韓流Mpost

韓流Mpost

韓流Mpost(エムポスト)は、K-POP、韓流ドラマ、韓国立ち寄り話など、最新の韓国情報をお届けします!

2025年6月19日18時58分 木曜日 【インタビュー&動画】映画『秘顔-ひがん-』ソン・スンホン~キム・デウ監督と約10年ぶりのタッグ!現実のソン・スンホンの“秘顔”〈秘密の顔〉とは?!「ドラマで観るソン・スンホンは現実にはいないです(笑)」

ソン・スンホン×チョ・ヨジョン×パク・ジヒョン競演!韓国映画初登場No.1、19歳未満鑑賞禁止にもかかわらず観客動員数100万人突破の快挙を達成した話題の[R18]劇薬サスペンス・スリラー『秘顔-ひがん-』が今週末の6月20日(金)より新宿ピカデリーほか全国公開となる。
この作品でソン・スンホンは、キム・デウ監督と『情愛中毒』(2014年)以来、約10年ぶりのタッグを組み、オーケストラのオーナーの娘と婚約したことで、将来有望となった指揮者ソンジンの絶妙な心の機微を上品な色気をまとわせながら演じている。
そしてソンジンの婚約者スヨンをチョ・ヨジョン、ソンジンがその魅力にはまって過ちを犯してしまうスヨンの代理チェリストミジュをパク・ジヒョンが演じ、物語は予測不能なラストを迎える。
ソンジン、スヨン、ミジュは、それぞれどんな“秘顔”〈秘密の顔〉を持っているのか、格調高いクラシック音楽とともに3人の感情が入り乱れながら〈秘密〉が剥がされていくスリリングな展開に、最後まで目が離せない。

この作品の公開を控えた5月某日、ソン・スンホンが韓流Mpostを含む3社の合同インタビューに答えてくれた。

【インタビュー】映画『秘顔-ひがん-』ソン・スンホン

―キム・デウ監督との前作『情愛中毒』と今回の『秘顔-ひがん-』、どちらも官能的な色気のある男性を演じていますが、演じ分けた部分や前作とは異なる魅力などはありますか?
『情愛中毒』では軍人キム・ジンピョンを演じましたが、(『秘顔-ひがん-』で演じたソンジンと共に)2人とも欲望を持った人物だと思います。『情愛中毒』のキム・ジンピョンは、軍隊の中で階級を上げて昇進するために将軍の娘と婚約をしていますが、自分が思う理想の人(部下の妻)、真実の愛に出会ったと思っている人物だと思います。今回も(ソンジンは)望まない結婚をして、結婚相手の後輩と恋に落ちますが、『秘顔-ひがん-』の場合はキム・ジンピョンよりも、欲望に偏った人物ではないというところに、微妙な違いがあると思います。どちらのキャラクターも人間の内面にある欲望、人間の本能に集中しているようなキャラクターになっていると思います。キム・デウ監督の作品は、そういった他人からは見えない人間の内面の姿を引き出すようなストーリーを面白く描いていると思います。

―ソンジンを演じる上で、どのような部分に気を付けて演じましたか?
このソンジンというキャラクターは、ある意味とても憐れむべき部分もあって、実際映画の中では、全てが説明されているわけではありません。後半編集でカットされた部分もあります。今は裕福な家庭に入り、指揮者としてオーケストラのいちばん華やかな、楽団の最高の席にいる人物ですが、家族背景は両親が軽食店をやっていて、今はお金持ちの奥さんと出会って、指揮者の席まで上り詰めた人物なので、はたから見たら“成功に目がくらんだ欲深い人間”のように見えますよね。そういった理由から、ソンジンは(スヨンと)婚約をしたんだと感じました。でもプライドがあるので、そんな部分は全く表に出さないんです。ですから、僕が韓国でインタビューを受けた際にも言ったんですが、ソンジンという人物は、自分が成功したいという欲や欲望をむき出しにしているわけではないけれど、疑わしい、そんな現実的な男だと思います。だから、個人的にこの映画が嫌いということではないですが、このソンジンというキャラクターをソン・スンホンという俳優が観るとするなら、「この人物に現実に会ったら、あまり好きなキャラクターではないと思います」という冗談をインタビューで言った記憶があります(笑)。そんなキャラクターです。彼はとても華やかな部分がある反面、ある意味とても切なくて同情や憐れみの気持ちを抱かせるような面もあると思います。
そしてパク・ジヒョンさんが演じるミジュに出会うことになるじゃないですか。失踪した婚約者の代理チェリストといわゆる浮気をするという状況になってしまいますが、彼女もある意味たくさん心の傷を抱えている人物だと思います。ですからソンジンもミジュを通して、彼女も自分と同様に、たくさんの傷を抱えているという共感を覚えずにはいられず、彼女も幼い時に両親を突然亡くして、そんな厳しい状況の中でもチェリストになったということを知り、自分の心の内をさらけ出せる相手に出会ったような気がして、愛とはちょっと違うものだと思いますが、突然火花が飛ぶような感じで、簡単に浮気してしまうという状況に陥ったんだと思います。

―撮影現場では、おやじギャグで緊張感を和ませていたと伺いましたが、普段から撮影現場やプライベートでも冗談を言ったりするのがお好きなんでしょうか?
特にそういう記憶はないんですが…(笑)。僕の性格がMBTIでIなので、とても人見知りで、初対面の方と簡単に親しくなれるタイプではないんです。でも長い付き合いの親しい人たちとはよく冗談を言ってふざけたりするので、僕をよく知っている親しい人たちは、イタズラ好きで、冗談も言ったりすることを知っていると思います。でも一般的なソン・スンホンのイメージでは、冗談を言ったりするイメージがないと思いますので、ソン・スンホンも冗談を言ったり、ふざけたりするんだ、と言ってくださったんだと思います。
実際にどんなおやじギャグを言ったかは思い出せないですし、たいして面白くなかったと思うんですが、僕が言ったので、新鮮に感じられたんじゃないかと思います(笑)。

―ファンのイメージしているソン・スンホンさんと違う“秘顔”〈秘密の顔〉があるとしたら、どんなところだと思いますか?
先ほどもお話したように、親しい人たちとはよく冗談を言ったりしますし、男同士で、本当に友達同士で話す時は、ちょっと汚い言葉も使いながら、話したりもします。でもみなさんの前ではあんまり汚い言葉を使うことはできないじゃないですか。なので時々ちょっとそんな言葉を使う姿を見た方に、「えっ!そんな汚い言葉も使うんだ」と言われたこともありました(笑)。そんなこともあって、みなさんの思っているイメージと、普段の自分とはかなり違うんだなと感じるようになりました。ですので、いつもちょっと行動にも気を付けなければいけないし、そうせざるを得ない状況です。
“秘顔”…、お酒が強くてよく飲むと思われているみたいなんですが、実はビールなら2、3缶飲んだだけで酔いつぶれて眠くなります(笑)。
そして『秋の童話』、『夏の香り』で愛情いっぱいのまなざしで相手を見つめる場面がたくさんありましたが、僕は現実ではそういったことがぎこちなくなってしまって、上手く表現できないんです。とてもぶっきらぼうみたいで。ドラマで観るソン・スンホンは現実にはいないです(笑)。

―1年ぶりの来日ですが、日本に来た時の楽しみや日本食で好きなもの、また韓国料理で好きなものを教えてください。
今回も久しぶりにファンのみなさんにお会いしましたが、昨年は本当に久しぶりに来て、その時も同じようにスタッフとも言っていたんですが、日本に来るたびに、空港に降り立った時から、いつも感心しています。とても澄んだ空気ときれいな青い空、韓国でももちろん空気はいいんですが、PM2.5がひどい時期がたくさんあるじゃないですか。でも日本に来てそういったものは感じたことはなくて、それが本当にうらやましいですし、全ての食べ物が美味しいです。それから、韓国で冬にちょっとスキーを始めたんですが、日本の札幌にニセコがありますよね。その辺りにはとても素敵なスキー場があると聞いたので、冬にぜひスキーをしに行ってみたいなと思っています。
食べ物は全部美味しいですよね。僕は好き嫌いがないので。
基本的にはお肉が好きですが、歳を取るにつれて、野菜も好きになりました。子供の頃はあまり野菜は食べなかったんですが、歳を取ったら好きになりました。

―もうすぐ30周年を迎えるのに、若々しく変わらない姿を維持されていますが、デビュー当時と今も変わらない部分はありますか?
まず、30周年ということがとても恐ろしくて、時間がとても早いです(笑)。僕のシットコムのデビュー作が1996年10月21日だったので、本当に来年でそう(30周年に)なりますよね。本当に時間が早く過ぎていくと思いますし、その頃と変わっていないと思います。まだまだ未熟で物心がつかないですね。30年間それは変わらないです(笑)。韓国には“철 들면 빨리 죽는다”(物心がつくと早死にする)という言葉があります(笑)。

(完)

インタビューでは、意外な“秘顔”を明かしてくれたソン・スンホン。映画の中での“秘顔”はぜひ劇場でお確かめください。

『秘顔-ひがん-』
6月20日(金)より、新宿ピカデリーほか全国公開

<STORY>
婚約者が消えた。残された手がかりは、「あなたと過ごせて幸せだった」というビデオメッセージだけ――。
将来有望な指揮者ソンジンは、オーケストラのチェリストでもある婚約者スヨンの失踪に動揺していた。喪失感に苦しむなか、ソンジンは公演のためにチェリスト代理のミジュと対面する。スヨンの代わりはいないと考えていたソンジンだったが、言葉にしがたいミジュの魅力にたちまち惹かれていった。大雨の夜、ソンジンとミジュは、スヨンのいない寝室で許されない過ちを犯す。しかし、欲望のままに求め合う2人を失踪したはずのスヨンがすぐ<そこ>で覗いていた―

監督:キム・デウ『情愛中毒』
出演:ソン・スンホン「エデンの東」
   チョ・ヨジョン『パラサイト 半地下の家族』
   パク・ジヒョン「財閥 x 刑事」
2024年/韓国/115分/1:2ユニビジョン/カラー/5.1ch/字幕翻訳:田村麻美/原題:히든페이스/R18
synca.jp/higan
配給:シンカ/ショウゲート
(C) 2024 [STUDIO&NEW, SOLAIRE PARTNERS LLC]. All Rights Reserved.

【関連記事】

人気記事 おすすめ記事


Copyright © 韓流Mpost All Rights Reserved.
当サイトの情報の転載、複製、改変等は禁止いたします
運営者情報 ※外部サイトにリンクしています
プライバシーポリシー