K-POPグループでの活動を経て、ソロアーティスト活動をスタートしたナム・テヒョン率いる“South Club”の初の日本ツアー『South Club JAPAN 1st TOUR 2018 -夏の思い出-』が名古屋・東京の2都市で開催された。(大阪公演は地震のため中止)
ツアー最終日となった6月23日(土)には東京・新宿ロフトで2公演が行われ、ラストとなる夜公演には、会場から溢れんばかりのファンが詰めかけた。
まずは、ドラムのチャン・ウォンヨン、ボーカル・ナム・テヒョンの実弟でベースのナム・ドンヒョン、ギターのGet Kuの3人が『See you』で幻想的なムードを作り上げると、いよいよナム・テヒョンが登場。大きな歓声が上がる中、『Dirty House』を歌うと、雰囲気を変え、『Grown Up』へ。
ここで「本当にお久しぶりですね。ごはん食べた?」と、やさしい口調で話し始めるテヒョン。前方の熱~いファンに「僕本当にびっくりした。」と言って、笑いを誘うと、「東京のみなさんは本当に熱い。」とうれしそうに話し、メンバーを紹介。最後に「僕は、テヒョンです。South Clubもっとがんばります。」と挨拶すると、次の曲へ。
『Blues of D』『I Got the Blues』『Blues of A』とブルースを続けて3曲。
今までは女性のファンが多かったというテヒョン。最前列の男性ファンの熱烈な応援に圧倒されてしまったようで、「僕は女の子がいいです。冗談です(笑)。」と笑いを誘う。
テヒョンに促され、他のメンバーもコメントすることになると、まずはドラムのウォンヨンが「僕はSouth Clubドラムのウォンヨンです。」と流暢な日本語で自己紹介。続くGet Kuも「僕はギターのGet Kuです。」と日本語を披露。最後はドンヒョンが恥ずかしそうに「僕はドンヒョンです。」と自己紹介していた。そして、ドンヒョンが「楽しんでください!」と言ったものの、意味はわからず言っていたようで、通訳さんに助けを求めていた。
テヒョンからは「次のステージはメンバーたちも日本語でみなさんと喋ります。」とうれしい宣言もあり、ファンを喜ばせた。
今日の公演は歴史ある新宿ロフトでのステージとなったが、「ヨーロッパツアーで行ったロンドンのステージと本当に似ていると思います。でもみなさんはもっときれいです。これは本心です。」と甘い言葉も飛び出した。
続く『Believe U』ではテヒョンのアコースティックギターも加わっての演奏。
そして、ここからは韓国ドラマのOST楽曲が続く。
まずはEXOスホ主演の『リッチマン』から『Real Love』。そしてハン・イェスルとキム・ジソクが共演した『20世紀少年少女』から『少年少女』、最後はテヒョン1人がステージに残り、ソン・スンホン主演の『ブラック』から『Take Me Out』を披露した。
「OSTは本当に難しいです。僕の作った曲じゃないから、違うプロデューサーのディレクションを受けるので、僕のボーカルスタイルではないので難しいです。」と言っていたテヒョンだったが、その表現力は息を呑むほどの世界観を感じさせるものだった。
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