファンをお姫様だっこし、ソファへ降ろすと、会場からは悲鳴が。
お姫様だっこされたファンもうれしすぎて放心状態、といった様子だった。
ここでまたYumiから「キスシーン以上のラブシーンはやらないんですか?」という鋭いツッコミがあり、「ファンのみなさんの許可を取ってからでないと。」とタジタジになっていたミンホ。
次に出たキーワードは“韓流スター”と“ファンバカ”。
「イ・ミンホにとってMINOZ(イ・ミンホのファンクラブ)はどんな存在ですか?」という質問に、「いつもいろんなところで言ってきたので、みなさんは僕の感謝の気持ちを分かっていてくださっていると思います。そして日本になかなか来られないにも関わらず、待っていて、会いに来てくださって、日本のみなさんには申し訳ないと思っています。これから、俳優として活動し続ける限り、みなさんは僕にとって大きな原動力になる存在です。」と感謝の気持ちを伝えた。
最後のキーワードは“私生活”。
プライベートであまりSNSを使用しないというミンホ。セルカが苦手で、写真自体もあまり撮らないのでアップするものがないというミンホに、Yumiからこの場でファンと一緒に撮った写真をSNSにアップしては?という提案が。
SNSということで、会場には少し戸惑い気味のファンもいたが、ミンホは快諾し、選ばれたファンは大喜び。客席をバックにツーショットの写真撮影が行われた。
最後に「20代はいかがでしたか?」という質問に、「僕がみなさんに愛されるようになってから、20代は頑張って仕事をして、作品を通してみなさんに会うというのが目標だったので、僕ができる範囲で頑張って仕事をしてきた20代だったと思います。」と20代を振り返った。
続く歌のステージでは、バンドと共に『My Everything』を日本語バージョンで歌うと、気持ちの込もった歌声に会場からは大きな拍手が巻き起こった。
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