ここで準備のために、ソン・ガンが踊るようにステージを後にすると、映像を挟み、イベントは後半戦へ。全員で「ソン・ガ~ン!」と名前を呼んで呼び込むと、赤いセーターの衣装に着替えたソン・ガンが3階からサプライズ登場!赤い花を配りながら、2階、1階と会場の全フロアを時間をかけてゆっくりと回り、ソンピョンに間近で挨拶した。前回の公演では、コロナ禍の影響であまりソンピョンと触れ合うことができなかったため、今回本人たっての希望で、このサプライズが実現したのだそう。
ソン・ガンがステージに戻ると、後半戦最初のコーナー “私の恋人!ソン・ガン”へ。このコーナーでは、会場から抽選で2名が選ばれ、ソン・ガンと触れ合うことのできる4つのシチュエーションの中から1つをソン・ガンと一緒にできるということで、会場のソンピョンは大興奮。
1人目に選ばれたソンピョンがステージに到着すると、“ベンチで座る二人 肩を抱かれてふと見つめ合う”というシチュエーションを選択。ステージ上の階段をベンチに見立てて、ソンピョンが座るところを手で拭いてあげるという優しさも見せながら、日本語で「大好きだよ」と言って肩を抱き寄せると、会場からは悲鳴も(笑)。
続く2人目のソンピョンは、“歩み寄って ただ抱きしめる”を選択。ぎゅっと抱きしめてくれたソン・ガンは、「いい匂い」「筋肉がすごくて優しかった」そうで、会場には悲鳴の渦が巻き起こっていた。
さらに、前回大阪公演のみでやったため、東京公演でもやってほしいというリクエストが多かったという“ドラマ名場面を再演”を会場の全てのソンピョンを相手にやってくれることに。
再演されたのは、『わかっていても』でソン・ガン演じるジェオンが「蝶を見に行かない?」とナビを誘うシーン。ソン・ガンが韓国語で「나비 보러 갈래 ?(蝶を見に行かない?)」と始めると、ソンピョンのセリフ「どこに?」へと続くのだが、気持ちが前のめりになっているソンピョンのタイミングが合わずにNGに。3回目でようやく上手く「どこに?」を言えると、最後はソン・ガンが日本語で「僕の家」とかわいく言って、シーンが完成した。
本日最後のコーナーは“みんなで当てよう!ソン・ガンはどっち?!”。ソン・ガンがいくつかの課題に挑戦し、それが成功するか失敗するかを会場のソンピョンが予想するというもので、課題を手伝ってもらうソンピョンが会場から2名、抽選で選ばれた。
最初の課題は“じゃんけんでソンピョンに勝てる ○ or ×”で、「じゃんけん、弱いです」とソン・ガン。客席に下りて行き、会場のソンピョンから、男性1人を選び、勝負をすると、見事勝利。1部ではこれまで負けたことがなかった“にらめっこ”で負けてしまったそうで、「プライドが傷ついたんですが、そのプライドを取り戻しました」と大喜びしていた。
ここで、全部の課題をクリアすると手羽先がもらえると知らされたソン・ガンだったが、2つ目の課題“手押し相撲”では、抽選で選ばれた対戦相手のソンピョンが、高いヒールを履いていたことから、危ないのでわざと負けてあげるというジェントルマンな一面も発揮。
続いての“腕相撲”でも、手加減をして、ソンピョンに花を持たせた。
ここまで、優しさで2敗しているソン・ガンだが、最後の課題“テーブルクロス引き”をクリアすれば手羽先がもらえることに。1部公演では大失敗してしまったそうで、緊張の面持ちだったが、ソンピョンの応援も受け、何とか成功。「みなさんと近くで何かするというのがいいです」と、ゲームの感想を伝えた。
ここでソン・ガンがアンバサダーを務めるボビイ ブラウンの化粧品プレゼントの抽選を挟み、ソンピョンからのメッセージ動画が流されるサプライズイベントがスタート。客席のソンピョンも“약속할게 변하지 않은 사랑(約束するよ 変わらない愛) 언제나 네편 송편이라는 걸(いつも君の味方 ソンピョンだということを)”というスローガンが掲げ、映像が終わると「ソン・ガン サランヘ~」と、大きな声で愛を伝えた。
このサプライズに、ソン・ガンは涙を流しながらステージ上の階段に座り込んでしまい、なかなか言葉が出てこない様子。やっと「それぞれ真心を感じることができて、とても感動です」と伝えると、また涙がこみ上げ、「ありがとうございます」と日本語を絞り出すも、また涙。再びソンピョンが「ソン・ガン サランヘ~」と声を掛けると、これには「愛してる」と日本語で愛を伝えた。
スローガンを持ったソンピョンをバックに記念撮影すると、イベントも間もなく終了ということで、本日の感想を話し始めたソン・ガン。撮影で忙しく、「準備をたくさんできずに申し訳なくて」とまた声を詰まらせながら、「もともと涙もろいほうではないんですが、1回泣くとずっと涙が出てきてしまうんですよ」と言って、少し持ち直すと、「やるせない気持ちだったんですけど、楽しんでくださるみなさんの姿を見られて、感謝しています。また次も、いい機会にお会いできたらうれしいです」と、がんばって気持ちを伝えてくれた。
そして、最後は歌のプレゼント。「とても難しいんですが、歌詞がとてもいいです。みなさんにお伝えしたい言葉も入っているので、この曲を選びました」と紹介して、『Every day, Every Moment(모든 날, 모든 순간)』(原曲:ポール・キム)を、感情たっぷりに歌った。
最後は「記憶というのは、とてもいいことというよりも、何か感情がある時にだけ、いつも記憶が残るんです。今日は僕にとって、あまりにもいい記憶で、一生の大切な記憶として残ると思います。そのような記憶を残してくださって、ありがとうございます。愛しています」と、脳に関心があるソン・ガンならではの切り口で感謝の気持ちを伝えると、「みなさん、明日から出社ですよね?一生懸命生きてください(笑)。僕も一生懸命がんばりますので、次の機会にまたいい姿でお会いできればうれしいです。素敵な一日を過ごしてください」と締めくくり、ステージを後にした。
今後も続々とドラマの公開を控えており、日本でも注目を集めているソン・ガン。そんな人気俳優であるにも関わらず、自然体で飾らない姿が、ファンをとりこにしているのが、今回のファンミーティングでも感じられた。また、そんな素敵な姿を見せてくれる機会を待ちたい。