2011年のデビュー以来、数々の人気作品で主演を務め、2023年10月から放送されたドラマ『完璧な結婚のお手本』でも多くの注目を集めた俳優ソンフンの約5年ぶりとなる単独ファンミーティング『2024 Sunghoon Japan Fan Meeting – Summer Story -』が、6月21日(金)神奈川・横浜のKT Zepp Yokohamaにて昼夜2公演で開催された。
この2部公演の模様をお届けします!
オープニング映像に続き、シャツとネクタイをカジュアルに着こなしたソンフンが登場。まずは韓国のバンドThe NuTsが日本の楽曲『世界中の誰よりきっと』をカバーした『Love Fool(사랑의 바보)』を歌うと、早速客席へと下りていくサプライズも。
ステージに戻り、本日のMCのYumiも合流すると、「みなさま、こんばんは。僕はソンフンです」と日本語で挨拶。昼公演にも来てくれたファンが多いことを知ると、「どうして(昼も夜も)来てくれたんですか?」と尋ね、「サランヘヨ(愛してる)」という声が上がると、思わず「かわいい」と日本語で漏らしていた。
そしてここからはイスに腰掛け、本格的にトークしていくことに。
日本での単独ファンミーティングは5年ぶりだというソンフン。昼公演でもベストを尽くしたため、すでに声が枯れてしまったそうで、「夜公演は昼公演に比べて時間的な余裕は少しはあるんですが、ちょっと声がかすれてしまった僕と一緒に過ごすことになります」と、その長所と短所について語り、「この公演が終わって倒れることがあったとしても、最後の力を振り絞って一生懸命がんばりたいと思います」と、改めて夜公演でもベストを尽くすことを約束し、会場からも「ソンフン、ファイティン!」の応援を受けていた。
またひげが伸びるのが早いので、「1日3回ひげをそる」というYumiからの情報で、今日はもうすでに2回ほどそっていることを明かしたソンフンが、客席のファンにひげの状態をチェックしてもらう場面も(笑)。公演開始の20分前にそったというひげは、もう「チクチク」している状態とのことだった。
そして最近は休みの日には釣りに行っていると明かしたソンフンの近況を写真で振り返る“Photo Log”のコーナーがスタート。
最初の写真は、ドラマ『完璧な結婚のお手本』の撮影の合間に、ソンフンがテレビカメラでスタッフを撮っている写真。婚姻届けを書きに行くシーンの合間だったそうで、場所が区役所であること、通常は撮影の合間には寝ていることが多いということも明かしてくれた。
2枚目の写真は、愛犬ヤンヒと撮影中の写真。イヌの雑誌の撮影だったので、「主人公は僕ではなくヤンヒ」だと、うれしそうに話すソンフン。ヤンヒは日本に来る前に幼稚園に預けてきたのだそう。
3枚目の写真はスターたちが釣りをする韓国のバラエティ番組『都市漁夫』で釣りに行く時の写真。賭け事はしないというソンフンだが、釣りは賭け事と似たような感覚があるのではないかという独自の見解を示し、「釣れない時があるんですが、次に行ったら釣れるだろうと思ってもう一回行くんです。また釣れた時は、もっと大きいのが釣れると思ってまた行くんです。こういうところにちょっと中毒性があるんじゃないかと思います」と語っていた。
続いては、キスシーンも盛り込まれた『完璧な結婚のお手本』のダイジェスト映像をソンフンもステージで一緒に観ると、このドラマについての質問に。
ドラマの思い出を聞かれると、「キスシーンは観ているみなさんはいいかもしれないんですけど、撮られるほうはとっても大変です」との言葉に、会場も興味津々。1回のキスシーンで、少なくとも10回はキスをするのだそうだが、すぐに生えてきてしまうひげのせいで、女優さんの唇の周りが赤くなってしまうため、「女優さんが、僕と一緒にキスシーンを撮る時に、すごく大変そうにするんです」と、ひげの弊害があることを残念そうに伝えるソンフン(笑)。その一方で、キスシーンの前でもキムチを食べてしまうことを明かし、「その代わり、歯磨きはしっかりします」とも話していた(笑)。
そしてここで『完璧な結婚のお手本』でキム・ジェウォン役を演じたドユがゲストとして登場。「お久しぶりです。僕はドユです」と挨拶すると、シャツのボタンを留めて、ソンフンからのシャツのボタンを外すいたずらを防御しながら、ソンフンの「夜公演は(露出の)レベルを上げてみたいと思います」という言葉に震えるドユ。しかしながらドユは「ソンフンさんのレベルが上がったほうがよくないですか?」と反撃し、ソンフンの「みなさんがリアクションを激しくして、思いっきり楽しんでジャンプして遊んでくださるのであれば、ズボンを脱ぎます!」という言葉を引き出していた(笑)。
さらにソンフンは、公演を初めて観るファンに向けて、「僕のファンミーティングは高級ではありません。雰囲気を出したり、カッコつけたりということはありません。最後に僕は歌手ではありません」とあらかじめ伝えると、普段から仲がいいというソンフンとドユはどのくらいシンクロしているのかを確認するコーナーへ。
「夏と冬、どちらが好きか?」という質問では、ソンフンが「冬」、ドユが「夏」でシンクロせず、「ジャジャン麺とチャンポン」では2人共に「ジャジャン麺」、「電話とメール」でも2人共に「電話」、「焼酎とビール」ではシンクロせずという結果になった。
共演中のお互いの印象については、ソンフンがドユについて「情熱的です」と話すと、ドユはソンフンについて「イケメンです」と回答。そんなドユのシャツのボタンをまたしても外そうとするソンフンだった(笑)。
ここからは、そんな2人がファンと共にドラマのシーンを再現する“完璧な結婚のお手本 in Summer Story エディション!”のコーナーへ。抽選で選ばれたファンはステージでソンフンと演技をするだけでなく、2ショットチェキのプレゼントも。
最初のシーンは、ソンフン演じるドグクがチョン・ユミン演じるイジュに海辺で告白するシーン。足の不自由な年配の女性ファンが当選すると、すぐにソンフンとドユが駆け付けステージへ。ファンはあまりのうれしさに涙も見せていた。監督を仰せつかったドユは、「ソンフンさんが優しくバックハグをしながら愛の告白をしてください」と演出をつけると、ソンフンからはドユに「波をやってください」のリクエスト。客席も一緒に波を演じると、ソンフンは「愛してるよ」と優しくささやいて、シーンを再現してくれた。
2つ目のシーンは、ドグクがイジュにプロポーズするシーン。ここでもドユは演出をして、今度はテーブル役を拝命。選ばれた時から大興奮だったファンは、「かわいいね」というソンフンに、バックハグで指輪をはめられ、さらにお姫様抱っこもされて、喜びの絶頂となっていた。
ここでドユが「生まれて初めて波の役、テーブルの役をやってみて、本当に感激の瞬間でした」と感想を伝えると、ドユだけがステージに残り、『チェリー』(原曲:スピッツ)で歌声を響かせた。
ドユと入れ替わりで、水色のカジュアルなシャツにスカーフをネクタイのように巻いた衣装に着替えたソンフンが登場。『Truth(사실은)』(『完璧な結婚のお手本』OST)をドラマの映像とともに披露すると、「このスカーフは、公演が終わる前にみなさんの中のどなたかの手に渡っているのではないかと思います」と話し、今のうちにこの姿を残しておくためにと、ファンにフォトタイムをプレゼントしてくれた。
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