最後のコーナー“ACTION QUIZ”では、抽選で選ばれた3名のファンがステージでシネと一緒にジェスチャーゲームに挑戦し、シネのジェスチャーで8問中5問正解するとプレゼントが贈られることに。ファンは“事物”“動物”“感情”という3つのテーマから1つを選び、シネのかわいい“パンダ”“ウサギ” “恥ずかしい”“イス”などのジェスチャーでそれぞれ5問正解し、シネとの2ショット写真などのプレゼントが贈られた。
間もなくイベントも終了ということで、本日の感想を聞かれ、日本のファンに対する熱い気持ちを涙ぐみながら伝えてくれたシネ。5年ぶりの再会でワクワクしながらとても会いたいと思っていたが、実際に会場で昔からファンミーティングに来てくれていたファンと再会し、「本当にありがたく、とても幸せです」と話すと、ツアー最終日ということで、「この時間が過ぎてしまうのがとても残念」とも。「日本は大好きな国」というシネは、たびたび旅行でも日本に来ていて、道端でファンに遭遇した時に、親しみ深くも照れた様子で「ファンです」と言ってくれる姿に本当に感動しているそう。ファンミーティングをこれまで1度も欠かさずにやってきた日本で、今日は久しぶりにファンとの大切な時間を過ごすことができ、「またすぐにでも戻ってきたい気持ちです」という言葉には、会場から大きな拍手が起こっていた。
この素敵な瞬間をファンとともに写真に収めると、再びバンドのメンバーがステージへ。そして「生きていると、誰かに頼ることも癒されることもできず、ひとりで大変で疲れてしまうこともあるかと思います。そんな時に私はこの歌の歌詞のように、みなさんにとっての森になってあげたいという気持ちで準備しました。私がみなさんから大きな癒しをいただいたように、みなさんが疲れて大変な時はいつでも、休んでいける、癒しになるような森になって差し上げます」と紹介し、『Forest(숲)』(原曲:チェ・ユリ)へ。温かい気持ちがにじみ出る歌声で、会場の全員を癒し、「私がみなさんの森になってあげます」と伝えた。
さらに「この曲を聴いた瞬間、ご自分を愛してくださっているファンのために書いた曲なんじゃないかなって思ったんです。今日終わったら、そうじゃないかって尋ねてみたいと思います」と紹介して歌ったのは『Wonder(기적)』(原曲:D.O.)。「私たちがこうやって出会ったのも偶然ではなく運命、奇跡に近いんじゃないか」というシネの気持ちが伝わり、会場は温かい手拍子で包まれた。
最後に「(ツアー)『Memory of Angel』の最後をみなさんと一緒に日本で迎えることができて、本当に幸せでした」という言葉とともに、ファンに感謝の気持ちを伝えたシネ。5年ぶりで、少しぎこちなく、残念に思う部分もあったようだが、「その部分を一日も早く満たせるように、一生懸命に撮影に臨んで、早く戻ってきます」と、シネらしくポジティブな言葉も伝えると、スタッフやバンドのメンバーへの感謝の言葉も。
そして誇らしげにバンドのメンバーを紹介し、最後の曲『I’m Saying(말이야)』(ドラマ『相続者たち』 OST/(原曲:イ・ホンギ)へ。最後は「楽しく笑顔でお別れしたい」という気持ちを受け、会場も楽しく一緒に歌い、「みなさん、愛してる」の言葉で、3時間にわたる公演は終了となった。
公演終了後にはお見送り会も行われ、5年ぶりの日本のファンとの再会をたっぷりと楽しんだシネ。シネの温かい人柄と、日本への愛がひしひしと感じられる公演となった。日本語力はまだまだ衰えていない様子で、時々不意に出る日本語もかわいく、今後の日本での活躍にも期待が高まった。
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