ここで全員がステージに揃うと、キューの呼びかけでウェーブをし、その波に乗るように『THRILL RIDE』へ。メンバーたちはおもむろにサングラスをかけ、軽快にパフォーマンスすると、一列に並ぶ振り付けのところで、センターステージへ。たっぷりとファンサービスもしながら『D.D.D』まで披露。キューからジュヨンのソロダンスリレーでも魅せ、きれいな紙吹雪も舞っていた。
ジュヨンは開口一番「びっくりした?」とTHE Bにうれしそうに話しかけると、沸き立つ会場。前日の東京公演1日目で、THE Bたちが『THRILL RIDE』の時にサングラスを一斉にかけるというサプライズをしてくれたことにとても驚き感動したメンバーたちは、2日目は自分たちがサングラスをかけるサプライズをしようと準備していたそうで、大成功の結果に満面の笑顔を見せていたが、ソヌから「最後の曲です」の悲しいお知らせも。最後の曲なので、後悔なく終えられるように「練習しましょうか?」とケビンが提案するも、エリックは「THE Bなら練習は必要ない」と太鼓判を押したため、そのまま『AURA』へ。その期待に応えるように、THE Bは完璧な掛け声でTHE BOYZを満足させていた。
カメラに投げキッスしたり、愛嬌を振りまきながらメンバーたちがステージを後にすると、アンコールを待つ間に『AURA』が流れ、メンバーたちも大好きなTHE Bの歌声が響き渡る会場。そんなTHE Bたちが合唱する『AURA』が終わると、ステージにはTシャツ姿のメンバーたちが登場し『Timeless』へ。もっとTHE Bの歌声を聴きたいメンバーたちは、会場にマイクを向け、これに応えてきれいな歌声で『Timeless』を歌うTHE Bたち。素敵な雰囲気が漂う中、センターステージへと移動したメンバーたちは『Love! 우린 이미 선을 넘었어(Cross Over)』を、せり上がったステージに立ってそれぞれのメンバーカラーデデコレーションされた新しくなったペンライトを持ちながら歌い、360度回転しながら、全方位のTHE Bたちに視線を贈っていた。
歌い終わると、ケビンからは「THE Bの声がとってもきれいです」、ヨンフンからは「キューさんのパートはもともとちょっともの悲しい雰囲気なんですが、ワクワクしちゃいました」とTHE Bをベタぼめするメンバーたち。公演終了の時間が迫り、エリックは「もうちょっとここにいちゃダメですか?」と末っ子らしくダダをこねていたが、メインステージへと戻ると、ひとりずつ挨拶をすることに。
エリック「みなさんのおかげで、全員でとてもいい思い出を分かち合えましたし、とても楽しくて幸せでした。僕たちTHE BOYZは、これからも少しでもみなさんの力になって、幸せを届けられる素敵なアーティストに成長していきますので、今のようにそばにいて、たくさん愛してください。生きていれば、いつも笑って幸せでいられるわけではないと思いますが、それでも僕たちTHE BOYZがみなさんのファンで、心から応援していることを忘れずに、元気を出してほしいと思います。今日もお疲れ様でした。以上、THE BOYZの末っ子、エリックでした。また会いましょうね」
ケビン「ツアーを回るたびに大切な思い出を一緒に作ってくださって、本当に心からありがとうございますとお伝えしたいです。今日が終わったら日常に戻らないといけませんが、ここで感じた幸せな感情を、日常の中でも感じていただけたらうれしいです。今日一緒に過ごしてくれたみなさんが、僕の夢をかなえてくれました。次会う時までたくさん笑っていてくれたらうれしいです。できるだけ早く、サンヨンお兄さんと戻ってきます」
ソヌ「みなさん!みなさん!いつも2回言わないと、大きな声で答えてくれませんね(笑)。今日は本当にかわいくて、とってもきれいでした。(日本語で)明日、仕事しますか?でも今日のいい思い出で、明日も来週も力強く生きていってくださったらうれしいです。日本にまたいつ来られるかわかりませんが、みなさんが待っていてくださることを忘れずに、できるだけ早く戻ってきたいと思います。(日本語で)今日、本当にあざす(=ありがとうございます)。本当に、おす(=お疲れ様です)。また、あす(=会いましょう)。また会いましょう。あしょ(=会いましょう)」
ヒョンジェ「みなさん、みなさん!あざーす(=ありがとうございます)!おーす(=お疲れ様です)!僕はただいつもTHE Bが本当に健康で、美味しいものをたくさん食べるような生活を送ってくれたらいいなと思っています。それって最高じゃないですか?そんな中、時間があったら僕たちのコンサートに来て、時間がなくても来て、とにかく健康で幸せでいましょう」
ヨンフン「本当に、めちゃくちゃ幸せでした。最高!今日が日本のツアーが終わりです。でもTHE BOYZは会社に早くカムバックさせてくださいと言うので、ちょっと待ってください。そして僕たちがあげる幸せが、いちばん小さければいいと思います。普段からTHE Bが(僕たち以上の)幸せをもっと感じてほしいですし、コンサートに来た時は楽しめるように、僕たちも一生懸命準備しますので、ちょっと待っててください。(頭をなでなでするポーズで)今日もパンダムパンダム(『쓰담쓰담:なでなで』をヨンフン風にアレンジした造語)~」
ジュヨン「みなさん、今日、めっちゃ、めちゃくちゃ幸せでした。みなさんも幸せでしたか?(次に)いつ会えるかわからないですけど、早く会いたいです。明日から仕事?学校?みんな、ひとりずつ、俺がめっちゃ応援しています。だから胸を張って、りりしくたくましく、生きていきましょう。ジュヨンが、めっちゃ応援しています。毎日祈っています、みなさんを幸せにしてくださいと」
キュー「THE Bのみなさん、声大丈夫ですか?今日本当に声が大きくて、THE BOYZみんながステージで幸せでした。日本ツアーをして、本当に面白くて、幸せです。今日も最後まで立ったまま楽しんでくださって、大きな声で応援してくださって、THE BOYZに会いに来てくださって、心から感謝しています。メンバーたちが言ったように、みなさんが幸せな日常を過ごして、僕たちが来た時には、また一緒にお会いしましょう。大好きです♡」
ニュー「THE B!THE B!!本当に2回呼ばないとダメですね(笑)。今日は幸せでしたか?歌いながらみなさんを見て、本当に幸せだったんです。近いうちにまたお会いしましょう。THE B、ちゅきちゅき大好き」
ジェイコブ「(ギターを持って)歌う曲が少しあるから、話すのはあんまりしません。何をしようかと思って、THE BOYZの曲をしようかと思って」と言って『FLAG』『Here is』を弾き語りで披露。さらに「昨日フリースタイルで歌いましたよね。楽しかったので、今日は曲を作ってみたらどうかと思って、今朝作りました」と言って日本語詞の心のこもった自作曲を披露。「僕が話したいことは、この曲でしたから。本当に感謝しています。そして僕たちに会いに来てくれて、本当にありがとうございます」
ジュヨン「歌詞が“会えなくても愛してる”?」
ジェイコブ「すぐ会えなくても、でもずっと愛してる」
ジュヨン「次のアルバムに入れましょうね、その曲」
と、素敵な曲まで披露すると、ここで写真撮影へ。しかしながら、スクリーンには『Cross Over』に乗せてTHE Bのメッセージが詰め込まれたサプライズ動画が流れ始め、その映像にくぎ付けになるメンバーたち。最後はTHE Bが『Cross Over』の「♪시간이 지나도 우리는 영원히(シガニ ヂナド ウリヌン ヨンウォニ)~너와 닮은 봄에 다시 만나기로(ノワ タルムン ボメ タシ マンナギロ)」まで歌いながら、“시간이 지나도 THE BOYZ♥THE B는 영원히 약속해 다시 만나기로(時間が経っても THE BOYZ♥THE Bは永遠に また会うって約束しよう)”のスローガンを掲げて、サプライズは大成功となった。
メンバーや客席でも涙が見える中、キューは「みなさん、時間がかかっても僕たち必ずまた会いましょうね、みなさん」と優しく声を掛ける。そしてメンバーたちもスローガンを持って再び記念撮影すると、「感動しました」と口々に話し始めるメンバーたち。しんみりした雰囲気を吹き飛ばすようにと、ジュヨンがエリックに「笑わせて」とお願いするも、エリックが感極まっており、「また会うんですから、悲しまないでください」とソヌが声を掛ける。ジュヨンも「残念ですけど、次の曲は『Shout it out』です」と、次の曲がこの雰囲気とは真逆のアゲアゲの曲であることを伝え、会場には笑いが起き始める。さらにジュヨンが「一旦笑いましょうか」と言って、「ハハハハハッ!」とみんなで無理やり笑うと、笑顔が戻ったエリックが「横浜の時も泣いちゃいましたよね。赤ちゃんですから、ごめん。たしか横浜の時は、THE Bのみなさんが、一生THE BOYZの味方だよというメッセージを持っていてくださったので感動して泣いちゃいました。THE BOYZも一生THE Bの味方ですし、THE Bがどこかに行っちゃわない限り、THE BOYZもどこにも行かないので、ずっと一緒にいましょうね」と言って、THE BOYZの合言葉でもある「THE B!THE BOYZ!GET IT?」を叫び、THE Bも「GOT IT!」と応えた。そして「早く戻ります!以上、THE BOYZでした!」と挨拶すると、最後の曲『Shout it out』へ。
メンバーたちは客席を回ってたくさんのTHE Bに挨拶すると、エリックが男性のTHE Bを見つけるたびにインタビューする場面も。即興のインタビューにも関わらず、エリックが上手にインタビューし、老若男女、幅広い層に人気があることを証明してくれた。そしてお決まりのサビを何度も繰り返して盛り上げるエンディングをやり切り、それぞれが感謝の気持ちを叫びながら、最後は定番のマイクを通さない生声での「以上、THE BOYZでした!」の挨拶でステージを後にした。
約2時間40分のステージで、チームだけでなく個人の実力や魅力も余すことなく見せてくれた『THE BOYZ
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