今や海外でも一大ムーブメントとなっているジャパニーズ・シティ・ポップのブームのきっかけとなった「プラスティック・ラブ」現象を巻き起こした立役者の1人=韓国のプロデューサー/DJのNight Tempo。12月1日に発売となる自身初のメジャー・オリジナル・アルバム『Ladies In The City』のジャケット、トラックリスト、そして参加ゲストの詳細が明らかになった。
舞台は80年代後半から90年代の日本、高度経済成長を背景に社会進出を果たした都会に暮らす女性達の物語を綴ったこのアルバムのイラストを手掛けたのは、「スローモーションをもう一度」「機動戦士ガンダム バンディエラ」を手掛ける人気漫画家、加納梨衣氏。今年1月にリリースした彼のローファイ・ヒップホップ・アルバム『Concentration』のイラストも手掛けた彼女が、アルバム・コンセプトを基にどこか懐かしさを覚える東京を描いている。アート・ディレクションは「Love Actually feat. Crystal Tea」のシングルに続き、highlights inc.が担当。
そしてこのアルバムにゲスト参加する10名の女性アーティストも公開された。
BONNIE PINK、上坂すみれ、刀根麻理子、山本彩、野宮真貴、道重さゆみ、Crystal Tea、竹内美宥、十束おとは(フィロソフィーのダンス)、国分友里恵、という、80年代から活動を続けるベテラン・アーティストから、今を時めく若手アーティストまで、Night Tempoだからこそ成しえたバラエティに富んだ顔ぶれがこの一枚に集まった。
そして本日より、アルバムからの先行シングル第二弾「Wonderland feat. BONNIE PINK」が配信スタート。作詞はBONNIE PINK、作曲・プロデュースはNight Tempo。BONNIE PINKが「不思議な国のアリス」のストーリーをモチーフに、叶わなかった恋をテーマに作詞、Night Tempoがクールで迷宮感のある東京をディープ・ハウスのアプローチで表現した、疾走感溢れるナンバーに仕上がっている。夜の東京タワーとその周りの街並みをイラストにしたこの配信シングル・ジャケットも加納氏によるもの。Wonderland=夜の東京を表現していると言えよう。
またNight TempoのYouTubeチャンネルでは「Wonderland」のMVも同時公開されている。株式会社オクナックの水野那央貴氏がディレクションを務めたMVの中で印象的なダンスを披露しているのは、昨年以降、マカロニえんぴつ「生きるをする」、佐藤千亜妃「Who Am I」、たかやん「らいふいずあびっち」といった楽曲のMVに出演が相次いでいる注目の女性ダンサー、後藤栞奈氏。夜の東京各所で撮影されたMVは、多くが日本好きという彼の海外ファンにとっても、コロナ禍で日本へ来れない状況の中、今の東京を切り取った映像ということで反響を呼ぶことだろう。
12月のアルバム発売に向けてギアを加速しているNight Tempo。今後も届くニュースを楽しみにしたいところである。
《配信》
Pre-Order/Pre-Save link:https://umj.lnk.to/LadiesInTheCity
《CD》
●初回生産限定盤(UICE-9096):10インチ紙ジャケ仕様/ジャケット・ステッカー封入/¥3,300(税込)
●通常盤(UICE-1211):ジュエルケース仕様/アルバム・ロゴ・ステッカー封入(初回生産分のみ)/¥2,970(税込)
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配信開始日:2021年11月3日(水)
発売元:ユニバーサルミュージック
https://umj.lnk.to/Wonderland